人生のどん底で少しでも現実を忘れたかった…普通の主婦が驚愕の発見に至るまで。
Y&S株式会社の竹内洋子は、阪神淡路大震災のショックで重度の歯周病になったことから独学で実験を開始し、歯周病予防薬の特許を取得。自力で商品化までこぎつけた口腔ケア用品デンタアプローチシリーズを高齢者の誤嚥性肺炎を防ぎたいという思いから高齢者向け施設や避難所の備蓄として無償提供を開始することとなりました。
弊社の口腔ケア用品が誕生したきっかけについてお話しさせていただきます。
私は1975年から神戸市でうどん店を経営しておりました。
とても小さなうどん店だったのですが、店の隣の家が売りに出されたのをきっかけに店の拡大工事を行うことになりました.
1年間休業し、晴れて新しいお店が完成したのが1995年1月16日でした。
夕日に映る真新しい建物が本当にきれいで、特に近くに住んでいた義理の両親は大喜びで義母は大きな声で万歳三唱しておりました。
そして翌日の1月17日、阪神淡路大震災が起こりました。
私たちの住む街は特に火災がひどく、目の前まで火が襲いかかってきて、消防車が駆け付けたのですが、水道管が壊れている為に水が出ませんでした。みんなで必死に消火器をまき、土をかけ奇跡的に火災は免れました。しかし昨日完成したはずの綺麗な新しいお店は外壁が焼け焦げてしまいました。そして前日あんなに喜んでいた義母は屋根の下敷きとなって、亡くなってしまいました。
店を改装するにあたり1年間仕事を休んだ為、貯金はほとんど底をつき始めていたところに、借金の返済も始まりました。隣の駅まで見えるほどの焼け野原でこれからどうやって商売を、生活をしていけばいいのか途方に暮れておりました。
そして何より大変だったのは、義母を失ったショックから義父が認知症となってしまったのです。体をさすってあげているときは不思議と穏やかで家族の記憶もはっきりしていたことに気づき、毎日、時間がある時は義父の肩揉みをすることにしました。
毎日肩揉みをしていて義父の見事に禿げた頭部を見ているうちに、なぜそう思ったのか私にもわかりませんが、このツルツルの頭から毛が生えたらお義父さんは若返って元気になるのではないか。認知症もよくなるのではないか。そんな風に思い立ち育毛剤の研究を始めました。
研究といっても、身の回りにある草花を摘んできて、お酒やオリーブオイルなどに漬けたようなものを、肩を揉んであげるついでに頭に塗り込むといった程度でしたが、次はこれを試してみようと考えている時間だけは、辛い現実を少し忘れることができました。
100種類以上の植物を試しましたが、残念ながら毛が生えてくることなく、阪神淡路大震災から3年後に義父は亡くなってしまいました。
ちょうどその頃、私自身が重度の歯周病と診断され42歳にして入れ歯宣告をされてしまったのです。
まだ42歳、入れ歯にはなりたくないと思った私は、家中にあった育毛剤の失敗作を自分の歯に塗り込んで行きました。なんとしても入れ歯になるということを避けたかったのです。
その中で一つ、高野槙から作ったエキスを使った時に他とは違う感覚になりました。口の中が燃えるように熱く、「これはアカン!」と思いました。しかし数日後、高野槙エキスが他とは違う感覚だったため、もう一度口の中に塗り込んでみました。そんなことを続けていくうちに、それまで毎週のように歯医者へ行き痛み止めを貰わないと生活できなかったのが、全く歯医者へいかず、気付けば2年経っておりました。
歯の詰め物が取れてしまったので、口内の様子を確認してもらおうと歯医者へ行くと、私の口内を見た主治医がびっくりして治療の手を止めました。
「入れ歯になりたくなかったから自分で薬作ったんや」と私が半分冗談で言うと
「竹内さんこれはすごい事かも知れんから、ちゃんと大学で実験してもらった方がいい。僕も力になる」と進言されました。
そこで大阪歯科大学に実験を依頼したところ歯周病菌、虫歯菌に対して殺菌効果があることが証明され特許を取得することができました。
そして2007年「デンタアプローチシリーズ」を発売いたしました。
これまでたくさんの方々に使っていただき、私と同じように悩んでいる方からお手紙やお電話などもたくさん頂き、「デンタアプローチ」を生み出すことができて本当によかったと思っております。
今回高齢者施設に無償提供を始めようと思ったきっかけが東日本大震災での避難所の状況について知ったことでした。
災害時の避難所はとにかく身の安全を確保することが一番です。避難所では水も貴重なので歯を磨くといった口腔ケアは二の次になります。しかし大規模な震災では避難所での生活は長くなり、口腔ケアを怠ると誤嚥性肺炎肺炎のリスクが高まります。
同じく高齢者向け施設や介護施設でも口腔ケアは人手不足のためどうしても遠回しになってしまう現状があります。
そこでこのデンタアプローチがたくさんの方の口腔ケアの一助とればと思い無償提供を開始いたします。
口腔ケアの重要性を知っていただき、避難所や緊急時の備蓄の一つにこうした口腔ケア用品もいるということを広く伝えていくことが、震災がきっかけに生まれたこの商品の使命であると考えております。
お問合せはこちらまで
0120-783-784
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