自分が何をしたいのか考えてみる。

就活中という事もあり、いい機会なので自分を見つめ直してみたいと思います。内容としては


1. 仕事は完全に自分の為、社会貢献などどうでもいい vs. 仕事は自分の為だが社会にも貢献する。

2. 自分の成果が形として見える仕事 vs. 見えなくてもいい

3. ゼロから何かを作る仕事 vs. 既存の物に手を加える仕事

4. 得意分野を発揮できる堅実な分野 vs. 投機的だが新しいことを吸収し続けられる分野 を考えます。



1. 仕事は完全に自分の為、社会貢献などどうでもいい vs. 仕事は自分の為だが社会にも貢献する。


まずはこれです。僕は就職活動を始めるにあたって自分の中で企業選びの軸を「自分がやりたい仕事」としていました。具体的に言えば、当時僕が興味のあった分野は旅行業か海運かの2択でした。この2つを選んだ理由は純粋に「自分がやりたいと感じる仕事であり、40年間その業界に身を置くとしたら、この2つならば定年までモチベーションが続くだろう」と考えたためです。加えて、この2つの業界が最も英語を使えるだろうと感じたというのも理由の一つにあります。しかし、最近では自分の為に働くという軸はそのままに、それが社会に影響を与えるのならば幸運だ。と考えるようになりました。こう考えるようになった理由は3.で詳しく書こうと思います。


2. 自分の成果が形として見える仕事 vs. 見えなくてもいい (海運業 vs. 旅行業)

僕は自分の成果が目に見える方がやる気が出る性格です。しかし、旅行業にしろ海運業にしろ、形として成果が見えるとは言い難い職種です。旅行業は言うまでもなく「旅行」という無形のものを扱っている仕事、確かにお客様の笑顔と感謝の言葉から自分の携わった無形の仕事の成果を見ることが出来ますが、その成果というものを僕にはあまり感じられません。逆に海運業は国から国へモノを動かすというスケールの大きな仕事ではあり、自分の携わった仕事の成果はスーパーで売られている品物や、動かしたモノを原材料として作られた製品を社会生活の中で目にすることで「見ることが出来る」と考えます。つまり、僕はメーカー業やその他、インフラなどの仕事に向いているのかもしれません。ただ、僕としては第二の軸として「日本の技術・文化を発信できる仕事」をしたいと考えています。その上で、あまり一つのメーカーに入社し、そこの製品だけのアドを打つ仕事よりも旅行業など企画次第で他業界とも容易に中立の立場として交流できる分野をやりたいと考え、旅行業を選びました。関連し、海運業もNYKや"K" LINE、MOLをはじめとする大手海運ならば様々な商材に携われる、ひいては様々な業界と交流できると感じ選んだ一面もあります。


3. ゼロから何かを作る仕事 vs. 既存の物に手を加える仕事

この就職活動中、最も揺れている部分がこれです。理由として、まず旅行業は「ゼロから何かを作る仕事(前者)」であり海運は後者だと考えているためです。つまり、一見相反する仕事であるがどちらかを選べと言うのなら、どちらを選ぶのか。これは、僕の中で2つの考え方があります。まず、完全に自分の為、社会貢献などどうでもいいと割り切るのならば前者を選びます。何故ならそれがとても刺激的に見えるためです。完全に自分の為に働くのならば失敗しても楽しめるであろう前者を選ぶ。しかし、1.でも述べたとおり、社会の為になるなら幸運と考えるならば後者を選びます。ただその場合、僕の中ではやりたい仕事も決まっています。それは海運業ではありません。建築企画です。特に公共の場をもっと障害者も使いやすい空間にしたい。まず、僕が社会の為になるなら幸運考えるようになったきっかけとして「自分が障害者であることを受け入れ、障害者として生きる」ことにそこまでマイナスな感情を抱かなくなり、むしろ、武器だと考えるようになったという事が挙げられます。ただ、ここで勘違いしてほしくないのは、障害者も使いやすい空間にしたいというのは障害者の為では全くありません、むしろここに関しては、他の障害者のコトなんてどうでもいいです。これは全て自分の為、自分が駅やデパートなど使いにくいと思った部分を自分の手で変えられたらというのが動機です。ただ、僕は障害者ですので僕を基準にしたら結果として、他の障害者にも使いやすい空間が出来るのではないか。ではなぜ、ゼロから作るのではなく、既存のものに手を加える方を選ぶのか。単純です。障害者が生きやすい社会を作るのに一々、新しいものを作らないといけないならばやる意味がない、時間も土地もコストもかかる。それでは本当の意味で障害者が生きやすい空間づくりの実現は遠い、と考えるからです。今あるものを生かし、少し手を加えるだけで良いならばそっちの方が簡単です。簡単という事は実現しやすい。だから僕はリメイクを選ぶ。


4. 得意分野を発揮できる堅実な分野 vs. 投機的だが新しいことを吸収し続けられる分野

どっちを選んでも違う楽しさがありそうなこの2分野。相反しています。もっともバランスの良い業種があればお教えいただきたいです。僕は、恐らく後者を選びます。何故なら、得意分野を発揮することは歳を取っても出来ますが、やはり若ければ若いほど、多くの新しいことを学ぶ時間があります。ここで知識を積んで次のステージに進むも、更に深く学ぶも自由だと思います。しかし、一度、得意分野で守りに入ると攻めに転じるのは難しいんじゃないかと思います。つまりジェネラリストかエキスパートか。若いうちは失敗しても軌道修正しやすいので全く知らないことを吸収しなければいけない環境で揉まれて自分の社会人としての基盤を確立させたい。ぶっちゃけ、新しいことを学ぶって楽しいし先が見えない方が予測できなくて楽しいんじゃない?そうやって生きてきたし。ってのが本音ですが(笑) 


現時点の結論として、僕は何になりたいんだ?

長々といくつか職種を上げましたが、現時点では建築企画に携わりたいです。スケールも大きくて自分の生活を自分の手で確実に快適に変えられる。意識しなくても社会に貢献し、他人から感謝されますし。何より、自分の携わった仕事が目に見え、自分の死後も形として残るなんて最高です。



著者のIwano Koukiさんに人生相談を申込む

著者のIwano Koukiさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。