IT企業が総出で本気で、一人の女性の誕生日を祝ったらこうなった

これは付き合って2年を迎えた毅と舞香のお話です。
毅が舞香の誕生日に合わせて企画した沖縄ツアー。その一部始終をまとめたものです。

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2年前、腐れ縁だった友人の紹介で知り合った舞香。
早いもので彼女との付き合いは2年を超えた。
10月11日の彼女の22歳の誕生日。
毅は自分が持っているパフォーマンスをフルに使って、今までにないサプライズをしたいなと考えました。
題して、「Surprise for Maika」
今回のコンセプトは

①「モノより思い出」
②今まで経験したことのないサプライズ


この2点をコンセプトに早速社内会議が開催された。
サプライズにおいて最も大事なことは、全てにおいて事前準備。
夜な夜な行われた社内会議にて、サプライズツアーの概要がまとまった。
■目的地を知らせないミステリーツアーにする
→「3日分の着替えを用意して荷物まとめて」
こんな感じだ。
■飛行機ということだけは伝えておく
→万が一のために水着だけは用意してとアナウンス
■現地でのサプライズ
・彼女が大好きなキャラクターをiPhoneアプリにしてプレゼント
・2年間一度も手紙を書いたことがなかった毅が書き綴った、舞香への感謝の手紙
サプライズの舞台となるロケーションには、沖縄小浜島にあるビーチリゾート「はいむるぶし」のスイートルームを3泊押さえた。
1番良い部屋だ!
ー最高の時間を、最高の場所で、誰にも邪魔されずに2人きりでー

「今まで経験したことのないサプライズ」

これには2人とも大好きで愛してやまないキャラクター
「クラフトホリック」に登場してもらうことにした。
2人の共通の趣味で、家中クラフトホリックで溢れている。

ぽんた、もんた・・・と名前まで付けて可愛がっている
今回はこのキャラクターを生かし、
毅自身、スマートフォン向けのアプリ制作会社を経営していることから、
「世界に1つ、舞香のためだけのオリジナルアプリを作る」
これを今まで経験したことのないサプライズとしました。
まずは適当に理由をつけて、スケッチを書いてもらいました。


※彼女のスケッチ
この原画を元に、次に社内の敏腕デザイナーにアプリ用のデザインに起こしてもらいます。
そして、出来上がった素材を、エンジニアさんがいよいよアプリ化!
もう社内総出です。
みんな面白がってノリノリで協力してくれます。

そうして、完成したアプリがこちら

あのスケッチがこんなデザインになりました。
ゲームの主人公は毅と舞香をモチーフにした「ぽんた」と「もんた」。
そんな2人のキャラクターによるゲームアプリです。
アプリの中にSTORY性を持たせ、またアプリ内にもサプライズを仕込みました。
このアプリと合わせて書いた毅から舞香への感謝の手紙。
2年間直筆の手紙なんて書いたことがなかった毅は、1週間に渡り悩んだ末ようやく手紙を書き上げました。
持てる総力を結集して考えた今回の誕生日サプライズ。
迎えた当日、
果たして舞香は喜んでくれるでしょうか?

迎えた出発当日

10月9日、沖縄へ旅立つ日。
見上げた空は、毅の不安をよそに晴れ渡っていた。
彼女の人生に残る最高の誕生日にしたい。
毅の想いは高なった。
最高の場所で、最愛の舞香と過ごす4日間。
文字通り最高の時間だった。
2人だけのプライベート空間

旅のお供はいつもミニこんた、ぽんたともんたはお家でお留守番です。

全ての出来事が2人の思い出に花を添えます
いよいよ迎えた10月11日、舞香のバースデーの夜。
アプリの制作もギリギリも間に合ったので、夜さり気なく舞香のiPhoneにダウンロードして見せます。
「舞香のデザインがアプリになったんだよ」
そして
「このアプリは世界に1つ、舞香のためだけのアプリなんだよ」
そう言って・・・
・・・
・・・
結果は大成功でした!
あの時の彼女の喜ぶ顔は今でも鮮明に覚えています。

ゲームのSTORYはこれからもずっとよろしくねという意味を込めて、毅がモチーフのキャラクター「もんた」が、舞香がモチーフのキャラクター「ぽんた」の待つ家に帰るというゲーム。
ゲーム終了時には舞香へのHappyBirthdayメッセージ。

これにもとても喜んでくれた。
そしてもう一つのサプライズ。
毅から舞香への初めての手紙。
満点の星空の下、海辺で並みの音をバックミュージックに読み上げた。

舞香へ

ちゃんとした手紙を書くのは初めてだね
いつも言えなかった言葉を言葉にします。
舞香と出会ってから早いのものでもう2年ちょっと立ったね。
あっという間だったけれど、色んなことがあった。
言い争いもしたし、時に舞香を悲しませたこともあったと思う。
それでも俺に付いて来てくれる舞香に、いつもとても感謝しています。
今は仕事も大事、たくさんの方々に支えてもらって仕事ができている。
シンドイ時に助けてくれた人たちの感謝を忘れずに機会がきたら自分が支えて上げれるような人間でありたい。
でも、いつも大切なのは舞香だけです。
あまり言わなかったけれど、
大好きだよ
その気持ちは変わらない。
これからもずっとよろしくね。   
毅 より

舞香の反応は・・・

この手紙にもとても喜んでくれた!
事前準備に約1ヶ月、そして社員全員が一丸となったからこそ出来た今回のサプライズ。

サプライズ後には、すぐにLINEでみんなに報告。

みんなもとても喜んでくれた。


通常の仕事以外の時間に頑張ってくれたみんなには、たくさんの沖縄土産を持って帰った。

そして、彼女の満足そうな笑顔を見れたことが何よりの幸せとなった4日間だった。


舞香さんからの喜びのコメント

「ぽんたのアプリは、前からあったらいいなと思っていたのでこんな可愛い形で登場させてくれて本当に嬉しかったです。」
「口で伝えるのも大事ですけど、手紙で気持ちを伝えてもらうのはこんなに感動するものなんだなと思いました。」
そして・・・


「彼との平和で充実した日々がこれからも続く事を願います。」


ちなみにプレゼントしたアプリはこちら
「ぽんたCHUDOKU」

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