アドビ、本社を置くサンノゼで新社屋の開設と地域への取り組みを強化
撮影: Courtesy of Gensler | Jason O’Rear Photography.
アドビは40年以上にわたり、人、パーパス、コミュニティを重んじる精神を成長の原動力としてきました。2万8,000人を超え、今なお増え続ける従業員は、アドビにとって常に最大の資産であり、働き方の再考が進む中でも、従業員体験の形成における中心的な存在であり続けています。それと同時にアドビは、私たちが「ホーム」と呼ぶ地域社会の繁栄のための投資も行ってきました。1982年に共同創業者であるジョン ワーノック(John Warnock)とチャック ゲシキ(Chuck Geschke)が浸透させたこれらの原則は、私たちのDNAに深く刻まれ、創業者が残した誇るべき伝統として受け継がれています。
アドビが新たな章に突入しようとする中、本日、2つの心躍るマイルストーンをお知らせできることを嬉しく思います。1つは、サンノゼ本社における新社屋「Founders Tower」の開設、もう1つは、従業員が仕事や生活をする地域社会にポジティブな変化を起こし続けるための「Hometown Commitment」の刷新です。
Founders Towerのご紹介
新たに開設されたアドビの「Founders Tower」は、持続可能な建設と運営、ハイブリッドワークへの最適化、地域に根差したデザイン、変化への柔軟性や対応力などを特徴とし、アドビが考える未来の職場を体現したものです。チャックとジョンに敬意を表して名付けられたこの18階建てのビルによって、サンノゼ本社キャンパスに125万平方フィートの広さと4,000人以上の従業員を収容する能力が加わりました。Founders Towerを拠点に、アドビは引き続き成長を続け、世界トップレベルの人材を集め、最も働きがいのある職場の一つであり続けることを目指します。
撮影: Courtesy of Gensler | Jason O’Rear Photography.
つながりとコラボレーションの場
Founders Towerは、従業員が大切な瞬間に集い、つながりを築き、コミュニティを育み、ともに未来を創造するための場所としてデザインされました。人はさまざまな用途で集まることから、Founders Towerには、チームエリア、集中ルーム、コラボレーションゾーン、ドロップインデスク、アドベンチャールーム、コミュニティ集会場など400以上のスペースが作られ、利用者をサポートするテクノロジーも完備されています。また、食事はコミュニティやつながりを育むとの考えから、持続可能な食材を使用したインクルーシブな料理を体験の中心に据え、コミュニティ集会場の中心には広々としたカフェと多文化フードホールを設置しました。さらに、大勢の従業員や顧客が集まるイベント用に、ゴージャスなダイニングルームも用意しています。1階には、一般の方々も利用できるコーヒーショップが数カ月以内にオープンする予定です。
撮影:Courtesy of Gensler | Jason O’Rear Photography.
持続可能性が組み込まれたデザイン
持続可能性とウェルビーイングをデザインの基本原則としたFounders Towerの開設は、CO2総排出量の削減というアドビの目標に向けた大きな一歩となります。アドビ はFounders Towerの建設を決定し、シリコンバレーでこの規模では初めてとなる、再生可能な太陽エネルギーと風力エネルギーだけで駆動するオール電化の大型ビルを設計することで、大胆に未来へ投資する機会を得ました。当ビルで提供される食事はIH調理器を備えた5万平方フィートにも及ぶ広さのキッチンで作られ、その面積はオール電化の商業用キッチンとして北米最大を誇ります。現在、アドビの事業運営における電力需要の70%以上が再生可能エネルギーで賄われており、2025年までに事業所全体で100%再生可能エネルギー化を実現するという目標に向け順調に進捗しています。本社のほかの3つのビルと同様、Founders Towerも環境に配慮した建物に与えられるLEED認証を取得しています。
撮影:Sprig Electric
クリエイティブに、そしてコミュニティとともに
世界のクリエイティビティとデジタル体験を支える企業にふさわしく、Founders Towerは芸術的で没入感のある体験に満ちています。建物の柱には、Adobe Experience Managerを活用し、BehanceやAdobe Stockのアーティストによるデジタルアートが映し出されています。優れた地元アーティストがデザインした壁画は、サンノゼ市の豊かな多様性へのオマージュとして、建物内の壁を飾っています。既存の3つのビル(ウェスト、イースト、アルマデン)とFounders Towerの間にこれから架けられるブリッジは、ユニークなアート作品で彩られる予定です。また、ビル全体に色彩心理学が活かされており、青は集中力、緑はコラボレーション、オレンジはつながりやコミュニティを促すなど、利用者がそれぞれのニーズに応じて自然としっくりくるスペースに導かれるような仕掛けがあります。こうした要素をすべて盛り込みつつ、アドビの歴史に触れる場として作られたAdobe Experience Museumは、アドビのバリュー、ミッション、製品、コミュニティへ取り組みを広く紹介する施設です。
撮影:Courtesy of Gensler | Jason O’Rear Photography.
