ベンチャーキャピタリストになったキッカケ

和田さんからのすごいキラーパスが来て「ベンチャーキャピタリストになってきっかけ」?を書くことになったわけですよ。
「なったきっかけ」なのか「なって(から何かをはじめた)きっかけ」なのか。たぶん前者だと思うので、そっちで書いてみようと思う。
そもそも論で私は真のベンチャーキャピタリストなのかというところがあり、個人として自らも出資をしてGPを務めるということをベンチャーキャピタリストというのであれば、私はまだベンチャーキャピタリストにはなってないってことになる。
ま、でも、そんな議論なんてどうでもいい気がするんでいいかな。
個人的には「香港でタクシーに足を跳ねられたけど無傷で300ドルもらった話」の方が面白いと思うんだけど、いまいち人気がないのがさみしいところ
私が新卒で入った会社は証券会社という体裁ではあるものの、とっても小さな規模で、でもベンチャーキャピタルファンドを持っていたので投資活動というオシゴトはしてました。
センター試験でうまいことマークシート塗ったら入り込めた大学がベンチャー起業家を輩出しようという野心をもった大学だったので、最初は起業とかいいなぁって思っていたけど、講義を通じてやっぱり金融とか投資とかいいなぁとか思って、それでベンチャーキャピタルの存在も知っていて、起業家を支援する側に回るっていいやんって思った次第。
といっても就職活動ではジャフコは書類で落ちて、JAICは面接で通常の3倍しゃべりまくるっという謎なプレイをしてしまい落ちてしまって、ほかに選択肢はないものかといろいろと調べている中でその証券会社にぶち当たったって、うまいことすり抜けて入った感じでござる。
ここまで書いて思ったけど、この話は面白くないな。
とりあえず最初の会社で投資活動もしながら証券会社のいろいろな仕事(M&Aアドバイザリーや引受営業やリテールも)をやっていたけど、このときの仕事が所謂”ベンチャーキャピタリスト”かっていうと、いまの自分を基準にすると青臭い若造だったなっていう気がしています。
もちろんその当時の自分も力不足を痛感していて、アポとって会いにいった社長に「何しに来たの?」と言われ1時間説教されるとかありましたし、普通に考えて社会とか会社とかビジネスってものを理解していない中で社長と対等に話をしようっていうのが土台無理なお話だと思って、事業会社で経験を積んでからもう一度ベンチャー投資という仕事をやったほうがいいのではないかと思って転職に転職を重ねて、上場企業ではファンタスティックな資本政策を実行したり、IPO準備~上場までを1年ちょっとでやりきったりとしていたわけです。
そんな経験を経て半年ほどフラフラしていたところで、ネットエイジグループ(今のユナイテッド)に入ることになるわけですが、その当時はベンチャー投資をやりたいということはもうどっかにいっていて、むしろ上場したばかりのネットエイジグループというフィールドで、財務戦略的なことを駆使していかに成長させるかっていうことを体現したかったということだったりするんですよね。
ま、そこから紆余曲折を経て2008年夏から投資事業に携わるようになるわけですが、最初は投資事業というビジネスをどうまわしていくのかという視点が強かったんだよねって。
じゃあ、本当にベンチャーキャピタリストを意識したのはいつなのか。それは次回あたりにでも書こうじゃないか

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