1ヶ月半で30万いいねを得たアプリの開発ストーリー【第2回】

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「大人の仕事脳診断」についてのお話、第2回です。
https://www.facebook.com/chimutsuku/app_242066265859813

今回のお話を書くにあたり、当時書いたペラ1の企画資料を振り返ってみました。
目標値として1月中に5万「いいね」
当時流行りを見せていた診断系アプリが、確かその程度を数字を持っていたための目標値だったと思います。
facebookでの広報の事情が当時よりは分かっている今、地道な広報活動では、たやすく集まる数字ではなく、相当うまく回さなければこの5万という数字も非現実的な目標だったなーと実感しています。
それでは続きのお話をご紹介します。

【第一波】12月28日のアップデート

仕事納めに「仕事脳診断」のアップデートを行い正月休みに突入しましたが、やはり気になるので確認したところ、翌日より早速効果が出ていました。
その時のアップデートの内容は投稿画像の改善でした。

投稿画像を楽しげにグレードアップ

具体的な改善内容は…
  • 診断結果タイトルを大きく表示
  • 診断結果の内訳の数値を細かく表示
  • 診断した本人のサムネイルを埋め込み
このような形で、ビジュアル表現を大幅にグレードアップしました。
よくある診断アプリでは数パターン固定の画像を出すものが多いですが、「仕事脳診断」では診断結果やサムネイルの埋め込みで、ユーザ個人にパーソナライズした結果を返していた事が楽しんでもらえた要因ではないかなと思います。
というか自分たちも作っていて楽しかったです。

やや難しかったスマホ対応

実は28日の前、22日にもスマホ対応のアップデートを行なっていました。
12月16日のリリース直後よりアクセス解析を見ていると、スマホでのアクセスが多いことが分かっていたのですが、利用できないという声も貰っていました。
それもそのはず、facebookアプリは(この記事を書いている現在も)スマホでの利用に対応していないので、サービス側で何とかするしかありませんでした。
「仕事脳診断」は「いいね」を押したら利用できる仕組みにしていたのですが、スマホではこの仕組みが全く使えません。
そこで、スマホでのアクセスは「いいね」の有無に関わらず、直接アクセスで利用できるように改善しました。内部的に利用者数が分かるので、まあいいだろうという判断です。


28日のアップデートで「いいね」の数が年末だけで200から5,000を超え、正月明けの仕事始めの段階で2万弱まで増えていました。
さて、いいね増加の結果だけ見ると100倍アップの大躍進です。
しかし当然その水面下ではヒィヒィと嬉い悲鳴をあげていたのです。

しかも正月に。

心休まらない正月

日付は定かではありませんが、2012年の元旦前後。
事件が起きます。

【サーバが止まる】

同業者の方から見れば、笑い話のようで全然笑えないことをご理解頂けると思いますが、上がり調子にあるサービスのサーバが止まりました。
原因は「Google App Engine(以下GAE)」の課金設定でした。
GAEとはざっくり言うとGoogleの提供しているクラウドサーバーなのですが、「仕事脳診断」のサービスはGAEを利用して動かしています。

そのGAEがアクセス急増によって当初設定していた利用額上限に達してしまい、サーバが落ちたわけではなく止められてしまったのでした。
電気代を払えなくて電気を止められた、みたいな話です。

この事態の解決に、実家にも帰らず寝正月を取っていたT君を叩き起こし、GAEの課金設定を社長の財布に直結させ、思い切り上限を上げるということで対応しました。
今思い返しても、うちのような小規模ベンチャーならではの対応です。

次の波を生む1月のアップデート

28日のアップデートを「第一波」と書きましたが、次の1月18日に行ったアップデートがさらなる「第二波」となりました。
できた機能から反映するというスモールスタートでリリースしていたので、次のアップデートで当初予定していた機能が一通り実現されたのですが、その後また思いもよらない問題が発生しました。
その第二波や新たな問題、そして「仕事脳診断」の開発を通して得たことなど含めて、次回で締めさせていただければと思います。
To be continued >

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