ホームタウンに根差し、地域社会を支える
アドビは、1994年に大手テクノロジー企業としてはじめてサンノゼのダウンタウンに本社を移転して以来、サンノゼをホームと呼んできました。それから長年にわたり、従業員が仕事や生活をする地域社会との関わりを大切にする企業として、アドビ財団の助成金をはじめ、従業員のマッチンググラントや製品寄贈などの企業としての寄付活動、従業員のボランティア活動、プロボノコンサルティング、NPOの理事会や委員会への参加など、地元NPOへの直接的な支援を通じて、サンノゼの多くの組織にサポートを提供してきました。
アドビはこの度「Hometown Commitment」を刷新し、従業員のコミュニティ参画、ボランティア活動、アドボカシー活動のほか、資金や製品の寄付を含む包括的なアプローチを構築し、ここサンホセ市を皮切りに、社会に一層ポジティブなインパクトをもたらすことを目指します。この戦略の一環として、地域内の重要な課題の解決や、地域社会の活性化、健全な芸術・文化施設の確立というアドビと共通の関心を持つサンノゼ内の8つのNPOを支援するために、アドビ財団より200万ドルを拠出します。
協働の第1弾では、San José Downtown Association、HomeFirst、The Kelsey、Second Harvest of Silicon Valley、The Tech Interactive、Cinequest、Local Color SJ、San José Museum of Artの8団体を支援します。ホームレス問題や食料不足など、地域内で早急な対応が求められる重大な課題に取り組む団体に焦点を当てるとともに、芸術・文化施設などダウンタウンのインフラを支えることで、最大限のインパクトをもたらし、より強い未来をともに築いていくことができると考えています。
アドビは、長年にわたり地元サンノゼの団体を支援してきた歴史を持ちます。2022年だけでも、サンノゼにある数百のNPOに総額240万ドル以上を寄付し、4200時間以上のボランティアを行いました。2021年秋には、アドビのマイノリティ教育機関戦略(資金不足のコミュニティの活躍、成長、発展を促すことを目指すTaking Action Initiativeの一環)の中で、サンノゼ州立大学(SJSU)が一つ目のヒスパニック系教育機関(HSI)に認定されました。アドビ財団は、過去2年間に200万ドルをSJSUに提供し、多様性、公平性、インクルージョン(DEI)に関する取り組みや、メンターシップ、専門家育成、教員による学術研究、社会正義に関するプログラムの構築を支援してきました。
アドビは「Hometown Commitment」を通じて、アドビやアドビ財団、従業員、製品のパワーをフルに生かして地域のNPOのミッションを後押しし、サンノゼのコミュニティ、さらには従業員が仕事や生活をする世界各地のより多くのコミュニティを支援していきたいと考えています。
アドビはこれまでもこれからも「人」を大切に
私は、これまでの25年間、アドビを「ホーム」と呼んできたことを誇りに思う者であり、人、パーパス、コミュニティを大切にするアドビの素晴らしい文化を生で体験する機会に恵まれてきました。同じ職場で働く仲間たち、地域の方々、アーティスト、コミュニティの変革者といった人々とのつながりが、何よりもアドビを素晴らしい職場にしています。そして、アドビがデジタル体験を通じて未来を創造し、世界を変えていこうとする中で、こうしたつながりこそが、新たな章に前進する原動力となるに違いありません。
この記事は2023年3月8日(米国時間)に公開されたExpanding Adobe’s presence and commitments to San Joseの抄訳です
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