ただ単純に生きることに疲れた

 僕の母親は、糖尿病の診断を受けてから糖尿病患者として現在も行き続けている。

 母親は、僕が精神分裂病と診断された病院にうつ病じゃないかと通院を始めて、その後入院生活を送るようになってしまった。

 母親は、インシュリン注射を自分で注射していたのだが視力が低下し始めたことにより注射する量を自己管理できなくなったために入院することになって10年以上入院生活を送っている。

 母親は、糖尿病とパチンコ依存と借金の積み重ねで精神的ダメージを受けて働けなくなって勤めていた会社を辞めることになり生活の糧を失いやむを得ずに生活保護を受けていた自分が一緒に住むことで生活保護を受給できるように手続きをしてとりあえずは死の危機を脱することになったのであるが、よりにもよって川室記念病院に通院するということが僕には信じられなかった。

 精神安定剤を飲んでいた時や川室記念病院に入院中の時に何度か母親を殺したほうがいいので内科という考えが頭をよぎることがあった。


 精神安定剤を抜いている時に何の気もなしに散歩にでたのだが、なにかに駆られるように母親の入院している病院にいかなければならないという妄想に駆られた時がいちどあり、その時に掛けていた眼鏡を犠牲にしてその妄想から逃げることができたのであった。

 

 この時の自分に命令していたものが、「悪魔の囁き」であったのだろうと考えられそうであった。

 「悪魔の囁き」が、母親の命を奪えという指示を出していたとの解釈は今でも疑問を感じている。

 悪魔の囁きというのは、お釈迦様やイエス・キリストにもあったようなのでそれ自体を否定する必要もないのだが、本当に「悪魔の囁き」だったのかは不明であるが、脳のどこかでそういったものの存在を期待している自分がいるだけなのかもしれない。

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