ベルリンのスタートアップエコシステムって実際どうなのか?ただの個人的感想

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データは検索すれば出てくるのでここでは超個人的な体感値と経験値だけから書いてみたい。あんまりマクロにキレイな文章を目指して書くと言いたいことが伝わらないので乱文で失礼します。

概要:結局某Rocket社エコシステム中心主義。あと幾つか似たようなグループがある。そこら辺だけ極端に資本主義&成果主義。実際に入社して働いたことが無いので、何とも言えないが、一番自分が微妙だと思うのは未だにSoundCloudとかの名前がでてくるところ。もう、いいですよね。そろそろ新しい成功事例ほしいですよね。その他の顔ぶれもそんなに大きく変わらないとおもう。N26とかいい感じがします。でも正直、有名なところは調べればでてくるので、いいとして。よく言われるのがピラミッドの頂点と底辺だけ存在して中間層がいないってとこ。自分自身もそうなんだけど創業したてとか、あとは迷走中とか多い気がします。あと金融以外でブロックチェーンネタでやってるところとか、イスラエルや東欧と繋がり深いとこが多いとかもそれっぽい特徴になるでしょうか。

シリコンバレーとくらべて:比べるデータもベンチマークもないのであくまで超主観で。前職がシリコンバレー本社の会社だったので、出張では何度もいってます。ベルリンは一応大都市で、かつスタンフォードみたいな国際的にすごい有名な大学がある訳ではないのでどちらかと言うとNYとかLONとかとそれと方向性はちかいんじゃないんでしょうか。それのちょっと地味で生活費すこし安いカオス版。あんましTECHしてるのよりもっと軽いもの、サービス的なもの、アート支援的なもの、NPOっぽいものが多い気がします。あととてもお金のある場所が偏っているというか、一部以外にはあまり回ってない印象です。エンジニア出身とかで一旗あげようみたいな人は向いてない気がします。

階級社会?:あとこれはリクルーティングサイトとかいろいろ見た上での主観ですが、年収もピラミッドの上と下が離れてて中間層がない印象です。すんごいレアポジションかシニアマネージメント(ほとんどEU人あるいはドイツ人)か、他の都市より”安い”というのがなぜか”売り”になっているジュニアポジション(EU外の人はここにより気味)にわりかしくっきり別れているように感じます。簡単にいうと日本でいう年収800万〜2000万くらいの層が極端に少ないというか、ミドルがいないというか。求人みるとボリュームゾーンが下と上ではっきり別れます。下手すると非合法まがいのインターンと言う名のポジションで激安で使われているというパターンも多数あります。これはいろんな理由があると思われますが、一つにドイツの身分社会というかマネジメントと労働者がきっぱり別れる習慣にあるのかもしれません。(小さな会社にいくと、同じ部屋にいるってことがありません)この辺はドイツの保守性というか、なんとも言えないところです。むしろ日本のほうがこの辺はあえて”あいまい”になっているパターンが多いと思うので僕は好きかもしれません。シリコンバレーの会社みたく、上司なりCEOなりに、Hi XXX!って声かける感じではないです。むしろ従業員がやたら礼儀ただしくて、そこは個人的にとても残念なんですね。(余計なお世話かもですが)ベルリンはがんばって脱ドイツ目指してるけど、ドイツっぽさが”まだ”残ってしまっている。このドイツっぽさが完全に抜けきったらグッと世界からひとが集まる気がします。このドイツっぽさっていうのは外国人にとってはとても居心地がわるいんです。(失礼)

ハイコンテクストカルチャー:なんですよねきっと、欧州は。ひょっとしたら日本以上に。だからサービスはローカル向けの物がおおく、世界MarketをというよりはDACHダッハ(つまりドイツ・オーストリア・スイスの独語圏)をまず狙っているというところが多いと思います。Linked Inとかの求人みると必ずDACHの文字が出てきます。よく日本で日本のスタートアップははじめから海外を狙わないといいますが、こっちも同じ傾向が読み取れます。というもの米国は世界的に稀なローコンテクストの国なので、だからすごいスケールができるという特殊環境なのだと思います。つくづく、アメリカってすごいとこです。

良さ:Angellistとか見るとBerlinには数字的には世界的にも多くの投資家や起業家が集まっているのは事実だと思います。ただ、数字だけだとわからないこともおおい。風潮として嫌いなのは、ベルリンは安いから良いっていう見方。安いってのはまだまだ発展途上ってことなので、むしろ物価も平均収入もはやく高くなって欲しいです。安いってのは売りにならない。良さは公共サービスが充実していて外国人でも同じように使えること。子供の学校も公共で質が高い。アート系や右脳系、ブロックチェーンなどの分散型テクノロジーと相性がよさそう?なところでしょうか。基本的にアメリカを追っかけない風潮があるので、独自性が高まる分にはいいのと、今後ドイツっぽさが抜けてローコンテクスト社会になっていけば(方向的にはそっちにむかっているようにみえます)どんどん外国人が(EU外も)集まる本物のメトロポリスになっていくはずなのでそこは期待しています。

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矢野 圭一郎

東京からベルリンに移住し起業しました。日々チャレンジがある中で思いついたものを書いてみます。

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