ピンチ!日本企業。10年前のライブドアから学ぶ、今の我々に足りない働き方とは(6)

▲他16件のストーリー
ピンチ!日本企業。10年前のライブドアから学ぶ、今の我々に足りない働き方とは(6)
▼他6件のストーリー
このエントリーをはてなブックマークに追加
512

インスパイア?オマージュ?いいえ、パクリです。

「パクリ」という言葉がある。「他人のアイデアや企画をそのまま取ってきて、楽をして美味しい思いをすること」というネガティブワードであり、誰でも知っている言葉の1つだろう。


当時、livedoorのパクって作られた?と噂されているサービスを振り返ってみた。


1.livedoorフレパ

2005年1月サービス開始(最初はlivedoorフレンドパークという名前だった)。

(mixiのサービス開始が2004年3月だったが、まだそれほど伸びておらず)あくまで、SNS流行の兆しを受けてのスタートだったのだが、その後のmixiの伸びをみて「デザインはmixiをパクれ」という話になったようだ。

しかし、2005年10月にあのGREEも、mixiとほとんど同じデザインにしている

結局サービスは、モバイル対応したり招待制を廃止したりしたが、mixi、GREE、モバゲーの成長に追従できず、2008年11月サービス終了してしまうのだが、今でもオープンソース化してサービス提供している無料SNSの「OpenPNE」でも、いまだにこのmixiレイアウトを用いていることから、実質、和製SNSの標準レイアウトだったとも言えることからも、皆が皆、mixiデザインへの変更は妥当な判断だったとも言えるのかもしれない。


2.livedoorPICS

2005年9月サービス開始の画像共有サービス。ご存知(?)、Flickrのパクリである。

#そのFlickrも、Facebook、スマホ(iPhone)の台頭や買収されたYahoo!の業績悪化の影響か、一時期の勢いを失ってしまい、ネットの世界がいかに諸行無常であるかという感情を禁じ得ない。


インターフェースこそそっくりではあったが、裏側の仕組みの部分は、livedoorの開発力あってこその実装がなされており、前述のlivedoorフレパlivedoorブログなど、各自社サービスとの連携機能もあり、クローズ前にはそれを惜しむ声も多かったが、2013年9月サービス終了。


3.livedoorポータルサイト

今でこそYahoo!JAPANとは、ここまでは似ていないが、2006年ごろ(下記の図)は、これまたパクリと言われても仕方ないほど似ていた(似せていた

今見ると、カテゴリ一覧や、バナー広告、右側のサイドナビといい、クリソツである。これも当時、社内では「いかがなものか」と物議をかもしたのを覚えている。


とはいえ、利用者のブラウザの幅のサイズや、広告のバナーサイズなど、同じにしておくことで色々都合が良いこともあり、「ポータルサイトの標準ルール」として、一番人気があるレイアウトにそろえておけば、ユーザーにとっても使いやすい面もあったとおもう。


それではいったい、何に価値があるのか?

何が言いたいかというと、「パクリはいけないことです、やめましょう」ということではなく、「もっとガンガンにパクリましょう」ということでもない。

それではいったい、サービスにおける何が価値のあることなのか?」ということを考えるべきではないかと。


近年の、起業家や投資家の間で次のような話がある。

アイデアには価値はない。実行力、実践力にこそ、価値がある。

特にネットサービスやアプリケーション・ソフトウェア業界において当てはまりやすいと思うのだが、

単に見た目だけを模倣しても、同じ価値を出すことはどんどん難しくなってきている」ということだ。


だからといって著作権を侵害して良い、ということではないが、例えばYoutubeによる著作権コンテンツのアップロードを100%制限・監視することは難しいのだから、逆手にとって公式チャンネルで先に流してしまったり、コンテンツ自体は無料で配信し、ライブやグッズなどで回収する、といった価値の伝えた方をシフトした事例も増えてきている。


また、リリースから2年が経過してもなお、衰えを見えない、大人気スマホゲームの「パズルアンドドラゴンズ」だが、いかにも、パクったゲームがその後いくつも出たが、オリジナルを超えるものは今なお、でてきていない。


それはなぜか?


