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【社員インタビュー】海外のコンテストで最優秀賞となったプロダクトを生み出す会社を支えるバリューとは?

著者: RUN.EDGE株式会社

こんにちは、RUN.EDGE(ランエッジ)広報担当です。

2020年12月、RUN.EDGEは、海外のピッチコンテストの日本予選で最優秀賞を受賞しました。

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スポーツ分野で培った映像技術を教育分野に展開し、評価されたRUN.EDGEのプロダクト。そこに不可欠なのが、快適な分析体験を支えるバックエンドです。


今回は、RUN.EDGEプロダクトの縁の下の力持ち、バックエンドの開発リーダーを務める鎌田英朗(かまだ ひでお)のインタビューをお届けします。



鎌田は、大学院を修了後、富士通に入社。ミドルウェア開発者として9年のキャリアを経て、同期入社でのちに社長となる小口に誘われ、RUN.EDGEの前身のプロジェクトにジョインしました。


そんな最古参メンバーである鎌田に、エンジニアとしてのこれまでのキャリア、会社ができる前のこと、仕事への思いを中心に話を聞いてみました。

エンジニアとしての基礎を築いた富士通時代

ー鎌田さんは富士通に新卒でソフト開発職で入社されていますが、どのような経緯でエンジニアを志望されたのでしょうか。


もともと「ものをつくること」全般が子どもの頃から好きで、その延長で理工系に進みました。私が入った学科は、入学時点では電気・通信・情報が一緒くたで、大学2年生で別れることになっていて、その中で私は情報系を選びました。その時2000年頃で「これからはITだ!」という機運も高まっていたので。卒業してからも、そこで学んだことを活かしたいなと思い、ソフト開発の道に進んだという感じです。


ー後にRUN.EDGE代表となる小口さんも以前富士通所属でしたよね。


そうです。同期(入社)として出会いました。小口さんは新入社員の研修の時から提案をしたり、目立っていました。わりと仲も良くて、よくボウリングに行っていた記憶があります(笑)。


ー入社後に配属された部署ではどのようなお仕事をされていたのですか?


業務システムのワークフロー製品を開発する部署にいました。同じ部署に9年間いたのですが、実は開発らしい開発をやったのはトータルでも3年くらいでした。アメリカ・ドイツ・インドの海外3拠点と日本でチームを組んだ大所帯での品質チェックや、性能改善、保守・サポートなどが多かったですね。


ー開発していた期間が短かったとは意外です。その期間で開発されていたものについてもう少し具体的に教えてください。


主に担当していたのは、データベースとの連携部分の改修です。製品が何種類ものデータベースをサポートしていたこともあり、他のメンバが新バージョンの設計に入ってからも、前バージョンの複数データベースへの展開をしていました。新機能の開発もやりました。


ものづくりが好きな私にとって、ソースコードを書く仕事はやりがいがありましたが、それ以外の仕事も、技術を深く理解していないとできなかったので、今思うと全体を通して技術力がかなり鍛えられたかなと思います。


ー技術者としてバランスよく力をつけられる、良い環境だったのでしょうか。


うーん・・たしかに良い環境ではあったのですが、30歳を越え、異動しながら色んな仕事をしている同期達の様子も見聞きするようになると、この深くて狭い世界に留まっていてよいのだろうか?と、これからのキャリアについて考えることが増えていました。


その時、イノベーションが社内でも盛んに叫ばれるようになっていて、当時流行っていたハッカソンに一度だけ参加したりもしました。イキイキと開発している人たちからは大いに刺激を受けたのですが、少し違和感が残りました。仕事の外で活動することも良いけど、新しい知識を吸収したりしながら仕事を通して実践していくほうが自分には合っているなと。

業務の中でスキルアップできる環境を求めて新しいチームへ飛び込む

ー小口さんと週末に開発をしていたのもその頃ですか?


