外出制限下での期間限定の体験型店舗営業。来店が厳しい状況で打ち出したサービスとは？

昨年リブランドしたD2Cジュエリーブランドの「HELICAL CHORD（ヘリカルコード）」。2020年12月16日には恵比寿にGALLERY & CAFEをオープンいたしました。

しかし、2021年1月8日に緊急事態宣言が発令され、その後の宣言解除も2回延長されたため、3月21日までの期間限定だった恵比寿の店舗は、そのほとんどが外出制限下の状況での営業となりました。想定外の事態にどのように向き合ったのか、COO兼CMOの石津がお話いたします。

緊急事態宣言発令下での体験型店舗営業

ヘリカルコードは、予算やデザインで選ぶのではなく、ストーリーでものを選ぶことを提案し、高額ジュエリーの近寄り難いイメージを払拭するブランドを目指しています。

その中で大切にしていることが「体験」。お客様にジュエリーにいかに気軽に触れていただける空間にできるか徹底的に検討しました。

ヘリカルコードにとって店舗とは、ジュエリーを「販売」するのではなく、ブランドを「体験」いただく場所です。全22デザイン100アイテム、総額約1億円という本物のジュエリーの数々をご自身で手に取り、好きなだけ試すことができます。ルーペでダイヤモンドの輝きを覗く体験や、カフェを併設するなど、これまでにない新しいジュエリー体験の場をご提供するべく準備して参りました。

コロナ禍ではありましたが、昨年12月なんとかオープンにこぎつけた、その矢先に２回目の緊急事態宣言が発令されました。

当初の予定より営業日も減らすなど、急な変更を余儀なくされました。ただ外出や旅行の機会が制限される中で、自分にとって本当に価値あるものを選びたいという、世の中の消費動向も変わってきていると感じます。だからこそ、これから多様性のある時代の新しい選択肢を提案できればと思っています。そんななかで始まった新しいサービスがあります。

コロナ禍で始まった新サービス

①  JEWELRY@HOME ーご自宅でジュエリー試着サービスー

もっと自由にジュエリーを手に取って欲しいという想いから、店舗はジュエリーをショーケースには入れず、コーヒーを飲みながら自由に試着できるようなカフェ併設の設計にしました。たくさん試着するなかで、本当に自分に似合うものを見つけて欲しいと思ったからです。しかし、再び緊急事態宣言が発令され、外出することが難しくなりました。

そこで自宅にいながらでも本物のジュエリーを無料でフィッティングできるサービスを始めました。18Kの重厚感や着用感、本物だからこそのダイヤモンドの輝きをご自宅でもリアルに体験いただきたいので、イミテーションではなく、本物を送ることにこだわりました。当初は店舗にお越しいただくことが難しい地域の方に向けて準備を進めていたサービスでしたが、結果的に東京の方にも喜んでいただけました。

②  オンラインコンシェルジュ

店舗ではコンシェルジュに直接相談ができますが、遠方にいても、スマートフォン一つでコンシェルジュと直接やりとりができるオンラインコンシェルジュのサービスの開始時期を当初の予定より早めました。LINE、ビデオ通話、メール、お電話等、お客様のお好きなツールで、ギフト選びの相談にのって欲しい、婚約指輪の相談がしたい、お手入れ方法を知りたい、気になるアイテムを試着したいなど、些細なことでも気軽に相談できるサービスです。コンシェルジュが着用した手の写真を撮ってLINEでお送りする等、ご自身の着用イメージが湧きやすいようなご提案も行っております。店舗にお越しいただかなくても、お客様一人一人に専任のコンシェルジュがつくので、安心できると好評いただいております。

今後の展望

恵比寿の店舗は、期間限定だったため、3月21日(日)で営業を終了しています。オープンしてからほとんどの期間が緊急事態宣言の発令下での営業となり当初の予定通りにいかなかったこともたくさんありましたが、約3か月間の短い期間でもお客様の声をたくさんいただきました。このお声を生かして6月には表参道に旗艦店をオープンする予定です。

ジュエリーが人生を豊かにするという価値観をたくさんの方に共感していただくためにも、表参道でも「体験」を重視した店舗にしていきたいと思っています。「豊かさ」や「ラグジュアリー」の概念が変わりつつある今、今後も新しい挑戦を続けていきたいと思います。

【HELICAL CHORD（ヘリカルコード）について】

HELICAL CHORD（ヘリカルコード）は、「想い」や「ストーリー」から生まれた、一生共にできる、これからのジュエリーブランドです。デザイナーKangが2005年に創業し、多くの著名⼈に愛されてきた「Art of Inspiration」をリブランデイングし、2020年に誕生しました。

デザイナーKangの創業ストーリーはこちら：https://prtimes.jp/story/detail/yxJ5VncV0KB

パートナー・ジュエリー

「らせん」を意味する“HELICAL”は生命の奇跡を、「音」を意味する“CHORD”は人生が奏でる音色を表現し、人生のパートナーのような存在として、ジュエリーで毎日をすこしでも豊かにできるように、ブランド名にはそんな願いを込めています。

株式会社HELICAL CHORD COO & CMO 石津 大介

大学卒業後、広告会社2社、アディダスジャパン株式会社にて、各種メディア広告・販売促進・ブランドマーケティング・商品企画・事業企画を担当。アディダスジャパンでは、2014年サッカーW杯の日本代表ユニフォーム及び関連商材の責任者及び横断的なプロジェクトリーダーとして史上最高の売上を達成。2017年、当時ベンチャー企業の「株式会社 I-NE」に入社し、マーケティング部門の統括部長に就任。戦略的なマーケティングにより、大手企業が市場の大部分を占めていたシャンプー業界で、業界２位となった「ボタニスト」のブランドマネジャーや発売直後で完売となったメイクブランド「CAROME.」のリブランディングを担当。同社の急成長に大きく貢献し、2020年9月東証マザーズ にて上場 (4933)。2020年、「株式会社HELICAL CHORD」のCOO&CMOに就任。

■会社概要

会社名：株式会社HELICAL CHORD

代表者：代表取締役社長CEO 横田 武志/ 代表取締役 デザイナー 福谷 公男（Kang）

設立年月日：2011年4月15日

資本金（資本準備金含む）：8,560万円

所在地：〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-50-6 中島ビル5階

URL：https://helical-chord.com/

インスタグラム：https://www.instagram.com/helical__chord/