自分が主人公になって絵本の中に入れる「アバター絵本」開発の裏側とは
「ÉHON INC.(えほんインク)」は、株式会社アッタデザイン (本社:東京都品川区、代表取締役:國則圭太)が運営する、世界に一つだけのオリジナル絵本ギフトサービスです。2019年11月30日(絵本の日)にリリースして以降、ストーリーもイラストも完全オリジナルのフルオーダーメイド絵本を制作してまいりました。現在は次のステップとして、自分が絵本の主人公となって登場できる「アバター絵本システム」を開発するためクラウドファンディングに挑戦中です。今回は、ÉHON INC.代表の國則から「アバター絵本」開発の裏側についてお話させていただきます。
アバター絵本開発の背景
アバター絵本を開発するきっかけになったのは、娘達との絵本の読み聞かせの時間でした。読み聞かせをしているときに、絵本の登場キャラクターを子どもたちの名前に変えるだけで娘たちは大喜び。娘たちの笑顔を見たとき、子供が絵本の中に登場する「子供が主人公になれる絵本」を作りたいという想いが真っ先に頭によぎりました。ÉHON INC.が生まれるきっかけにもなった娘とのこのエピソードは、今でも私の心に残っています。
そして、これまで制作してきた1冊10万円〜のフルオーダーメイド絵本よりも、もっとお手頃な価格でお客様に絵本をお届けしたいと考えていたときに、ある程度テンプレート化することが必須だと考えました。絵本に登場するキャラクターを変える「アバター絵本」だったらそれが可能だと思い、アバター絵本システムの開発に踏み切りました。
どうして「シンデレラ」と「桃太郎」?
第一弾として開発予定の絵本は「シンデレラ」と「桃太郎」の2冊です。名作絵本を題材にした理由としては、お客様にとっては、全く知らないオリジナルストーリーの絵本だとどんな内容なのか想像できず購入するのに悩まれる方が多いかなと思ったんです。ご自身のお子様や他の誰かにプレゼントするなら、自分もよく知っている絵本の方が贈る側も安心できるだろうなと思いました。「シンデレラ」に決めた理由は、特に女の子が一度は憧れる”プリンセスに変身する”という体験を届けられる。そして「桃太郎」に決めた理由は、誰かを助けるために悪者を倒す”ヒーローになる”体験が届けられると思ったからです。自分がプリンセスとヒーローとなって絵本の世界を大冒険する体験を、多くの方に楽しんでいただければ幸いです。
アバター絵本開発の裏側
アバター絵本の開発を進める上で一番最初にぶつかった壁は、「イラストレーターさんを見つけること」でした。何よりも難しかったことは、どのイラストレーターさんに制作を依頼するか決める上での”判断基準”です。絵が上手なイラストレーターさんはたくさんいらっしゃいます。「素敵!」と思う基準も人によってバラバラです。明確な判断基準がないからこそ、最終的には代表である私の判断で、”この人しかいない”と運命的に感じたイラストレーターさんに決定させていただきました。
「シンデレラ」については、イラストレーターの近藤達弥さんに制作を担当していただくことになりました。数年前に近藤さんがイラストをご担当されていたセブン-イレブンのクリスマスケーキのチラシを娘が家に持ち帰ってきたことがきっかけで近藤さんを知りました。とても印象に残る素敵なイラストだったのを今でも鮮明に覚えています。「シンデレラ」のイラストを近藤さんにお願いした理由は、チラシに起用されていた安室奈美恵さんがまるでおとぎ話のプリンセスのようで、そこから絵本の「シンデレラ」の世界観がリアルにイメージ出来たからです。迷わず近藤さんに制作を依頼し、快く承諾していただきました。
(画像は開発予定の絵本「シンデレラ」のイメージ画像です。)
「桃太郎」イラスト担当のリックさんには、過去にÉHON INC.のブランドビジュアルのデザインを担当していただきました。リックさんからは「誰もが知っている作品だからこそ、自分の色を出していけるのだろうか...」と一度考えさせて欲しいとのことだったのですが、再度アタックしたところ熱意をご理解いただき「まだ誰も見たことがない桃太郎を描き、子供たちに愛される絵本を作りましょう!」と言っていただきました。”新しさ”と”親しみ”を届けられる絵本になるよう、再びタッグを組み一緒にやっていけることになりました。
絵本制作を進めていく中で、お二人が持っている世界観を全面に表現することと、世の中のニーズに合わせて誰からも愛される絵本を作ることのバランスを取るのがとても難しいですが、最高の絵本を完成させるため、何度もお互いに話し合いを重ね、試行錯誤しながら制作を進めています。
【イラストレーター紹介】
・「シンデレラ」担当 近藤達弥
公式HP:https://tatsuyakondo.myportfolio.com/
・「桃太郎」担当 リック
公式HP:https://rick-graphics.com/
最も重要な「チームビルディング」
名作絵本のイラスト制作やアバターシステムの開発など、初めての経験で慣れないことも多いですが、これまでで一番大変だと感じたことは「チームビルディング」です。実はÉHON INC.のプロジェクトは、イラストレータさん含め社外にいるそれぞれの分野のスペシャリストの方達と進めています。アバターシステムも、ベトナムにある会社さんと一緒になって開発をしています。そんな中、ビジョンの共有が上手くできないまま業務だけが進んでしまったり、それに加え新型コロナウイルスの影響もあり直接会ってコミュニケーションを取れず、チームワークが乱れてしまった場面がこれまで多々ありました。メンバー同士で腹を割って話せる時間も少なかったのかもしれません。
言葉の捉え方も人によって異なります。「想いを伝える」ことは、本当に難しいのだと身をもって感じました。ただ、今一緒にやっているのはÉHON INC.の想いに共感して集めってくれた仲間。軸となる想いや大切にしたい価値観、そしてどんな未来を一緒に作っていきたいのかもう一度考え直し、みんなが共通して理解できる「言葉」で伝えていきたいなと考えています。今後も、同じ志を持った仲間と一緒に「絵本に入る体験」を多くの方々に届けられるよう頑張ってまいります!
クラウドファンディングプロジェクトページ
『自分が主人公になって絵本の中に入れる!「アバター絵本システム」開発プロジェクト』
https://camp-fire.jp/projects/view/404026
-----------------------------------------------------------------------------
【当社について】
名称 : 株式会社アッタデザイン
代表取締役:國則 圭太
住所: 東京都品川区西五反田1-26-2五反田サンハイツ607
設立:2015年7月
事業内容:グラフィックデザイン、SPツール、Web制作、Webコンサルティング、アプリ開発、イベント、展示会、映像、ブランディング(CI/VI)
URL: https://attadesign.co.jp/
【取材依頼・お問い合わせ先】
電話:03-4500-7716
メール:support@ehon-inc.jp
-----------------------------------------------------------------------------
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