それは、表面上だけの模倣では出せない、絶妙のゲームバランスを保ち、ユーザーを飽きさせないための「アプリ運用力」、そのための「データ分析力」、大トラフィックにも耐えうる「インフラ維持力」など、全て、日々の「アクション」があるからであろう。

※だからといって全てのアクションがうまくいくとは限らず、あるイベントはゲーム全体のバランスに悪影響があったのか、予定より早く終了したものなどもあったが、失敗したと思ったら潔く、すぐにやめるアクションが取れるかどうかも重要だ。


それらは一朝一夕に培われるものでもなく、今後、企業として勝ち残っていくためには、それらをいかにして日々、社内ノウハウとして積み上げていくことができるかにかかっていくのではないだろうか。

ただコンテンツをたくさん保有していれば良い時代は終ろうとしているのかもしれない。


しばらく、GREEとDeNAが、釣りゲーム著作権問題で訴訟を起こしていたが、これからのビジネスの本質はそこではない、と思うのである。


DeNA、釣りゲーム訴訟で勝訴確定--最高裁がグリーの上告を棄却 - CNET Japan : 


読んでよかった
このエントリーをはてなブックマークに追加
このストーリーをブログ等で紹介する

小林 佳徳

2014/8/20 STORYS.JP書籍化第3弾 http://ow.ly/ALYBF http://xbeeing.com/ ★すべての発言は個人的な見解であり、所属する団体とは無関係です★ スーパーカー、特ににランボルギーニが好きです。 国産ではHONDA(NSX、S2

小林 佳徳さんが次に書こうと思っていること

|

最近「読んでよかった」がついたストーリー

試験に落ちて感じたこと (就活) 初めての挫折

僕の人生で最愛の人との出会いと別れ

うつ病患者、ビリギャル、会社創業者、みんなに愛されるサービスを目指して

私が今死んでない理由

ベビーカーが目障りだったという理由で1歳の赤ちゃんが老人に殴られるという事件

離婚は必ずしも子供にとってマイナスではない。離婚を考えている人へ、大人になった私が伝えられる「親の離婚を経験した子供の気持ち」

あこがれの関西トップ大学の入学式にいったのがエイプリルフールだった話。

【第17話】『奇跡のおばちゃん』〜死に場所を探して11日間歩き続けたら、どんなものよりも大切な宝物を見付けた話〜

癌が消える!?工場の話だとばかり思っていた「ザ・ゴール」の TOC(制約理論)をガン細胞のことに置き換えてみると、お金が節約できて元気になることが小学生でもわかるという話【前編】

中学生時代・・・初恋のはじまり

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ3(本編)

就活生へ捧ぐ、ベンチャー企業に入ろうしていた私が大企業に入った理由

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

鬱病で半年間寝たきりだった僕が、PC1台で世界を飛び回るようになった話。

pixiv作った時の話

小林 佳徳

2014/8/20 STORYS.JP書籍化第3弾 http://ow.ly/ALYBF http://xbeeing.com/ ★すべての発言は個人的な見解であり、所属する団体とは無関係です★ スーパーカー、特ににランボルギーニが好きです。 国産ではHONDA(NSX、S2

小林 佳徳

2014/8/20 STORYS.JP書籍化第3弾 http://ow.ly/ALYBF http://xbeeing.com/ ★すべての発言は個人的な見解であり、所属する団体とは無関係です★ スーパーカー、特ににランボルギーニが好きです。 国産ではHONDA(NSX、S2

小林 佳徳さんの他のストーリー

  • 社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話(5)

  • 小林 佳徳さんの読んでよかったストーリー

  • 「みんなが2時間やるなら、あんたは4時間やりなさい。」