父の日に5万6千セット販売のおつまみブランド「古伊万里浪漫」誕生秘話
古伊万里浪漫は佐賀県伊万里市にある、おつまみ総合加工メーカー小島食品工業株式会社のブランドです。パッケージや包装が高級感ある伊万里焼デザインとなっており、ギフトとしても多くの方にお買い求めいただいております。
楽天市場で運営しているネット通販では2020年の父の日時期には56,000セット、615,000袋販売いたしました。(※2020年5〜6月累計)
今回はなぜギフトとしてもお選びいただけるおつまみブランドが生まれたのか、専務の小島がお話させていただきます。
小島清朗:アパレル業界を経て家業である弊社に就職。現在は専務として企画開発、資材仕入れ、人事などを幅広く担当。
家業にもっていたコンプレックス
古伊万里浪漫はおつまみをおしゃれにしたい、という思いから立ち上げました。それは子供のころから明治時代から続く、家業のおつまみ製造業をかっこ悪いとおもっていた私の強い気持ちでした。
子供時代、道を歩くと大人によく「おまや、どこん息子か?」と尋ねられ「清治がたん息子」と答えていました。清治とは私の父の名前です。
(※佐賀の方言であなたはどこの家の息子ですか?清治の家の息子ですという意味。)
それを聞いた相手の返事は決まって「ああ、スルメやの息子か!」でした。これがいつもたまらなく嫌でした。「スルメ屋の息子なんてかっこ悪い……」そう思っていたからです。
思いを変えた出来事
成人しても、家業へのコンプレックスは消えず、大学を卒業した私はアパレル業界に就職しました。
そんなある日、先輩のアパートでの飲み会に参加していたときのことです。私はテーブルに並んでいる缶ビールやピザの中に実家のおつまみを見つけました。しかも皆がそれをとても美味しそうに食べているのです。
私はそれが嬉しくてたまりませんでした。その瞬間初めて実家の会社や商品を誇りに思いました。同時に、これまで何不自由なく大学に進学できたのはこの商品、従業員の皆さん、そして仕事に打ち込み生活を支えてくれた両親のおかげだということに気づきました。今までその感謝の気持ちに気づけなかった自分が恥ずかしくなりました。
生まれた決意×地元の名産品
当時働いていたファッション業界からすると、家業は格好悪く思え「おつまみをおしゃれにしたい。誰もが認める素敵な会社にしたい」。そう思いました。
おつまみをおしゃれにするにはどうすればいいかと考えている中で、ふと地元の名産品である伊万里焼のことが浮かびました。
伊万里市は人口5万3千人ほどの小さな市ですが伊万里焼は全国各地、また海外でも知っている人がいます。伊万里焼の歴史は古く、17世紀半ばに伊万里からヨーロッパへと大
量の古伊万里焼きが羽ばたいていったのです。
私も伊万里焼のように世界が認めるような商品をつくりたい。おつまみを、時代に合わせて進化させ世界中の人の至福の時間のお供にしてもらいたい。
そんな思いから誕生したのが古伊万里浪漫ブランドです。
世界中に幸せを届けたい
現在、古伊万里浪漫はネット通販を通して全国各地、また海外にまでお届けできるようになり、世界中で喜んでもらえるような商品にしたいという願いに一歩ずつですが近づいています。贈る人、受けとる人、ご自宅用にされる人すべてのお客様に幸せを届けられるようにこれからも試行錯誤を続けていきます。
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