はい。小口さんが同期のエンジニアを集めて週末にプロトタイプの開発をしていた話は一部で知られていて、で、私が小口さんと同期なので、その2人が中心となってRUN.EDGEになった、みたいに言われることもありますが、実は違うんですよね。私はどっぷり開発に入っていたわけではなくて、簡素なサーバーをAWSに立てて、裏側のデータを抽出するところをちょこっと作った程度だったんです。画面側を作れる人のほうが活躍していて、これからはこういう、画面の技術が光る、webのシステムの時代なんだなと思ったことを憶えています。ただ私が極めたいなと思ったのはバックエンドですね。データや動画を処理したり、安定したプロダクトを提供するための根幹を支えるところに今もやりがいを感じています。


その後、小口さんが本格的に富士通で野球のプロジェクトを立ち上げる、となったときに、他の同期とともにチームに誘われました。私、例の週末の開発でたいした貢献できませんでしたし、もともと変化を好まない性格なので悩んだのですが、今後のキャリアを考えて業務の中でスキルアップできる環境に移りたいと思う気持ちも高まっていました。また、使われている場面がイメージが湧きやすいプロダクトに関われるチャンスだとも思い、移る決心をしました。


小口さんと一緒に偉い人達に異動をお願いしてまわった結果、私の想いを理解してくださって異動が叶いました。異動を承認してくださった事業部長、部長、マネージャーの皆さんには今でも感謝しています。


ー週末のプロトタイプ開発は、鎌田さんのキャリアのターニングポイントの一つとなったのですね。無事に異動が叶い、プロ野球向け映像分析プロダクト「PITCHBASE」が完成し、お客様の手に渡り、RUN.EDGEという会社が富士通からカーブアウトしていく訳ですが、鎌田さんが9年間いた場所から環境を変えて得たものとはなんでしょうか。


モダンな技術を学びながら仕事で使えるようになったことと、一人でいくつも役割を持てることが大きな違いだと思っています。後者に関しては、エンジニアのリーダーとしてシステム全体とチームを見つつ、お客様の声を聞き、プロダクトをどう成長させるかを考えたり、と、言ってみれば、富士通だったら複数の部署に別れてやることを一人でやるということ。大変なことも多いです(笑)。もちろん規模が違うのでどちらが良い悪いということではないですけどね。


プロジェクト初期の鎌田


最初、私はリーダーではなくメンバーとして入ったんですけど、その時のリーダーが、真剣に仕事をしながら、おちゃらけるときはおちゃらけて、オンとオフを切り替えながらチームの雰囲気を常に良い状態にしてくれる人でした。今は自分がその立場を引き継いでいますが、その人から受けた影響で、良い雰囲気づくりを心がけています。

みんなで良いものをつくるーリーダーとして、一人の技術者として

ーリーダーという立場に上がったこともあり、大変なことも多い、とおっしゃいましたが、それでも頑張れる理由はなんでしょうか。


プロダクトづくりって、完成した!リリースできた!やった!で終わりではないんですよね。良い物を作ってできるだけ多くの人に触れてもらいたいですし、興味を持って使ってくれている方には、満足して使い続けてもらいたいです。もともとお客様から遠いところで開発していたから、よりそう思うのかもしれないですね。


あとはチームの存在です。自分だけが大変な訳ではないですからね。自分がリーダーとして幅広い役割をカバーすることで、メンバーには開発に集中してもらえるようにしています。そんな中でメンバーがどんどん成長してくれて最近はよく助けてくれるようになりました。頼もしいです。


オフィスで行われた飲み会での一コマ。左から3番目が鎌田、5番目が小口。


ー今回お話を聞いて、鎌田さんがこれまで富士通とRUN.EDGEで培った経験とマインドがRUN.EDGEのバリュー「本物のプロダクトを作ろう」の起源なのだと思いました。最後に、今後について教えてください!


私は純粋にものづくりが好きで、今も息子にキャラクターの絵を描いてあげたりしています。そんな感じでエンジニアとしてものづくりに没頭することも続けたいですが、加えて新しい製品の企画をやってみたいですね。


鎌田が子どものために描いたポケモンのイラスト


子ども達が大きくなったときに、「お父さんがこれ作ったんだよ」と言うことが秘かな夢です。技術以外でも、新しい知識を得たり学んだりすることが好きなので、できることの幅を広げていきたいです。


もう少し短期的なところでいうと、地味なところもコツコツ頑張れて、新しい知識を吸収できて、性格的に穏やかなエンジニアがRUN.EDGEには多いと思っているんですが、そんな人が活躍できるチームをこれからも作っていきたいです。


🎨🎨🎨


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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