男子1人女子39人のクラスで学んだこと

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高校時代はクラスでぼっちだった

今の自分は友達いっぱい!でも、高校時代はクラスでぼっちだったよ。
高校生のみなさんこんにちは。北海道の大学に通う菱田拓也です!ひっしーと呼んでね!

みんな漢検とか英検とか持ってる人もいると思うんだけど、おれ高校時代ちょっと珍しいような資格を取ったんだ。実は調理検定被服検定を持ってるさ。笑
なんでそんなのを持ってるかっていうと、高校時代普通科じゃなくて人間生活科っていうところに通ってたんだ。ここは調理とか福祉を勉強するところ。そこで福祉の勉強をしたくて俺は進学した。福祉の勉強をしたい一心で入学してみたら、40人のクラスで男子が俺だけだったんだ。

それまで野球部だったから男子とばっかり仲良くて女子と話すこととか全然なくて、女子があんまり得意じゃなかった。男子ならわかってくれるよな?笑
そんな中で生活を始めて、最初はクラスメイトも話しかけてくれたんだけど、俺がうまくコミュニケーションをとれないから、結局みんな離れていった。気がつくとひとりぼっちに。ひとりぼっちになっただけならまだしも、悪口とか言われるように。「何か言えよ」とか「ふざけんなよ」とか。

すごく周りの声に敏感になった。周りの反応に臆病になって、ずっと聞き耳を立てて教室で過ごしてたんだ。だれが何をした、今日わたしはこうだ!そんな他愛もない会話もいっぱいいっぱい聞こえてきた。そんな中でクラスメイトっていうものを知っていくことになった。

夢を持ってるクラスメイト達


調理師、介護福祉士

どんなヤツらだったかっていうと【みんな夢を持ってる】【クラス大好き】そんなクラスメイトだった。みんな例えば調理師になりたいとか、介護福祉士になりたいとか目標をもってた。それだけじゃなくてその夢にむかって頑張ってたんだ。そして何よりもすごいと思ったのが、あいつらはクラスが大好きだった。

行事のたびにバカみたいに熱くなって、一年生なのに学祭優勝したいとか体育祭も時間つくって練習したりとか。学校楽し過ぎてめっちゃ朝はやく来るやつもいたりとか。そんなクラスメイトを知ったとき、こいつらかっけーーー!!!!!って思った。自分はこんなに学校つまんないって思ってるのに、夢持ってて、学校楽しそうに過ごしてるクラスメイトがキラキラして見えた。知れば知るほどクラスメイトのことを好きになったし、憧れた。
でも、自分は嫌われてるって思ったから自分から話しかけれなかったし、やっぱりひとりぼっちのままだった。

進路選択

そんななかで、2年生の秋になり進路選択の時期になった。受けたくないけどたまにある進路の先生からの講演会。そこで言われたことがある。人間生活科の卒業生で、とある有名大学にAO入試で合格した先輩の話をされた。
勉強もできるしいろんな活動をしててオシャレでかわいいその先輩は、人間生活科のぼくらの憧れだった。その先輩の話をされた。「あいつはほんとにすごかったし、高校生活を充実させてた。それに対しておまえらどうなのよ?ただ、ダラダラ学校来てるだけじゃないの?」みたいな事を言われた。

あの先輩と同じ大学に一般入試で合格してやろう!!


おれはそれ聞いたとき、ふざけんな!!!って思った。おれはクラスメイトが夢を持っててそれにむかって頑張ってて、しかもクラス大好きで学校生活世界一楽しそうに過ごしてるクラスメイトのことを知っていたから、たかだか数学とか英語とかそんなものを勉強していないだけでバカにされて見下されたのが許せなかった。すごく悔しくて、先生を見返してやりたいって強く思った。
でも、どうしていいのかわからなかった。悩んで悩んで、行き着いた答えが、【あの先輩と同じ大学に一般入試で合格してやろう】だった。これだけ勉強ができないと見下されたクラスから、先輩と同じ大学にしかも一般入試で合格したら、見返せるんじゃないかなって思えた。

