子ども3人を育てながらヘッドスパ専門店をオープン! リラクゼーションだけでなく、予防・未病をサポートするサロンを目指そうと思った理由とは!?
フェリコ株式会社は、多くの女性が仕事、家庭を両立させて生き生きと輝き、充実した人生を送ることのバックアップを通じ、社会貢献することを目的に2015年11月に設立しました。社名のフェリコとは、エスペラント語で「幸せ」を意味します。会社の理念である「幸せ」とは、フェリコのセラピスト自身が働きやすい環境で仕事をすることで幸せを感じ、暖かな気持ちでお客様に施術することを通じて、お客様に幸せになっていただくことを願ってつけたものです。
三軒茶屋でヘッドスパ専門店「希翠(きっすい)」を運営しており、社長含め、スタッフの7割がママという会社です。経済産業省が普及推進する「健康経営優良法人(中小規模法人)」に2020・2021と2年連続で認定され、今年から新設されたトップ500法人に冠される「ブライト500」にも認定されました。
社長は、大学生・高校生・中学生の3人の子どもを持つ母親の赤羽亜希です。
赤羽はセラピスト経験もなく美容業界には興味もなかった普通の専業主婦でした。
2人の男の子を授かった頃、実兄の手伝いから美容業界に入り、そこから20年間美容業界に携わることになります。
2015年に独立し、ヘッドスパ専門店「希翠(きっすい)」をオープン。現在は、リラクゼーションにとどまらず、「未病・予防」のアドバイスまで出来るサロンを目指しています。今回は専業主婦だった赤羽が、独立して創業するまでに至った経緯や、苦労、今後の目標をご紹介いたします。
■女性が家庭と仕事を両立しながら働き続ける難しさを知った30代
大学卒業後、総合職として専門商社に入社しました。女性初の海外出張候補になるべく、必死に仕事を頑張りチャンスを掴んだものの、渡航直前に「男性と2人で出張はさせられない。」という理由で候補を下ろされ、私よりも成績は下だった同期の男性が選ばれました。今もまだそういう風潮はあると思いますが、当時は今よりもっと「女性が不利」な世の中だったため、産休なども取りにくく、4年働いた後、第一子の出産を機に退職し、専業主婦になりました。
専業主婦4年目の長男4歳・次男0歳の時、大阪でエステサロンを経営する実兄に誘われ、後々約100名のスタッフの育成・管理を手伝うことになりました。
美容業界は離職率が非常に高く、1年以内に約50%、3年以内に80%、10年以内に92%が離職すると言われています。当然、兄の会社も同じ悩みを抱えていました。
そこで、私はスタッフ一人ひとりにヒアリングを行い、皆の不満がどこにあるのか、現状の把握に努めたところ、通常の業務に加え、技術研修などで拘束時間が非常に長く、それが収入に反映されないという不満が大きいことが分かりました。また、せっかくキャリアを積んでも長時間労働で体調不良が出てくるスタッフも多く、それでは家庭との両立が難しいと辞めていくスタッフが後を絶ちませんでした。
その現状を打破すべく、働き方改革の必要性をずっと経営者である兄に訴え続けましたが、話し合いは平行線のまま。女性が結婚・出産を経ても家庭と両立しながら長く働ける環境を作りたいという想いが強くなっていき、兄のお店を退職しました。そうすると、知り合いの経営者から出資の申し出があり、兄の店を以前退職したスタッフたちが協力してくれて、とんとん拍子で三軒茶屋のヘッドスパ専門店~希翠(きっすい)~を2016年にオープンすることになりました。
■自身の体調を崩したことから見えてきた「未病・予防」の重要性
自分のサロンをオープンしてから、ずっと実現したかった「女性が働きやすい環境」を目指しながら、売上も上げていく、という一見相反する経営に挑戦し始めました。
自分自身が心身共に健康でなければ、家族やお客様に最大限の配慮やパフォーマンスが出来ないことは、私が誰よりも経験してきたからです。
2018年から健康経営に取り組み、今ではスタッフが体調不良で早退・欠勤することはほとんどありません。家庭の環境でやむを得ず退職したスタッフはいますが、働く環境を理由に退職したスタッフもオープン以来一人もいませんし、皆の仕事のパフォーマンスも上がりました。
昨年からコロナ対策のため、営業時間も短くし、ベッドも1台減らしていますが、接客数は減っていても売り上げが落ちないのは皆の接客力が上がり、単価が上がっているということです。これは、健康経営に取り組むようになり、皆が自分の健康管理にも目を向け、お客様にも深いアドバイスができるようになったからだと思います。オープン以来、大きなクレームがないことも高い接客力の賜物だと思います。
