子どもによる、子どものための映画『ボクらの映画』公開までの道のり
子どもたちに演技を学ぶ機会を提供する演技スクール「ACT芸能進学校」(通称:A芸)が企画・製作した短編映画3作品のオムニバス『ボクらの映画』シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』での公開が終わりました!
私たちは子どもたちに演技を学ぶ機会を提供する演技スクール「ACT芸能進学校」(通称:A芸)を運営してます。
A芸は、“コロナ禍でも子どもたちの学びの場を止めたくない”という思いで、2020年10月にオンラインでスタートし、全国各地の子どもたちに演技を学べる場を提供してきました。
『ボクらの映画』の製作とクラウドファンディング
演技を学ぶためのスクールとして、演技をすること、映画を観ることが、感受性やコミュニケーションを豊かにするものだと信じています。今回『ボクらの映画』を製作したのは、作品制作そのものも子どもたちにとって学びの経験となるように、1つの作品を作るというものづくりという観点でも学びに繋がると思ったからです。
しかしながら、映画製作は気軽にできるものではないという現実にぶつかりました。
演技スクールを運営しているため、映画監督たちとの繋がりはありますが、映画監督と出演者がいるからといって製作ができるわけではなく、製作費が必要です。
製作できたとしても、今度は公開するのにもチラシやポスターの製作、色々とお金がかかってしまう。
作って終わりではなく、映画は見て頂かないと自己満足で終わってしまいます。
そのため、モーションギャラリーでクラウドファンディングを行い、公開するまでの宣伝にかかる費用、映画祭に出品するための費用をご支援いただきました。
<クラウドファンディング>
2022年5月13日まで実施し、130人の支援者様から840100円のご支援をいただきました!
https://motion-gallery.net/projects/Agei-film
3作品の短編映画
『ボクらの映画』は『うちのじいじは字が書けない』(諸江亮監督)、『超能力がほしい』(菱沼康介監督)、『アレッ!』(八重樫風雅監督)の三作品から成る短編オムニバス映画です。
なぜ長編映画ではなく、短編映画なのか。
3作品とも30分以内の作品で、子どもたちの集中力を考えると短い作品の方がしっかりと見てもらえると考えました。
総勢24名の子どもキャストが出演してます。
なぜ、メインキャストを子どもたちにしたのか。もちろん、子どもの演技スクールを運営しているため子どもたちに活躍してほしい、スクールとしての想いもあります。
自分の年齢に近い子どもたちが演じる映像作品を見て、子どもたちがいろんなことを考え、学ぶきっかけになるような映像作品=「児童映画」が日本でも増えてほしい、そんな思いもあり、観客も物語の主体も子どもに設定した映画にしようと考えました。
■諸江亮監督『うちのじいじは字が書けない』
【あらすじ】
勉強嫌いな小5の香菜は、じいじがちょっと苦手。いつも「宿題、終わったか?」と口うるさいから・・・。ある日、香菜はじいじの書いた手紙を見て驚く。まともに字を書けないじいじを、香菜は馬鹿にして無視する。しかし、じいじが字を書けない理由を知った時、香菜は辞書を片手にじいじの手紙と向き合い始める。
■菱沼康介監督『超能力がほしい』
【あらすじ】
小5のユヅキはある映画を見て、親友のニチカに「わたしも超能力がほしい」と話す。
するとニチカは「わたし、超能力あるよ」と返した。
そのやりとりは、ユヅキの弟、級友のミズエ、ユウキらを巻き込んで、思わぬ波紋を巻き起こす。
はたして、彼女の超能力とは?
そして、ユヅキが超能力をほしがったのには、ある理由があった……。
■八重樫風雅監督『アレッ!』
【あらすじ】
ある日、公園のトイレで未開封のコンドームを発見した男子中学生・肇。
好奇心と勢いでついポケットに突っ込んでしまったが、通う塾の女性講師・白沢に見つかってしまう。中学生にはまだ、子供にはまだ、と諭す白沢に肇が問う。
“じゃあ僕が、子供ではなく、大人になるのはいつですか———。”
映画祭に挑戦。色々な方に見ていただきました
完成はした。宣伝費もご支援頂いた。
それでもなかなか公開できる劇場が決まりませんでした。
私たちにとって、初めての映画の公開。専門家ではありません。
まずは映画祭で色々な方に見ていただこうと思い、応募していきました。
『超能力がほしい』がTOKYO青春映画祭にノミネートしました。
受賞はできませんでしたが、関係者以外の方に見て頂く最初の機会となり、また出演者である青木南乃さん、北林茉子さんの舞台挨拶の機会ともなり、大変思い出深い最初の映画祭です。
諸江亮監督と広島から来てくれた京野璃乃さんと一緒に長野県の茅野市で行われた小津安二郎記念・蓼科高原映画祭 短編映画コンクールに行ってきました。
こちらも10作品には選ばれたのですが、審査委員長からは選んでいただけず(なかなかの酷評でした・・・)受賞はできませんでした。
関係者の交流会もあり、とても有意義に過ごせました。
宿泊だったので温泉にも行けました!
