5話 カナダにて 2

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フライトの時間はわかっていた。



しかしながら飛行機に乗り慣れていないサンジョーはゲートが開く時間とフライトの時間を勘違いしていた。フライトの出発時間ギリギリに行けばいいのだと思っていた

(注:乗り遅れる可能性もありますし、他の乗客や航空会社にも迷惑なので時間に余裕をもって行きましょう)



フライト出発10分ぐらい前にゲートにつく。



すると、妙に人がいない。



なんだ?人気ないのか?



飛行機まだ来ないかな~いつゲート開くんだろう?



と思いながらフラフラするサンジョー。



!!??



飛行機ある!!もうゲートが開いている~!乗れるじゃん!!!



なんで?どうして!!?



どっから乗るの?なんで誰も並んでないどころか、ゲート付近に座ってもないの!?



と、思いながらゲート付近をウロウロし始めるサンジョー(笑)



なんか空港スタッフも話し込んでいて気づいてくれない。



『乗れる?』



スタッフ同士が会話しているところに割り込んで英語で聞いてみると・・・




「もしかしてしょうや?」と聞かれました。



『そだよ~』



と、答えるとスタッフたちは何かを安心したようだ。


数人のスタッフから安堵のため息が漏れる。



おそらく、チケットを持たない日本人が来るという情報があって待っていたのだろう。



しかしながらそいつがこない。フライト直前まで来ない!


乗り継ぎの時間は4時間もあったのにいない!



どうしよう?日本人どこにいるんだ?



出発したらこいつをどうすればいいんだ?



みたいな話になっていたのかな?



航空会社の事情はわからないので勝手な予想だけど(汗)



どうやらサンジョーが一番最後の乗客だったらしい。ごめんなさい。


手続きを済ませて飛行機へ向かう。



「急いで~」とせかされつつ(汗)



シートのナンバーは60。



そんなものあるのか?ウロウロしていると、CAさんが助けてくれた。



これは6Dだと。



あ。ごめん(汗)恥ずかしい。



0じゃなくてDね~と思いながら席に座る。



あれ?これは?いい席じゃないか!?ビジネスじゃないか!なんかシートがいいよ?



すげー!さっき良いことばっかり起こることにしたら起きたー!人生初のビジネスだよ!やったぜ!快適~♪



ふいに隣に座っているお姉さんと目が合う。



互いに笑顔を交わす。



あ~なんだかいい感じ~!



と、また成田でデザートを食べていた時のようにご機嫌になるサンジョーであった。

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6話 いよいよアイスランド1

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