「オンラインスクールプラットフォーム」創造を目指す第二創業期への覚悟〜創業から5年半、Vision、Mission、Valueを刷新〜
1、はじめに
こんにちは。
オンライン英会話スクール「GLOBAL CROWN」を運営する、株式会社ハグカム代表の道村弥生です。
私たちは、2015年9月の創業からずっとひとつのVisionを掲げてきました。
<子どもの「できた!」を育む。>
実を言うと、このVisionは社名よりも先に生まれました。「子どもの好奇心を育てたい!」という一心で起業を決めたときに、スッと頭に浮かんできたものです。多くの方に共感をいただき、仲間集め、事業運営において非常に重要な核となっていました。今でもとても愛着があります。
しかし、サービス開始から5年半が経過し、組織として更に一歩踏み出していく必要があると考えるようになりました。ありがたいことに現在の半年継続率は90%を超え、オンライン教育サービスとしては高い水準を保つことができています。
今を第二創業期として位置付け、今後より大きな挑戦に取り組んでいきたい。そのためにはどんなことが必要かといった根本的な議論がふつふつと沸き起こりました。そして、5年半掲げてきたVisionを刷新し、MissionとValueも新たに策定すると決断しました。
<子どもの「夢中の力」を信じる。>
こちらが私たちの想いをたっぷりと込めた、新しいVisionです。今回は創業時のストーリーを振り返りながら、新しいVisionやMission、Valueをご紹介し、刷新するに至った経緯や、今後の挑戦や目標についてお話ししたいと思います。
2、会社員だった私が子ども向けオンライン英会話創業にいたったワケ
▼引っ込み思案な幼少期。好奇心を育んだ両親のコミュニケーションが原体験に
私の幼少期を少しお話しすると、今となっては信じられないですが、アレルギー体質(アトピー性皮膚炎)で 引っ込み思案な子どもでした。実は、これが私の原点にもなっています。
また、私の家は祖父母の代から両親も学校の先生という、まさに教員一家でした。
「空や海は何で青いと思う?」
「このお花、なんて名前か知ってる?」
「この実、食べられるんだよ!」
こんな風に両親は私に問いかけながら、いつも好奇心を育んでくれるようなコミュニケーションを取ってくれていました。また、裁縫が得意な母親は色々な小物を創意工夫して作ってくれ、「ないものは作ってみよう」という選択肢を常に持つようにもなりました。これらのおかげで、何かを知ったり作ったりすることが楽しくなりました。
6歳下の弟と小学校3年生ごろの道村。この頃アトピー性皮膚炎が一番酷かった。
さきほどお話したアレルギー体質(アトピー性皮膚炎)によって病院通いも多く、見た目にも影響があったためにいじめられるような経験もありました。幼いながらに人生が辛いなぁと思うことも。
ですが、両親からもらった愛情によって「生きていてもいいんだ」という自己肯定感が生まれ、好奇心によって「先の見えない人生をもっと知りたい」とポジティブに思えるようになりました。
また、「こういう辛い経験をした自分だからこそ、生まれてきた意味があるのではないか!」という思いが、今の教育事業に挑戦する原体験となっています。
▼一度は却下された事業案を拾い上げて子会社を立ち上げたが・・・
大学卒業後はサイバーエージェントに入社しました。「世の中にないインターネットサービスを創りたい」という一心で入社をし、様々な経験をさせていただきました。新規事業、子会社経営、人事、プロデュースなどを経験しながら、しだいに「いつか子ども向け教育事業に携わってみたい」と思うようになりました。
ところが、サイバーエージェントはエンタメ領域のビジネスを得意とする会社です。教育事業をやるなら転職するしかないな、と思い始めていました。
そんな中、教育事業を立ち上げるきっかけとなったのは社内の新規事業合宿でした。あるチームが子ども向け教育アプリの事業案をプレゼンしました。しかも、私が教育事業に興味があることを知って事業責任者の名前を挙げていただいていたのです。予想通りこの事業案は却下されてしまいました。
ですが、そのフィードバック時に藤田社長が「子会社でやるならいいかもね」と、ポロッとこぼしたんです。地獄耳とはまさにこのこと(笑)。今振り返ると、断り文句程度の一言だったのではと思います。
それでも私は、「え?転職しなくてもサイバーエージェントでできるんだ!」と思い込み、却下された案を勝手に拾い上げ、直談判し、子会社として事業立ち上げにこぎつけました。新規事業を量産しているサイバーエージェントだからこそできたことだと今でも感謝しています。
しかし、結局この子会社は道半ばで頓挫してしまいました。
今思えば事業計画も甘かったと思います。一方で、「この会社を諦めたら一生教育事業はやらない」という覚悟で立ち上げていました。
会社を畳んでサイバーエージェントに残るという選択肢は思いつかず、どうにかして続ける方法を模索し、事業計画を見直し、社内外を説得し続けるという日々を送りました。
今の株主に出会えたこともあって、サイバーエージェントを出て事業を継続する決断をしました。これが私が会社員を辞め、今のハグカム創業に至った経緯です。
創業した当時のオフィスにて。GLOBAL CROWNのロゴを夢中で描く(笑)
強い想いで2015年9月に独立を果たしましたが、創業してからも苦難の連続でした。
新規登録数が伸びなかったり、事業資金に苦しんだり、暗中模索の日々でした。それでも、仲間に恵まれ、支えられたことは事業を続ける糧となりました。
今もハグカムで一緒に働いているCTOの松山と開発チームマネージャーの岡田は、創業2か月後に入社してくれたメンバーです。他にも、当時の開発メンバー、インターン生たちなど、どんなに苦しいときもメンバーが事業継続を信じてくれました。そのおかげで、「このメンバーでもっと教育事業を続けたい。諦めたらそこで試合終了だよ(by スラムダンク安西先生)。最後の最後の最後まで、できることはすべてやりたい。」と粘り続け、昨年に創業5周年を迎えることができました。
仲間達と4周年を祝った一枚。この年に学習塾向けサービスのリリースを果たした。
3、なぜ今、Vision・Mission・Valueを刷新したのか?
