人生は時に不公平〜29〜

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サヨナラはもう慣れてるから寂しくないよ。

住ませてもらっていた女性宅を出ていかなくてはいけない時がきた。

理由は女子寮なので、見つかったので出て行ってほしいとの事でした。

理由は何でも良かった、遅いか早いかの問題だとわかってから。

別に恨んでないし、彼女にとってそれが幸せだと純粋に思った。

自分には茨城の彼女が1番で、いつか必ずまた一緒になろうと言ってくれた事を信じたかった。

出ていく期間は1ヶ月という事で了承した。

所持金は20万ちょい位あったので、安いアパートなら何とか出来ると思っていた。

しかし、金銭面よりも重大だったのが保証人がいない事だった。

未成年に保証人なしで物件を貸してくれる不動産屋さんはなかなか見つからなかった。

とにかく不動産屋さんを片っ端から回った。

都心部がダメならと思い気付けば所沢まで来ていた。

本当にこの時は自分の生い立ちを恨んだ、こんな当たり前の賃貸契約すら出来ないのかと。

30件位回った頃だろうか、とある不動産屋さんで我慢の限界を越えてお爺ちゃんに頼ろうと電話した。

しかし、親父の一件があり保証人にはもうなりたくないと言われた。

自分もお爺ちゃんの立場ならそう言っていただろう、しょうがない。

するとその不動産屋さんは言った。

「保証人を買いませんか?」

意味がわからなかった、家賃保証会社にも保証人ではないにしろ緊急連絡先人?みたいなのを付ける説明は散々聞かされていたが、保証人を買う事など可能なのか?

怪しい話だが乗るしかないと思った。

多分もうそれしか道がないと思ったから。



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根本 竜助

世の中不公平だと思いながらも生きてきた人のお話。

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