『うちのじいじは字が書けない』が今度は子どものための映画祭キネコ国際映画祭にノミネートしました。こちらは東京で開催だったので参加できる子どもたちみんなで参加。全員集合することができました!またまた京野璃乃さんは広島から駆けつけてくれました。
なんと、キネコ短編グランプリを受賞!大人たちも嬉しいですが、子どもたちも大変嬉しかったと思います。たくさんの子どもたちに見てもらえる映画祭なので、良い機会となりました。
11月6日(日)に渋谷のユーロライブをお借りして上映イベントを開催しました!
はじめてお客様に見て頂く機会となりました。
「みんなで守るいのち」をテーマにした映画祭なので、『超能力がほしい』を応募したところ佳作をいただきました。受賞はできませんでしたが、他の作品を見ることもできて良い機会になりました。
菱沼康介監督と行ってきました!
いよいよ映画公開!『ボクらの映画』シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』
モーションギャラリーでクラウドファンディングをしたということもあり、下北沢にある新しい映画館シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』で公開決定!連日キャストや監督をお呼びしてトークイベントを実施。
年始の午前中という忙しい時期だったので、ひやひやする日もありましたが、たくさんの方に見ていただけました。
キャスト、監督のお知り合いの方や、それ以外の方々にも映画を見て頂けて、SNSで感想を頂くのはとても嬉しいことです。
本当にありがとうございました!!
今後の展開としては
いったん劇場公開は達成できましたが、ここで終わりではありません。
この映画を製作した意義としては、たくさんの子どもたちに見てもらいたいというもの。他の地域での公開を目指していきたいのもありますし、子どもたちに向けたイベント上映を増やしていきたいと思ってます。アート作品として見て頂くだけではなく、作品に込められたテーマについて考えるきっかけになると嬉しいです。
イベント等で上映して頂ける方がいらっしゃいましたらお問合せください。
▼お問合せ
info@act-college.com
習いごとの選択肢の中に「演技」を入れたい
オンラインスクールなので、色々な地域に生徒がいます。東京在住ではなくても、お芝居をしたい子どもたちはたくさんいます。
今回の作品も、広島、三重、岐阜という東京在住ではない子どもたちにも出演して頂きました。
今後も全国の子どもたちとお芝居を学び、発表する場を作っていきたいと思ってます。
また、お芝居は俳優を目指す方だけが学ぶべきものではないと考えます。
お芝居を通して、人の気持ちを考えるきっかけになったり、人前で発表することへの抵抗をなくしたり、自分自身の個性を見つけるきっかけにもなりうるかもしれません。
コミュニケーション力を高めるトレーニングにもなります。
ACT芸能進学校というまさに「芸能養成所」のような名称になってしまいましたが、今後は俳優を目指しているわけではない子どもたちに向けた演技の習いごとも広く提供していきたいと思ってます。
最初の取り組みとして、習いごと付き民間学童保育のウィズダムアカデミーにて演技の習いごとを導入しました。
幼稚園や保育園でお遊戯会があるように、ごっこ遊びをするように、必ず子どもの頃に誰かに「なりきる」という楽しい経験があるはずです。
お芝居は楽しいんだということを広げていきたいです。ピアノやプールのように一般的な習いごとの一つとして演技の習いごとが選択肢に入ってくるようにしていきたいと考えてます。
『ボクらの映画』グッズ販売!
話が脱線してしまいましたが、今回公開した『ボクらの映画』のグッズをオンライン販売をスタートいたしました!
・オリジナルパンフレット
・DVD
数に限りがございますので、是非たくさんの方に見て頂きたいです。
▼グッズ購入サイト
https://act-college.stores.jp/
▼『ボクらの映画』公式ページ:
https://act-college.com/bokura-no-eiga/
ACT芸能進学校について
公式サイト:https://act-college.com/
公式SNS:
Instagram @act_online2020(https://www.instagram.com/act_online2020/)
Twitter @act_online2020(https://twitter.com/act_online2020)
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