家族のコミュニケーション-その10 謝るには
◆自分から謝る
でも自分は悪くないと思いますか。
ここで考えるのはどちらが正しいかを決める事ではありません。
まずは平和な関係を作る努力です。
勝ち負けで考えると、自然に
謝るイコール負けになるかも知れませんが
いつもそうではありません。負けても勝つことがあるのです。
信頼を勝ち得ると言いますが、
これはその人の勝利を意味しています。
どうすれば人からの信頼を勝ち得ることが出来ますか。
「僕を信頼して下さい」。と政治家のようなことを言いますか。
最も信頼できない人と見られてしまいます。
人からの信頼を勝ち得ること。
人との平和な関係を勝ち取ること。
その秘訣は自分を低くして、謙遜になって
自分から謝る習慣を身に着ける事です。
ある意味これは習慣、特質、性向ともいえるでしょう。
貴重な人格特性です。
◆心から謝る
謝り方の問題です。
謝ってはいてもすぐに言い訳をする。
「ごめんね。でも僕が言いたかったのは・・・」
謝っても嫌味を言う
「ごめんね。でも君もミスすることがあるじゃない。」
心から謝るのは大切です。自分の非を認めて、
相手が傷ついた事を認めましょう。
「こんなことされたら、こんなこと言われたら
誰でも傷つくよね。本当にごめんね」と言いましょう
この場合もどちらが悪いかを決めようとすると
心から謝れなくなります。
どちらも正しい場合もあります。
立場が変われば、そうなるのです。
先ほどの洗濯物のご夫婦はお互いに言い分がありましたね。
自分の事だけを考えてしまう。
自己主張が強いと
どうしても心から謝ることは難しくなります。
◆現実を受け入れる
自分も不完全で、間違いをする人間であることを素直に認めてください。
全ての人が間違いをします。
相手の状況や考えをすべて知っている訳ではありません
お互いに正しいと事も非とされるべきところもあるのです
自分が至らないところも多く、失敗もする人間だと認める事
自分を人より少しだけ低く見る事が出来れば、
人との不和をかなりの程度解決できるものです。
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