NYの常識は世界の非常識。

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月の家賃$1500以下はほとんどありません。 
あるにはありますが、ハーレムの中の治安が悪いところや、
チャイナタウンのネズミが出たりする物件だったりするので、
あまりオススメできません。それでも$1000は超えますよ。
これはマンハッタンに限ってことじゃなくて、
基本的にNYC(5ボロー)では、
1ルーム1000ドルをきる物件はほとんどありません。
東京と比べてもいかにNYが高いかがわかります。
そして、一番驚くのがその価格が上がり続けていること。
一般的に不動産価格は経済が上向きになり、
半年~2年ほどたって上がり始めるといわれています。
給料が上がらないと普通いい家には住めないですからね。
でもここは景気はまだ上向きじゃないのに、
価格が上がり続けているんです。
なぜか。
その理由の一つは、
世界の投資家がお金をおとす街だということ。
富豪はリスク分散させるために、投資先を振り分けます。
その振り分け先の一つにNYは必ずといっていいほど選ばれるそうです。
アメリカが不況だろうが、日本が不況だろうが、
世界にはいくらでも好況の国、儲かっている人はいます。
実際、去年は中国の投資家が
こぞってNYの最高級物件を買っていたそうです。
そのため、天井価格がつりあがり、
NYの不動産全体の相場を上がっていると聞きました。
すでに不動産価格は、
リーマンショック前の水準にもどってきていて、
今年でおそらく上回るだろうと言われています。
なんちゅー街、ニューヨーク。
そういえば、
ここはアメリカだけどアメリカじゃないよ、
って話を何度か聞きました。
そんな摩訶不思議な街、NYですが、
まだまだ僕ら日本人が驚くことがたくさんあります。
まず高級物件だからとって質が高いわけではない。
一泊$200を超える物件でも、
床が傾いてたりドアがきちっと閉まらなかったりすることも
多々あります。セパレートなんてものはなく、ほとんどがユニットバスです。
それに洗濯機や乾燥機なんてものは基本的に部屋にはついていません。
僕ら日本人は驚きますが、外国人にとってはこれが当たり前。
そもそも求めているものが違うんでしょうね。
たとえば、日本人は角部屋、高層階を好みますが、
こちらの人たちはそこに大きなプライオリティをおいていません。
重視しているのは、部屋の質ではなくこれです。

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