そんな中、サロンをオープンして3年が経った2019年の夏、私は全身に蕁麻疹が出る皮膚病になりました。目も鼻も耳も腫れ、足からはリンパ液が出て痒くて夜も眠れない状態が続きました。いくつもの病院で検査するも、診断は「原因不明」。医師に「どうしたら健康になりますか?」と聞いても、「慢性化しているので治りません。ステロイドと飲み薬で症状と付き合っていくしかない。」と言われました。
病院は病気に対しての治療をする対症療法はしてくれますが、健康になるための食事や免疫力を高めるアドバイスはしてくれませんでした。
私はこの経験から、人間が本来持つ自然治癒力を高めるための予防医学を学び、「予防習慣ヘルスアドバイザー」という資格を取得しました。私は自分のカラダを実験台に、あらゆる食事やサプリメントなどを試し、どうやったら自分の自然治癒力を高めることができるのかと試行錯誤しました。そして、発症から1年半後、ようやく肌も元の状態に戻ったのです。
■アンダー30の若い世代へ伝えたいこと
人生100年時代と言われていますが、心身の不調を感じている人はどんどん若年化しています。当サロンではオープン以来5年間で20代の来店比率だけが15%も増えました。
私は、美容業界に20年間携わってきて、美容や健康に対する意識は高いと自負していました。肌に付けるものや口に入れるものも気を付けてきたつもりです。でも、原因不明の蕁麻疹が出た時に、重度の貧血だと言われました。そこで鉄剤のサプリを飲みましたが、全く改善されず、腸を調べたところ、腸内環境が悪く、どんなに鉄剤を摂っても吸収されないことが分かったのです。
つまり、世の中には美容や健康に良いとされているものはたくさんありますが、それが必ずしもあなたのカラダに合うとは言えないということです。まずは自分のカラダの取扱説明書を作って欲しいのです。自分はどういう体質で、どういう食べ物が合っているのか、同じDNAは一つもないわけですから、自分に合う食べ物や化粧品も皆違います。
昔に比べると今は家の中でスマホやゲームで遊ぶ子供も多くなり、食べ物もインスタントで手軽に美味しく食べられるものがたくさんあります。ただ、そういった生活をずっと続けていると、30代・40代、若い方だと20代のうちからカラダに不調を感じるようになります。それが慢性化し、カラダのちょっとしたS.O.Sを見逃して放置していると、薬を飲まなければいけない生活になってきます。
本来、人間は自然治癒力というものが備わっていますから、若いうちから健康意識を高め、自分のカラダに合ったものを摂取する、適度に運動する、良質な睡眠を取るなど、健康的な生活をして欲しいと思います。そうすれば、親になった時に生まれてくる子供にも正しい知識を教えられますし、健康寿命も延びるでしょう。
現在、そのことを伝えたいと20代の方へ向けて、オンラインカウンセリングを行っています。まだモニターという形なので無料で行っていますので、ご興味あれば是非ご連絡ください。昨年のエイプリールフールに配信した「夢」が少しずつ実現しています。
将来的には、子どもを対象に健康リテラシーを高める活動も今後も取り組んでいきたいと思っています。
【自分のカラダの取扱説明書を知るオンラインカウンセリング】
カウンセラー:赤羽亜希(予防習慣ヘルスアドバイザー)
問い合わせ先:info@felico.co.jp
【フェリコ株式会社 代表取締役社長 赤羽亜希】
商社に勤めた後、結婚・出産を経て3人の子育てをしながらブライダルエステやヘッドスパの専門店の立ち上げ、スタッフ100名の管理・育成に10年間従事。
せっかくキャリアを積みながらも結婚や出産を機に美容業界を離れてしまう女性があまりにも多いと感じ、結婚・出産後でも仕事と家庭を両立出来て、女性が活躍できる会社の運営を目指して2015年11月起業。
◼会社概要
商号 : フェリコ株式会社
代表者: 代表取締役社長 赤羽亜希
所在地: 東京都世田谷区三軒茶屋1-37-13オアシス三軒茶屋ビル3階
設 : 2015年11月
事業内容: 美容サロン「頭皮と肌の専門店~希翠(きっすい)~」の運営
URL : https://felico.co.jp/
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