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あなたの物語を教えてください

「カードゲームを、スマホ一台で手軽に遊ぶ」の時代へ。コロナをバネにした、時代への挑戦。

著者: 株式会社TZ

トレーディングカードゲーム、誕生以来のピンチ


2020年は、コロナ禍とあって、多くの業界が大打撃を受け、

弊社の事業領域である、トレーディングカードゲーム(以下TCG)も例外ではありませんでした。


遊戯王、ポケモンカード等を始めとするTCGは、誕生から20年以上の間、

「人と対面して遊ぶ」を基本として、人々に愛されてきたものだからです。

多くのイベントは中止を余儀なくされ、TCGプレイヤーの遊ぶ場は大きく減ってしまいました。


コロナ禍の救世主、リモート対戦


そこで、多くの仕事や娯楽と同じく、TCGにも、

「リモート対戦」という文化が誕生します。


ビデオ通話を使って、相手のカードを並べる盤を見ながら、自分も盤を映して相手に見せていく、というやり方です。

TCGは、トランプを始めとする所謂「ボードゲーム」とは違い、自分のカードと相手のカードはお互いの持ち物なので、画面に映すだけで十分に遊ぶことが可能です。


ですが、リモート対戦という文化は、始まって1年近く経っている今も、

未だに浸透しているとは言えない状態です。


その理由として挙げられるのが、単なるビデオ通話ではリモート対戦はできない、ということでしょう。

通常のビデオ通話では、画面を見ながら、内カメラで自分を写すので、自然と画面を見ながら自分も写せる、という状態です。

リモート対戦においては、写すものは自分ではなく、デスクの上や床にある、カードを置くプレイマットです。

プレイマットの直上にスマートフォンを固定した場合、通常のスマートフォンのカメラの配置だと、画面は上を向くことになってしまい、見るのには適しません。

つまり、画面を見るのはPCやモニターで行うか、そもそも写す行為をウェブカメラで行う、ということになります。

また、スマートフォンを固定する機材も、充実しているとは言えず、固定に四苦八苦しているTCGプレイヤーはとても多いです。


スマートフォン一台であらゆるゲームが遊べる現代において、

PCやウェブカメラが必要な遊びというのは、やはりハードルが高いと言えるでしょう。


リモート対戦を誰でも出来るように、ハードルを思いっきり下げたい


そこで、弊社では、

「何とかして、スマートフォン1台で、TCGのリモート対戦を遊べるようにできないか?」

という課題を解決するべく、試行錯誤を繰り返しました。


試作と検証を重ね、その末に辿り着いたのが、今回発表しました、

「REMOTZ」

という商品です。


REMOTZには、クリップとスマホスタンドが封入されております。

スマホスタンドは、「とても便利な形」であるだけの、普通のスマホスタンドですが、

REMOTZ最大の特徴は、そのクリップにあります。

クリップには、「潜望鏡レンズ」と呼ばれる構造を採用しており、

スマートフォンのカメラのレンズに合わせてつけることで、

写す角度を変えることが可能になります。

具体的には、スマートフォンを地面に対して垂直に、画面が見やすいようにセッティングをしても、その下を写すことが出来ます。


スマホスタンド、クリップともに、セッティングは30秒もかかりません。

REMOTZの登場で、TCGは、コロナ禍であっても、

「家でスマホ1台で遊べる他の娯楽」と並ぶことが出来たと言えるでしょう。




どういった試行錯誤があったのか?


既製品でも、カメラレンズの向きを変える「潜望鏡レンズ」と呼ばれる商品は、存在します。

ですが、そのどれもが、カードゲームに適したものではありませんでした。


例えば、左右が反転して写ってしまうものがありますが、

ただ写真を撮るだけの用途になら使えても、文字を読むことがあるカードゲームには使えません。


また、レンズが保証する画角にも課題がありました。

通常、スマートフォンは縦に持つものであり、ものを写す時も縦向きですが、

カードゲームをプレイするマットは、そのほぼ全てが横長です。

既製品を使うと、どうしても横の画角が狭すぎて、切れてしまうという現象に悩まされました。


そして、既製品が存在するとは言え、非常にニッチで、

日本にそれを作っている工場は存在せず、世界の工場を訪ねる他ありません。

ですが、コロナ禍とあって、海外に出向くハードルは極めて高く、

オンラインで全てコミュニケーションを完結でき、かつ商品の品質が良い工場を見つける必要があります。


連絡してサンプルを取り寄せては、左右反転したり、画角が狭かったり、

その度に工場と連携して改善し、他の工場を当たり、を繰り返し、

着想から半年以上の時を経て、REMOTZのクリップの開発に成功しました。


時代に沿った最高の遊び方を


弊社は、TCGこそが最高のゲームであると考えていますが、

現在まで、どんなに素晴らしくとも、時代の波を超えられない娯楽が沢山あったのも事実です。


遊戯王やポケモンカードを始めとする日本のTCGが、世界に誇れる文化であり、決して絶やしてはならないものだと考えています。

REMOTZのように、時代に沿ったカードゲームの遊び方を、引き続き提案して参ります。



株式会社TZ

代表取締役 君嶋哲弘



本ストーリー関連のプレスリリース

「スマートフォン1台でのカードゲームのリモート対戦を可能にする新商品「REMOTZ」の販売を開始」




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