勘違いで潰れそうになった落ちこぼれが、〇〇に励まされ重要提案を通したり、投資で成功する話

今、私は、起業のために様々な準備をしているが、その計画に大きな変化を迫られている。

その中で、不安も多いが、確かに私の起業の理由は、これからの方針に一条の光を投げかけてくれている事に気が付いた。
だから起業の理由を聞いてくれて助かったし、不安な私の励増してくれたことに感謝している。



私は、昔、カリフォルニアの大学に留学、心理学を勉強していた。
当時、カリフォルニアの大学では、大学生の研究が教授に認められ、後見人となってもらえれば、他の生徒に無料で研究の助手をお願いできるという制度があった。
しかも自分も助手も、大学の授業の単位をもらえる=他の授業に行く必要がないというおまけつきである。
そこで、自殺を考えている人が希望を持てる方法などといった、有効な、アイディアがないかと考え、一つの研究計画をカリフォルニア大学の授業として扱ってもらおうと思ったのだ。
これは留学生向けのオリエンテーションで紹介されていた制度なので、てっきり留学生でも出来るとおもってチャレンジしたのだが、後々調べてみると、アメリカ人のネイティブの学生も含めた3000人の学部の中で、3人しか許可が下りていないという、狭き門の制度だった。

それなので、私が「私の研究を授業扱いしてください」と持って行った、企画書は20人ほどの教授にことごとく断られた。
断られただけならまだいいが、一人一人の教授に話に行くときに、それぞれ人に合わせて企画書、プレゼン内容を手直しする、しかもこれを週に、2,3人のペースでやっていた。
合わせて、私は当時私の英語力は留学生の中で最低クラスで、一番長く、授業の準備や宿題に時間がかかっていた。それでも、その学期の授業には良いペースで喰らいつく気でいたので、寝ている時間、食事の時間以外は、常に、勉強をしているか、プレゼンの準備をしているかという状態であった。

こんな状態から、2か月がたった時、私は、作業中、辛くてもう作業を続けられないところまで追い詰められた。
なにせ、ただでさえ過労な上、何か月も、来る日も来る日も企画書を断られ続けるのである。


そして諦めかけているその日、偶然私の手元にあった、一つの話に目が向いた。
ある足の動かない人が、親に車いすを押してもらっている話で、その人は「本当は親孝行する年なのに、親に迷惑をかけて情けなくて仕方がない」と思っていた。
その時、車椅子の彼女の目の前で色んな人が見えた、
一人は日本が焼野原になって、食べ物もお金もない、自分も何も持っていない中で人々の為にカップ麺の開発、ついには世界中の災害にあっている人に食料を届けた
もう一人はホームレスの人たちを、批判されながらも、沢山の裏切りや失敗に会いながらも手を差し伸べ続け、ついには、その町の殆どのホームレスを自活させた人
もう一人は戦争で傷ついた人を看護しても看護しても、傷病兵が使い捨てられている中で、ひたすら看病を続けついには傷病兵の回収を認めさせた人、その働きは赤十字となり世界に広がる
それらのみんなが、「私に付いてこれるか?」と問いかけているという話だった。
私はその話を聞くまでは私の頭は、「辛い、もう限界、もうできない」の大合唱だった。しかし、同じような状況から、世界を変え、沢山の人を幸せにした人の話を聞いて、「この働きを通して、どうやって自殺を考えている人を励ませるか」に気持ちが集中した。


その後まもなく、私は自分の企画をあろうことか、その大学の心理学部長に認められ、「これ程英語が出来なくて、ギリギリだったあなたが、一番立派な学者に企画を認めら、後見をされるなんて奇跡だ」みたいな目で見られた。


400人のクラスでトップの成績も取ったし、様々な企画を通した。
しかし、5年大学院に行って、自殺防止の研究をしたのはいいものの、現場で研究成果がほとんど生かされていない事が分かった。だから、長年の時間をかけた研究だったが、目標を起業に切り替え、資金集めを始めた。

投資で1年で3倍にしたことも有って小さな会社なら興せるまでは順調に溜まったものの、今年、アベノミクスによる過去データにない状況の為、投資の利益は停滞、どこかの会社就職し稼ぎながら、起業のチャンスをうかがう事にした。
「どんなに辛くても世の中を変えた」22歳の時にそう思った私は、5年以上大学院で過ごしたり、資金集めをしているうちに、32歳になっていた。
ここから起業できるのかは、不確定要素やリスクでいっぱいだし、仕事を探しても全然起業なんて出来ない仕事しかないかもしれない。

それでも、私の眼には焼野原になっても何もあきらめなかった、日本の先代の起業家の人の後ろ姿が、ハッキリ見えているし
彼らが私たちを愛してくれたように、私も愛情と幸せをたくさん作り出すビジネスをする。
その為に、今日も思いっきり働いてみたいと思う。

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