非正規で働くことを辞めようと思う
こんにちは、初めまして。
今日は、「非正規で働くことを辞めようと思ったきっかけ」をちょこっと。
少々おつきあいくださいませ。
大学時代に教員を目指し、その道まっしぐらで走り続けた4年間。
私にとっての大学時代は、「自由だ~~~~!!」という感じではなく、
学費を稼ぐために働き、飲み会は絶対に避ける。
とにかく返さなくて良い奨学金を獲得するため、ひたすら勉強!
父の急逝や、それが原因?の弟のヤンキー化現象。
自分の居場所がないってよく聞く話だけど、当時は本当にそうでした。
だから学校で遅くまで勉強するのが、自分の居場所だったわけですよ。うん、暗っ!!
そして4年生になっての教育実習。
教育実習を経験して、自分の未熟さに気づいたのです。
教員って、ただ分かる知識を伝えるんじゃない。
目の前の生徒にいかにわかりやすく、興味を持って伝えるかは、こちら側(つまり私)の経験が必要だ、と。
そこで思いました!
そうだ、社会人経験を積もう!
タイミングよくある方から仕事のお誘いがありました。
「この仕事、マイナーすぎてぜんぜん面接受ける人がいないんだって!やってみたら?」
それは市役所でのお仕事。
人や資料を調査して、記録として残していく。つまり歴史の本を作るお仕事。
昔から月に1回発行される「地域新聞」が大好きだった私。いつか、こうして文章を書く仕事をしてみたい。そう思っていた時期を思い出しました。
まずはやってみよう・・
ところが、この時期。箱入り娘どころか、世の中知らずだった私。
私の面接、もう笑ってください。
だってね、その当時お気に入りだった半ズボン。
超おしゃれだと思っていた男物のTシャツ。
でかい輪っかのピアス。
自分が可愛く見えるであろう、お団子頭+ちょっと後れ毛散らしちゃえヘアー。
お気に入りのリュックに靴。
面接官の待つドアを開けた瞬間、みんな凍ったよね。笑
いや、私も凍った!!
面接ってスーツなの~~~~~っ!!!!!
スーツ姿の男性7人対私。
でもね、その面接にパスしました。
たぶん、全く受ける人がいなかったんじゃないかなぁ?笑
私は環境にすごく恵まれたこともあり、とにかく社会人1年目は楽しかった。
もちろん全てが楽しいだけではなかったけど、周りの人からたくさん刺激を受けて、育ててもらった。
今でもその環境には感謝してるし、やっぱりこの方向に進んでよかったなぁって思っている。
いろんな経験が積めたからね。
でも、じゃあ非正規辞めなくてよくね?臨時職員のままでいいじゃーーん!
十分、満足してるじゃんよーーっ!
って思うかもしれないけど、「3年くらい臨時職員なんです~」って感じじゃなく、かれこれもう12年間、それで働いてきているのです。
任期満了を3回、職場を5ヵ所変えて、、未だ「臨時職員」なのだ。前はこう思っていた。
「ずーっと非正規でいいかな~、責任もないし~!」
が、しかし!見てしまったのです。新採用職員として入った人の給料をっ!!
えーっ、うそ、なにこれ~~~~~っ???!?!?!
私の方が残業してる。私の方が仕事持ってる!私の方が社会貢献している!!!!
私の方が仕事歴長いのに~~~!!!
それなのに、どうして~~~~~~っ!!
え~~っ!!
で、ふと気づいた。
「あぁ、そうか。非正規だからだ」って。笑
がっぽりお金がほしいんじゃない。今の環境が不満!という訳でもない。
じゃあなんで働き方を考えようと思ったのか。
それは、このままじゃあいつまで経っても周りのせいにして、
生きていく自分が見えたから。
私はこんな人生なんだ~。
私の環境は悪かったんだ~。
周りはみんな幸せだな、うらやましいな~。
ってね。
そしてあともう一つ。
職場が転々としてしまうストレス。
人と接することが大好きで、出会った人達と良い関係を保ってきた。
でも、私には「任期」があるから、お世話になった人とは3年後、バイバイ、なのだ。
せっかく築いた信頼関係。
せっかく手にした職場環境。
せっかく慣れてきた地域。
また新しく履歴書を書き、仕事を探してハローワーク、で面接・・・
これが非正規の現実。
どんなに実績残しても、
どんなに残業しても、
どんなに良い仕事しても、
どんなに相手に好かれても、
所詮、非正規。だから「任期」に縛られる。
ずっと仕事の内容が好きだったから、我慢してきた。
「この仕事で正規の職員になることは滅多にない」と言われていたけど、
どこかで「自分ならなれるんじゃないか」って、その奇跡を信じていた。
でも、もうそろそろ現実見ようって思った。
仕事の内容は好きだから、この仕事をフリーでやれる道を探してみようって。
私はいっつも受け身だった。
●●させられた、ってね。本当に痛い女だなって自分でも思う。
非正規になって12年。
この環境に何の疑問も持たずに生きてきた。
でも今は、もっと自分の好きな道を行っていいんじゃないかって思う。
大好きな「沖縄のこと」を、自分らしいカタチで仕事にできるんじゃないかって。
これまの環境で出会ってきた人達と、「任期」でバイバイするのはもうしたくない。
自分で作ってきた縁を、「任期」に邪魔されたくない。
お世話になった人とは、ずっと関わっていきたい。
気付くのに12年・・・
あぁ、何て長い道のりだったんだろう。
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