▼5年半を経て自分たちの強みを確信した「夢中メソッド」
こうして振り返ると、この5年半はあっという間でした。
嬉しいことはもちろんですが大変な時期もありました。それでも、たくさんのご縁をいただきながら、ハグカムは大きな変化と成長を経験させていただき、第二創業期の「節目」を迎えることができたと確信しています。
「節目」を意識したきっかけはいくつかありますが、その中でも特に重要と考えているのは、「夢中メソッド™️」(商標登録申請中)を整理したことです。
サービスを開始して以来、「オンラインスクールという環境で、子どもたちに楽しく学び続けてもらうにはどうしたらよいか?」をひたすらに考え抜き、こだわり続けてきました。そうした試行錯誤の中で、「夢中メソッド」は自然とでき上がっていきました。
「私たちの強みってなんだろう?」と改めて整理する中で、私たちがたどり着いたオンライン教育メソッドが「夢中メソッド」です。
↓↓↓3月のプレスリリースでも紹介いたしました。↓↓↓
バイリンガル講師の子ども向けオンライン英会話スクールを提供するハグカム、新たに資金調達を実施し更なる事業拡大へ(2021年3月9日公開)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000019731.html
「夢中メソッド」の概念図
GLOBAL CROWNの強みは、ズバリ「圧倒的な継続率の高さ」です。半年継続率は90%を超え、1年継続率も80%を超える実績が出てきました。ハグカム創業時、「リアルの英会話教室の1年継続率は70%」と聞いたことがありましたが、ついに、「オンライン英会話は続かない」というイメージを実績で覆すことができたと手応えを感じています。この事実は、「夢中メソッド」が私たちの大きな武器となっていることを示しており、私たちにとっての大きな励みになっています。
▼第二創業期の実感。VMVの刷新はどうしても必要なことだった
「夢中メソッド」を軸により良いオンライン教育を提供していくため、さらなるチャレンジをしていくには何が必要だろうと問いかけました。すると、今働いているメンバー、これから働くメンバーにとって、より良い会社・組織を創っていく必要があると考え、VisionやMissionを考え直す時が来たのだと判断しました。
- ハグカムがひとつのチームとして、より良いオンライン教育を届けるとき、
どんなVision、Mission、Valueが必要だろう?
- そもそも、これまで自分たちはどんなことを大切にしてきたんだろう?
- 何のためにサービスを提供しているんだろう?
- どんな世界をこれから創っていきたいんだろう?
正解のない問いを悶々としながらメンバー同士で議論を重ね続けました。
そうやって生み出したのが、次の新しいVision、Mission、Valueです。
全てを語り切るととんでもない文章量になってしまいます(笑)。
今回は新しいVisionに注目して、一歩踏み込んでお話ししたいと思います。
▼なぜ「夢中の力」を信じるのか?
