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80代の著者さんもおられます。

マルヤナギの単なる「おいしい蒸し大豆」が「人・社会・地球環境の持続可能な発展に寄与する食材」になるまで

著者: 株式会社マルヤナギ小倉屋

蒸し豆・煮豆・佃煮のマルヤナギブランドを展開する株式会社マルヤナギ小倉屋は、2004年にマルヤナギの蒸し大豆を発売し、「おいしい・ヘルシー・簡単便利」で生活者の皆さまに受け入れていただき市場拡大を続けてきました。


近年、メーカーの商品開発においてもSDGs、サステナビリティへの貢献が必然となり、消費者もこれらに寄与する商品をなるべく選びたいと考えるようになりました。そのような中で、当社はこの「まるごと大豆」を蒸しただけのシンプルでナチュラルな食材にこそ、世界の健康・食糧・環境課題を解決する可能性があると考えました。

この「可能性」を実現するため、まずは社内外に向けて「夢」を「言葉」として発信することが必要だと考え、昨年April Dreamの企画にて発表させていただきました。

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夢の発信による変化

昨今、大豆ミートに代表される代替肉やプラントベース食品が注目される中で、「蒸し大豆は世界を救う」という夢の発信は「蒸し大豆だからこそ」の魅力を表現できる言葉でした。そのため社外への認知が進み、お客様にも興味を持っていただくことができました。

また、蒸し大豆が話題のSDGsに掲げられる様々な目標を解決できる可能性があるということを、当社の社員が改めて認識することができ、この「夢の実現」をテーマに様々な活動が始まりました。

「蒸し大豆は世界を救う」ロゴでの認知拡大

まず「蒸し大豆は世界を救う」という夢のロゴを作成しました。これを商品パッケージや販売店の店頭POP、消費者向けのキャンペーンやSNSなど様々な場所で活用することで、「蒸し大豆で世界の健康・食糧・環境課題を解決したい」という私たちの目標を多方面に発信、認知拡大を目指しています。

もっとたくさん蒸し大豆を食べてほしいから“蒸し大豆メインディッシュ”を提案する「もっと蒸し豆!レシピ」を作成

消費者に、お肉の量を減らし蒸し大豆に置き換えたハンバーグなど「蒸し大豆メインディッシュ」の提案を始めました。大豆をサラダ等のトッピングに使用した場合と比較し、メインディッシュにすることでたくさん食べることができるので、健康面でよりメリットが期待できます。

開けてすぐ使えて手軽・便利、どんなお料理にも合う大豆そのもののおいしさ

蒸し大豆は開けてそのまま食べることができ、大豆本来のおいしさが特徴です。大豆を一から調理するのは大変ですし、そのままでやわらかいのでお子さまやお年寄りにもおすすめできます。ほとんど味付けをしていないので料理を選ばず、様々な用途にお使いいただけます。

メインディッシュの食物繊維量UP、カロリー・脂質DOWN

蒸し大豆と牛肉を比較した場合、100gあたりの栄養成分では、たんぱく質量はほぼ同じ、脂質は蒸し大豆が9.8gに対し牛肉は32.9gと約3倍、食物繊維は蒸し大豆が8.8gに対し、牛肉では含まれていません。

お肉と比較して水の使用量・CO2排出量削減

牛肉1kgで20.6tの水が必要なのに対し大豆1㎏では2.5tと少量で済みます。また、生産時の温室効果ガス排出量(CO2換算)では、大豆を1とした場合、牛肉では85.6倍となります(※カーボンフットプリントコミュニケーションプログラムの数値より)。

蒸し大豆を使用したメインディッシュは、環境面にも配慮したメニューです。


夢の実現に向けた「社会への取り組み」~節分に蒸し大豆を届けようプロジェクト~

当社は高齢者の方にも節分を楽しんでいただき、大豆を食べて健康に役立てていただきたいと、蒸し大豆を高齢者向け施設にお届けするプロジェクトを2022年2月初めて実施致しました。実施後は、たくさんの施設から笑顔の写真や感想が届きました。

蒸し大豆には高齢者の健康課題を解決できる可能性があります

高齢者は食事量が減り、特にたんぱく質が不足する傾向にあります。また、高齢者は便秘になりやすく、厚生労働省の「国民生活基礎調査の概要(令和元年)」によると、65歳以上の女性では7.2%が便秘の自覚をしているという調査結果もあります。たんぱく質、食物繊維が豊富な蒸し大豆は、高齢者が抱える健康課題を解決できる可能性を秘めています。

お年寄りには節分の「煎り大豆」は食べづらい

邪気を祓い無病息災を願う「節分」は、古くからの日本の良き風習として、高齢者は子らに伝え、楽しみ、親しんできました。しかし、加齢とともに咀嚼(そしゃく)機能が低下するため、高齢者の中には節分の「煎り大豆」が食べづらくなる方も多いのが実情です。そのまま食べてもふっくらやわらかい蒸し大豆なら、高齢者は安心して「食」を楽しむことができます。


今回初めて蒸し大豆を給食に利用したという施設の管理栄養士さん。「そのまま食べてもふっくらと軟らかく、豆の甘みを感じられた。また皮が気になることなく調理できた。利用者からも『軟らかくて美味しい。いつもの豆と違う』と好評だった」と言います。

その他にも全国から「甘みがあっておいしい。大豆の良い香りがした」「栄養豊富でよい、調理せず使えるから便利、そのまま食べても栗のようにおいしい」「節分で煎り大豆が食べられない利用者の方に節分らしさを感じてもらえた」といった嬉しいお声が届きました。

ファンサイト「蒸し大豆ひろば」の開設、SNS発信による“蒸し大豆ファン”の育成

蒸し大豆ファンサイト「蒸し大豆ひろば」を開設。公式LINEもスタートし、従来から運営している公式Twitterに加えてSNSを通じてお客様と交流、蒸し大豆の魅力の発信を始めました。まだまだ登録者も少なくこれからですが、少しずつファンが増えてきています。


今後も「蒸し大豆は世界を救う」という夢の実現に向けて、もっと!蒸し豆レシピの継続した発信やSNSを通じたファンとの交流、社会や子どもたちの未来に繋がる活動など、マルヤナギは多方面に向けた取り組みを企画しています。


マルヤナギHP 蒸し大豆は世界を救う

https://www.maruyanagi.co.jp/torikumi/sdgs-mushimame/




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