12年半のサラリーマン人生から起業してみて

起業して1ヶ月が経ちました。
まだ1円も売り上げてない状況なので、起業や社長業について偉そうなことは全然言うつもりはないのですが、自分なりに今までの12年半のサラリーマン人生との違いなんかを書き留めておこうと思います。
書いてたら全然まとまりのないものになったので、自分のための備忘録として書いておきます。何かのご縁で読んで頂く方もいるかもしれませんが、読み辛いところとかは無視してくださいませ。。。


これまでのサラリーマン人生の振り返り

まず、これまでのサラリーマン人生で何をしていたかを振り返ると、大きくは3社で働いていました(転籍したり子会社の仕事をしたりとありましたが、まぁだいたい3社)。
プログラマ、SE、営業マン、営業企画スタッフ、営業リーダー、営業マネージャーなどから、最後は上場企業の子会社社長までと、仕事の種類や役職などを考えると本当に色々なことをやらせてもらったと思います。
(その他、司会業、宴会芸、忘年会での芸なども色々とやらせてもらいました)

初めてやることはどれも刺激的で、本当に楽しみながら仕事をしていたような気がします。その反面、慣れてくるとどうしても飽きが来て馬力が出ないという状況もよくありました。
管理職になるにつれてイマイチ馬力が出ない状態が多かったようにも思います。一緒に仕事をしていた皆さん、すみませんでした。。。

いざ起業してみて

さて、上記のようにずっとサラリーマンをやってきていましたが、いざ起業してみるととにかく色々な変化があるなぁと思います。
何が変わったか、思いつくのを書いてみます。思いつきだから順番は適当になっちゃいました。。。

1.純粋に楽しいかどうか(魂から)
2.飲み会のときの話題の違い
3.人に助けられているということに対する感謝の気持ち
4.愛社精神
5.ビジョン、組織のルールなど
6.組織をゼロから作る

それぞれ、補足させてもらいます。

1.純粋に楽しいかどうか(魂から)

これにつきるような気もするのですが、「魂から楽しいかどうか」は明らかに今までと違うような気がします。1ヶ月しか経ってないから、それこそ新鮮で刺激があるからそうなのでは?というのもあるにはあるのですが、なんというか過ごしている時間の密度が圧倒的に違うような気がするんです。
何より、24h全ての時間の使い方を自分で決めてるというのがあるかと思います。いや、サラリーマンのときもそれなりに自分で決めるんでしょうし、起業したって役所に行かないといけない、とかそういうのはあるのですが、例えば役所に行くの1つとっても、自分の意思100%で役所に行くって感じがするのですw
思い出すと、社内調整や報告業務はどんどんいやになってたなぁ。
そして、自分の事業を前進させることしかやってない気がします。何をしても、前進している。うーん、これ、なんか書いてて錯覚なのでは?とすら思ってきました・・・。
あとは事業が社会に対してどんな価値を提供できるのか、そこが自分なりに魂こもっているのがありますね。これかも、大事なのは。
大義名分がある。ありまくる! これがあると、魂から頑張れるんじゃないかと思います。

あ、もう一つ、決定的な違いを思い出しました。
ちょっと書きにくいんですが、最後の方はほぼ毎日のようにスポーツジムに行ったり、たまにランチビールを飲んじゃったりしてたんですよね。
それが今は、1回もジムに行ってないし、ランチもさささーって感じで。ランチビールも飲まないw
別に何か約束事として決めているとかでなく、自然とそうなんですよね。
これって純粋に仕事が楽しいんじゃないかなぁ、と思います。たぶん。

2.飲み会のときの話題の違い

これ、誰かが言っていたような気もするのですが、すごくはっきりと違いを感じるようになったのですが、大きく2つに分かれます。
決して善し悪しではなく、違うんだなぁ、ということです。
サラリーマンの人と飲んでいると、社内の話題が多い気がします。誰が何をしているとか、出世とか昇級とか、異動とか組織変更とかも多いですかね。私もよくそういう話をしていましたし、全然いやではなくむしろそういう話題も好きだと思います。
起業して経営者の人と飲んでいるときは、ほとんどが社外というか、市場の話や事業の話、提供価値の話なんかだと思います。まぁ会社規模とかによっても違うとは思いますが、とにかく事業をどうするとか、世の中をどうしたいとか、そういう話が多くてすごく楽しいですね。
くどいですが、善し悪しじゃないので。私はどちらも好きですが、今は自分の事業が世の中にどういう価値を提供できるんだろう、ということに時間を使いたいと思っています。

