日本経済新聞の変貌ぶりに疑問符

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今日は日曜日。朝からポストに新聞を取りに行き隅から隅までゆっくりと読むのが楽しいひと時、だった。だが、いつからだろうかその楽しみに小さな疑問符が浮かんで来て段々と大きくなっていった。それは日本経済新聞の日曜版。

だいぶ前から日経の夕刊の余りにもの薄さに購読を辞めていた。

そして、次の変化は「日経電子版」への執拗な即販。

毎週一面を費やして、日経電子版でのランキングで評判になっている話題についての「タイトル」だけが並ぶ。読みたかったら日経電子版を契約しなよ、と言わんばかりであった。

この電子版、価格は日本経済新聞購読者は既存の購読料にプラス1,000円。

だが電子版があるなら紙版はいらないや、となると4,200円。

コストがかかっているであろう印刷、運送、配達代が要らないのにこの価格は信じがたい。


話が若干それてしまったが、そう日曜版。

いつの間にか、真ん中の10数ページが厚い白っぽい紙に変更。

そこを開くと、「NIKKEI The Style」との見出し。

そして、ファッション、グルメ、旅行に関する記事?が並んでいる。

明らかに日経のイメージとは違う。

特に小学校の頃、社会科の課題で農産物の価格変動を記録する時に見た、商品市況や株の新聞とのイメージがあるからだろうか。

しかし、ライフスタイルに関する情報が欲しくて日経を買う人がどれ位いるのだろうか。

サラリーマンは自社やその属する産業の動向を把握する為に、就活生は企業研究、リクルーターとの会話の話題作りと言うのが目的であろう。

大体、10数ページにこれだけの話題を大きな写真と共に掲載しているのだから、個々の記事のボリューム、そして奥行きはどうしても浅くならざるを得ない。

それに話題のレベルが読者と合致しているのかがすこぶる疑問だ。

と、思ったら日経から発表されている資料に恐ろしいことが書かれていた。

曰く、「日経 なら日本の富裕層の6割に着実にリーチ。充実したライフスタイルに積極的な読者です。」。ここで「富裕層」とは、貯蓄投資残高3千万円以上、クレジットカード月30万円以上利用、プラチナ/ブラックカード所有、役職部長以上を言うようだ。

これら富裕層の割合が5%としては、その6割は3%。

残り97%の人々を置き去りにして、日曜日にその提唱するStyleをばら撒くのは如何なものだろうか。

元よりこの紙面の下に掲載されるブランド物等の広告収入が大きな目的であろうと言うことは誰の目にも明らか。

新聞の役割としては、まず正しい真実の報道、正しい世論の形成のはずである、この点を蔑ろにするなら「新聞」の文字を外す事をまず考えるべきではないだろうか。



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