女性自身が、働く場所や時間を選択できない世の中にモヤモヤを感じていた
~ワーキングママ専門転職サービス「ママリブラ」を動かす人たち~
Vol.2 株式会社mog(ママ、お仕事がんばって!)
セールスマネジャー 岡紗恵子
子どもがいることで、「残業できない」「責任ある立場は任せられない」と業務を制限され、はたらきたいようにはたらけない。そんな状況を変えたいと、株式会社mog(ママ、お仕事がんばって!)(https://www.mog-career.co.jp/)は、「『生きる』と『はたらく』をもっと近くに。」をコンセプトにプロフェッショナルママ向け転職サービス「ママリブラ」(https://www.mamalibra.jp/)を運営する。
2019年にサービスを開始、社員は5人のみのスタートアップ企業だが、現在の登録者数は完全自社登録で2,500人、取引社数は100社に拡大 。育児に向き合いながら「やりがいのある仕事がしたい」「仕事で自己実現したい」と考える“フルキャリ”志向のワーキングママたちから支持を集め、採用企業側も高い意欲とスキルを持つ人材としてワーキングママに注目し始めている。
「ママリブラ」を動かす人たちシリーズ2回目となる今回は、2020年10月にmogに参画し、ママリブラの法人営業を担当しているセールスマネジャーの岡紗恵子に、どのような思いでmogにジョインし、企業にmogのサービスを提案しているのかを聞いた。
女性自身が、働く場所や時間を選択できない世の中にモヤモヤを感じていた
前職は人材派遣会社で営業職をしていました。派遣先企業の中に入り込んで、その会社の内部まで知ったうえで、派遣スタッフの方をご紹介するスタイルで営業をしていました。人事担当者だけでなく、現場の担当者ともコミュニケーションを取り、「岡さんも、うちの社員みたいだね」と言われるぐらい密な関係を築いていました。
人が楽しく働くためには、仕事内容や条件面だけではなく、その会社で働く人や組織のカルチャーにフィットするかどうかが大事だと思っているので、まずは派遣スタッフさんに紹介する私がその会社のことをよく知っておく必要があると考えていました。
だからこそ、会社の人事担当者だけではなく、派遣スタッフの方が一緒に働く現場社員の方ともコミュニケーションを取り、環境面を理解することに努めていましたが、いつもマッチングがうまくいくというわけではない現実もあって。小さいお子さんがいる派遣スタッフの方が希望する条件にピッタリとマッチする案件がなかなかないということもありました。派遣スタッフの方は女性が多く、そんな女性たちが自分自身で働く場所や時間を選択しづらいということに、ずっとモヤモヤを感じていました。
その後、社内異動をして産休育休に入り、復帰するタイミングでmogを知りました。意欲的なワーキングママのキャリア支援事業に共感しました。出産を自分が経験したことで、私が今までかかわってきた同僚のワーママのすごさに気づき、またそういった仕事に意欲的なワーママが自分自身でキャリアを選択できるようにするために、自分にできることがあるかもしれないと思い、mogにジョインしました。
意識しているのは、mogの強みと弱みを正直に伝えること
現在は、ママリブラサービスの営業をしています。日々心がけているのは、本音で話すこと。mogの得意分野やできることは何か、対応が難しい範囲はどこなのか、ということをしっかりと伝えています。
無理をして「どんな人材でも紹介します。何とかします」と場当たり的な返事をしてサービスを利用していただいても、成果が出なかったらかえって信頼を失ってしまいますし、多数の転職エージェントを利用している企業には、それが本当に自社のことを考えたうえでの言葉なのか見抜かれてしまうと思っています。転職エージェントとして人材をご紹介するには企業の内情や今後の事業計画など、深いところまで話していただく必要があります。信頼関係を築くために自分から心を開いて本音で話すことを強く意識しています。
仕事に意欲的なワーキングママが求めているのは、守られることではなく、働き方の柔軟さ
ここ最近、クライアントとの商談や求人内容のヒアリングをさせていただく際に、クライアントの役員の方が同席することが増えています。会社として女性活躍を推進しようとしていてもなかなかうまくいかず、その解決策を一緒に模索したい、という意向があるためです。
あるクライアントは、子育て中の社員向けの制度をつくり、ワーママ社員にプレゼンテーションをしたら、とても評判が悪かったとのこと。ワーママ社員に配慮し過ぎた結果、その制度を見た女性社員たちが、ワーママになると第1線から外されて、キャリア構築が難しくなると思ったというのです。「女性社員に『働きやすいのと守られているのは違うんです』」と言われて衝撃だった。男性目線の配慮や優しさは、女性社員みんなが求めているものではなかったと気づいた」、とその役員の方は話していました。
実際に、ママリブラにご登録いただいているワーキングママの方を企業にご紹介すると、「こんなにガッツのある、前向きでポジティブな人ばかりなのは初めて」「ママリブラから紹介されるのは、全員やる気があって驚いた」などと言われます。
ママリブラに登録されているママたちは、仕事への意欲が高い方たちばかり。法人向けの営業を通じて、ワーママの社会的なイメージを変えていきたいと感じています。「子育ても働くこともどちらもがんばりたい」というワーママの存在が広がっていけば、リモートワークなど柔軟な働き方ができるように会社が制度を整備することが当たり前になっていくのではないかと思います。柔軟な働き方ができる会社が増えれば、時間的な制約のあるワーキングママにとってはもちろんですが、すべての人が働きやすい社会になっていくと信じています。
株式会社mogセールスマネジャー岡紗恵子(Oka Saeko)
新卒でテンプスタッフ株式会社(現・パーソルテンプスタッフ株式会社)へ入社。
人材派遣・人材紹介の法人営業を経験後、人事部へ異動し、新卒採用・中途採用の担当に従事。その後パーソルホールディングス株式会社へ異動し、グループ営業本部 グローバル営業推進室にて海外営業企画に携わる。
2018年12月第1子出産を機に、自身のキャリアを見直し、育休から復帰後、株式会社mogにジョイン。特技は文字を読むのが早いこと。趣味は読書とコーヒー
プロフェッショナルママ向け転職サービス ママリブラ
株式会社mog (ママ、お仕事がんばって!)
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【本件に関するお問合せ先】
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