「夢中」になって何かに没頭することこそ、人生を切りひらく力の源だと私たちは考えています。
例えば、歴史に名を残す偉人たちは、ほとんど全員が何かに没頭した人たちです。学問や芸術、スポーツなどなど。何かに没頭して突き詰められた結果、新しい分野、領域が広げられていったことは、いくらでも例を挙げることができます。
「夢中の力」は本当に素晴らしいもので、どんな子どもたちも「夢中の力」を持っていると思います。もちろん、親が一番子どもの「夢中の力」を信じているかもしれませんが、様々な理由で信じ切れてないこともあると思います。それでも、私たちは親と同じ目線に立って子どもの「夢中の力」を信じ、育み続けたいという想いがMissionにもつながっています。
▼「続ける」という言葉の意味
最後にもう一つだけお伝えしたいのは、「続ける」という言葉に重ねた意味です。
私たちは創業からGLOBAL CROWNというサービスを続けてきました。市場や業界変化が激しいなかでも、一つのサービスを提供し「続けた」ことには、大きな意味があると考えています。
続けてきたからこそ、素晴らしいメンバーに恵まれ、夢中メソッドが生まれ、新しい次のフェーズにこうして進むことができています。
「続ける」ことは、ハグカムや教育事業において大きな価値があると考え、Missionと
Valueに組み込みました。このことがきっと、私たちのVisionを達成することにつながると信じています。
子どもたちの絵が並んでいた創業当時のオフィスの一角。
Visionは変わっても、子どもを想う気持ちは当時からずっとブレない。
4、ハグカムがこれから実現したいこと
写真左から、取締役/CTO松山 先斗、取締役/宮内 淳、代表取締役/道村 弥生、
取締役/CMO石崎 勇充
▼これから実現したいこと
新たなVision、Mission、Valueの下で、より多くの子どもたちに「夢中メソッド」に基づいた楽しく続く教育を届けたい。そして、私たちは子どもたちが夢中になって学べる、
オンラインスクールプラットフォームを創ることを目指しています。
- オンライン英会話スクール「GLOBAL CROWN」の家庭向け・法人向けの事業拡大
- 「夢中メソッド」のさらなるブラッシュアップ
- 英会話以外にもレッスンのジャンルを広げ、子どもたちに必要とされる教育領域をオンラインで提供する
- より魅力的で、組織として強力なチームを創り上げる
これらを達成していくには、更なるサービスのブラッシュアップはもちろん、採用や組織の強化、ハグカムのVisionに共感していただける方をもっと増やす必要があると考えています。まだまだ道半ば、課題も山積みです。
それでも、子どもの「夢中の力」を信じて、1人でも多くのこどもたちにハグカムのオンライン教育をお届けし、よりよい子どもたちの未来創りに貢献していきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
代表取締役 道村弥生
今回のVision、Mission、Valueに込めた想いは、ぜひこちらも併せてご覧ください。
https://note.com/chimu841/n/ne9564b774953
◆採用について
ハグカムは、「子どもの夢中の力を信じ」て協働してくれる仲間を募集しています。
ご興味のある方は、ぜひこちらもご一読ください。
役員インタビュー:取締役/CMO 石崎勇充
http://www.hugcome.co.jp/ishizaki_interview
役員インタビュー:取締役/CTO 松山先斗
https://journal.peakers.jp/1803021142/
役員インタビュー:取締役 宮内淳
http://www.hugcome.co.jp/miyauchi_interview
<応募方法>
履歴書、職務経歴書をハグカム採用担当宛て<recruit@hugcome.co.jp>にお送りください。書類選考後、面接にすすんでいただく方へご連絡をいたします。
◆代表取締役 道村弥生プロフィール
ハグカム 代表取締役
両親祖父母が教員という教員一家で育つ。幼少期はアレルギー体質で引っ込み思案だったが、両親の好奇心を育む教育で前向きになれたという原体験から教育に興味を持つ。明治大学商学部を卒業後、サイバーエージェントに入社。子会社経営や新規事業開発などを経験したのち退社し、2015年に「ハグカム」を設立。「思考は現実化する」を座右の銘に、経営者・教育者・1男1女の母という3つの目線から子どもの好奇心を育む教育の提供を目指している。
◆子ども向けオンライン英会話「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」について
専用アプリ(iOS/Android対応)を使い、コミュニケーション能力に長けた日英バイリンガル講師と英会話レッスンができる子ども向けオンライン英会話スクールです。家庭向けと法人向け(学習塾、学童、保育園などの子ども向け施設)にサービスを提供しています。マンツーマンかグループでレッスンを選択でき、独自のカリキュラムは新学習指導要領及び※CEFRに準拠。学校の授業や世界基準に沿った英語学習で「英検」や「TOEIC」の受験にも活かせます。さらに、AIによる発音チェックも可能な自習教材アプリで英語4技能を楽しみながら伸ばすことができます。
※英語の学習レベルを測る国際的なガイドライン。「ヨーロッパ言語共通参照枠」の略。
<マンツーマンレッスン:GLOBAL CROWN>
公式ページ :https://www.global-crown.com/
対象年齢 : 3~12歳
レッスン時間: 月曜~金曜日 15:00~21:00、日曜日 10:00~15:00
対応端末 : iPhone、iPad、Android端末各種
<グループレッスン:GLOBAL CROWN for Group>
公式ページ : https://group.global-crown.com/
対象年齢 : 6~12歳
レッスン時間: 火曜~金曜日 15:00~21:00
対応端末 : iPhone、iPad(※Androidも対応予定)
<塾・法人様向け:GLOBAL CROWN>
公式ページ:https://www.global-crown.com/to_business
導入や運用にかかるコストを抑え、オンライン英会話教室を開講することができます。
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◆会社概要
社名 : 株式会社ハグカム
所在地 : 東京都渋谷区本町1-20-2 パルムハウス初台205号室
代表者 : 代表取締役 道村 弥生
事業内容: 子ども向けオンラインスクールの運営
URL : http://www.hugcome.co.jp/
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