家族のコミュニケーション-その6 夫婦の危機を乗り越える。
最悪、ほかのだれかに心を引かれるようになったりする場合があります。
■期待大きすぎたのか現実離れしていた。
ある人たちは交際中に,『この人こそわたしが巡り会うように定められた理想の人』と
考えます。
それはロマンチックかもしれませんが,そう考えて結婚すると,
災難を招く場合があります。完全な夫や妻はいません。
『自分たちは“似合いの夫婦”』と思っていても,いろいろ問題が生じると,
夫も妻も『結婚相手を間違えた』という気持ちになるのです。
配偶者はいつも自分と同じ気持ちではありません。やはり他人ですから。
■■ではどうすればよいか■■
■配偶者の長所に注目する。
配偶者の良い特質を10個、書き出します。
10個言えないとすればまだまだその人の事を良く知らないのです。
その中から3つを選んで、例えば,夫婦ツーショットの写真の裏に記して,
会社のデスクの上などに置いておく。
あるいはモバイル機器に入力して,常に携帯します。
そして,時々そのリストを見て,なぜこの人と結婚したのかを
思い起こすようにします。
配偶者の良い特質に注目すれば,平和な関係が築かれ,相違点を辛抱できます。
―聖書の原則:ローマ14:19。
それですから,平和に役だつ事柄や互いを築き上げる事柄を追い求めましょう。
■特別の時を設けて一緒に過ごす。
結婚する前は,いつも何かを一緒に行なう時間を取り分けたことでしょう。
デートの時はわくわくしたのではないでしょうか。
楽しい時間を大切にしたいと計画を立てたはずです。
それと同じようなことを,いま行なってはいかがですか。
デートする場合のように,配偶者と一緒に特別の時を過ごす機会を計画してみましょう。
結婚記念日やクリスマス以外にです。外国では毎週一日はご夫婦だけで出掛けることを
習慣としている家庭もあります。
主に食事ですが、映画や音楽会、美術鑑賞なども含めると楽しいデートになります。
お金と心と時間のゆとりが必要です。
そうすれば,互いに引き寄せられ,予期していなかった問題にも対処しやすくなるかも
しれません。
―聖書の原則:箴言5:18。
あなたの水の源が祝福されるように。あなたの若い時の妻と共に歓べ。
■自分の気持ちを話す。
何でも相手のせいで傷つけられたと感じる場合、自分は悪くないと思える場合も,
口をきかないといった態度を取ってはなりません。なるべく早く,できるならその日のうちに,配偶者に穏やかに話しましょう。何が悪かったのかを静かに話せる状況を作りましょう。その点で積極的に働きかけましょう。
―聖書の原則:エフェソス4:26。
憤っても,罪を犯してはなりません。あなた方が怒り立ったまま
日が沈むことのないようにしなさい。
■自分の気持ちと相手の意図との間の食い違いを知る。
夫婦のどちらも決して相手を傷つけるつもりはない事でしょう。
もしも傷つけてしまったら,誠実に謝ることにより,傷つけるつもりはなかったことを
分かってもらうようにしましょう。
そのあと,これから先にうっかり傷つけてしまうのを避けるために具体的にどんなこと
ができるか,話し合ってください。お互いさまですから。
「互いに親切にし,優しい同情心を示し,……惜しみなく許し合いなさい」という聖書のアドバイスに従うのです。―エフェソス4:32。
■期待は現実的なものにする。
結婚する人は「困難な状況を招くことがある」,と聖書は書いています。(コリント第一7:28)
そのような困難を経験しても,自分たちの結婚は間違いだったと消極的に考えてはなりま
せん。お互いに相違点を理解し合うよう努力し,「引き続き互いに忍び,互いに惜しみな
く許し合い」ましょう。―コロサイ3:13。
■■結婚式の時の誓いを守る■■
結婚式の誓いの言葉を覚えていますか。それを思い起こして,『この約束をどれほどよく
守っているだろうか』と自問しましょう。配偶者は約束を守っているのか,と考えたくな
る気持ちを抑えてください。その時の誓いには,自分のすることに関して自分の述べた言
葉が含まれています。自分の誓いを守ることにそれぞれが努力を集中するなら,
その結果をふたりで喜べることでしょう。
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