本気で望んだ、受験。

すごく強い決意で受験しようと思えたから、そっから勉強にめっちゃ身が入った。いままで勉強なんてテスト前しかしてこなかったけど、生活が一転して勉強漬けになった。高校生のみんななら、わかると思うけど家にいたら漫画・ゲームにケータイがあって、なかなか勉強に集中できないよね?
おれもみんなと同じタイプだったから家ではなかなかできなかった。だから、学校なら漫画もゲームもないから勉強できるかなって思って学校で勉強を始めた。放課後教室で残って勉強していると、ちょこちょこ出入りするクラスメイトがいっぱいいた。急におれが教室で勉強をはじめたもんだから、珍しそうに「なにしてんの?」とか話しかけられた。それに対して勉強してるとか、雑な返ししか出来なかったけどコミュニケーションが生まれた。

同級生とコミュニケーションが広がりだした。

クラスメイトは更に「アメあげるか?」とか言ってくれたりとかして、少しずつコミュニケーションが広がった。少しずつコミュニケーションが広がったらちょっとだけだけど、仲良くなれたかなって思えた。
でも、やっぱりこいつらおれのこと嫌いなんだろうなっていう感情も拭えなかった。

認めてくれた、クラスメイト。

たまたまずっと席が隣だった子もいて、その子はすごく話しかけてくれたんだけど、同じようにおれのこと嫌いなんだろうなって思ってた。
そんななかでずっと勉強してきて、おれはずっとひとりで勉強を頑張ってきたと思ってた。同じ目的で受験する友達もいなければ、同じ大学を受ける友達もいなかった。ずっとひとりでやってきて、すごく苦しかったし辛かった。
ひとりで抱えてるのが不安で、誰かに聞いて欲しかったけど話す相手がいなかった。そんな中でずっと隣だった、いっぱい話しかけてくれる子。
どう思われるかわからないし、キモいって思われるんだろうなって怖かったけど、ひとりで抱えてるのが辛かったから【先輩と同じ大学を受けること】【先生を見返したいこと】を話してみた。するとその子はうんうんって言いながら、最後に「私、たっくんのこと応援してるよ」って言ってくれた。

誰かが、見てくれている。

受験ってずっとひとりで頑張ってきたって思ってたけれど、それはおれの思い込みで周りのみんなって声かけてくれないだけで【ちゃんと見ててくれたんだ】って思えたときに、応援してるって言葉をもらって、受験頑張れるとかじゃなくて何よりも【クラスに居場所できたな】って強く思えた。初めてクラスメイトに認められた気がして、すごく嬉しかった。居場所できたって思えたら、自分がこの人間生活科の一員なんだって自信持って、胸はれて言えた。


壁を取り払って広がった、友達の幅。

この経験があったから、今の自分はすごく友達の幅が広がった。昔だったら苦手なやつとか、嫌いなやつがいたら壁をつくって関わらないようにしてた。だから高校始めのときもぼっちになった。でも、今は苦手だなって思ってもこいつもっと良いところあるんだろうなとかって自然と考えられるようになって、相手のことをもっと知ろうと思えるようになったよ。

周りの人と仲良くなるキッカケは、身近にある。

だから、この話を通じてみんなに伝えたいのは、【周りの人と仲良くなるきっかけは身近にある】ってこと。おれのきっかけって受験だった。でも、受験始めたからって友達と仲良くなれるわけないよね?でもおれは仲良くなれた。

そこには何があったかっていうと、おれはクラスメイトの夢持ってる姿とか、クラス大好きっていう気持ちを知って、好きになった。逆にクラスメイトは、おれがクラスメイトが見下されてむかついて受験始めたこととか、単純に頑張ってる姿とかを見て、認めてくれた。お互いがお互いのことを知り合えて、初めて仲良くなれたんだ。

だから、いま人間関係で悩んでたりとか、苦手なやつがいるって人には【相手のことを知ることから始めよう】ってことを伝えたい。
相手のいい部分とか悪い部分を見てあげられたら一番いいんだけど、いきなりそれって難しいから、あいつ今日昼何食ってる?とか、シャープペンなに使ってる?とか、そんなとこからでいいから、相手のことを知ろうという気持ちを大事にしてほしいなって思います。

そうするときっと相手のいい部分悪い部分がいずれ見えてきて、すると人間関係少しはよくなるんじゃないかなって思います。最高の高校生活にしてください。高校生活を自分の人生の伝説にしてください。ばいばい!!
読んでよかった
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なんといいますか、素敵な人だなと思いました(^^)

文章が流れてるようでとても読みやすかったです。

実体験とはいえ、その場にいるような気になりました。またお話をきかせてください。

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