3.人に助けられているということに対する感謝の気持ち

これも今までもあったとは思うのですが、いざ1人になってみて心底感謝です。
今、サラリーマンをやりながら平日の夜の時間を使って一緒にビジネスを考えてくれる人や、個人でやっている人が一緒に入ってくれたり、開発を請けてくれたりしていて、会社は1人ですがビジネス自体は6人くらいで一緒にやらせてもらっています。
また、オフィスに行けばほとんど毎日のように誰かが遊びにきてくれて、色々な話をする中でビジネスのヒントになったり相談できたり仕事になったりしています。
これは本当に感謝です。
最初、ぽっつーん、と1人になったとき、孤独でダメになっちゃうんじゃないかとも思っていましたが、始まってみたらむしろもうちょっと1人になりたいと思うくらいですw
いつも会社に行けば仲間がいたサラリーマンのときよりも、周囲の人との関わりをありがたく思うようになりましたね。というか、気づいたのか。

4.愛社精神

これは、それはそれは劇的に違うでしょうねw
登記も自分でやったし、何一つとっても自分でやっているので愛社精神ありまくりです!w
サラリーマンをやっているとき、この愛社精神のレベルに随分と違いがあったので色々な要因はあると思うものの、自分の会社になってみるともう無条件に愛社精神です!
なだろう、これは。そんなものなのだろうか。。。

5.ビジョン、組織のルールなど

愛社精神と関係していると思いますが、ビジョンや組織のルールなどについても大きく違いがありそうだと思います。
サラリーマンのときに分社独立するときのプロジェクトに入れてもらったことがあり、会社のビジョンやバリューなどをゼロから考えることがありました。すごく貴重な経験だったし、その後のサラリーマン人生においても大きな影響を与えてくれました。
100人くらいの会社に分社したのですが、ビジョンの共有や浸透にすごく時間とパワーをかけていて、そこまでやれる会社っていうのもすごいなぁと思っていました。本当に色々な工夫をして浸透していたと思います。
ただ、いざ起業してみると、もちろんビジョンを明文化してはいるのですが、例えば今一緒にやっている6人とはそこまで浸透させようとかのアクションはしていないですが、事業を一緒に考えている中で世の中への価値を考えたりしていて、あえてそこをフォーカスしていないとも思いました。
あえてそうしないでも、自然と共有されているような空気のような。
これも自分で作っているからそう思えるのでしょうかね。なんかすごく自然なんですよね。言葉にならないですがw

6.組織をゼロから作る

これも最大の違いでしょう。
今まで、最大で30人くらいのメンバーを持たせてもらったときがありました。とてもいい組織だったと思うし、また一緒に働きたいなぁと思うメンバーもたくさんいます。
しかし、やはり会社が決めてくれた枠の中で、そのときのメンバーで最大限パフォーマンスを発揮するにはどうしたらいいか、そういう入り方でした。それはそうですが。
起業となると、これが入り方が全然違うもので、ゼロからになりますね。ゼロから。
枠なしで、ゼロから組織を作って行くことにのって、そりゃそうだろうと言われそうですが自分の中ではものすごく大きな違いだと思っています。
今はこんなドベンチャーに来てくれる人はなかなかいませんがw、それでも自分でこの人に来て欲しい、という人たちで組織を作っていくことは、楽しみ過ぎて想像するとおかしくなりそうですw
ビジョンや愛社精神とかも関わってくると思いますが、自分でゼロから作った組織で事業を作るのって、それこそ無条件に楽しいですね!!

終わりに

ということで、なんとなくばーっと書いてみましたが、書きながら思い出すこともあり、だったのでこれくらいで1ヶ月の時点の自分として残しておきます。
最初に1ヶ月なんて、そりゃ楽しいに決まってるじゃないか、というのもありそうなので、この先もずっと楽しめるか、ですかね。
これから色々なことがあって大変なこともたくさんあるのでしょうが、とにかく楽しめたらいいなぁと思っております。
そしたら、また書こうw

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