1940年代米海軍特殊部隊向けの名作モデル、”BUSHIPS”腕時計の復刻ストーリー
株式会社モントルロロイは1893年創業、日本最初期の時計メーカーである『村松時計製作所』(現株式会社MIC)のオリジナル時計製作部門として発足いたしました。
大手ジュエリーメーカー様や有名アパレルメーカー様の時計製作のお手伝いをする中、”いつの時代も愛される時計”をテーマに『村松時計製作所』オリジナルブランド”PRINCE"と"KEYFORD"時計の復刻を果たしました。
Bugle alarm clockビューグルアラームクロックは米国ニューヨーク近代美術館MoMA shopに選ばれ、Grab table watchグラブテーブルウオッチは仏プランタンデパートオスマン本店の150周年アイテムとして採用販売されました。http://prince-keyford.com/
弊社は常々、伝統の”PRINCE"ブランド、クラシックに新しい要素を組み込んだ"KEYFORD"ブランドに加え新たなるマーケットを模索しておりました。”いつの時代も愛される時計”のテーマをブレずに新しく開拓したのが、今回辿り着いた軍モノ時計シリーズでした。ミリタリータイムピースは前記にもあるように目的は明確であり、機能面・デザイン面・技術面に明示性、正確性、耐久性を伴わせる事でした。現代に於いても腕時計の目指すものであると言えるでしょう。またミリタリーデザインはファッション界に於いても長年改良なされ愛され続けているモノです。
今回の”BUSHIPS small second 腕時計”軍モノ時計第8弾になります。
BUSHIPS WATCHの復刻プロジェクトについて
実は人気のBuships watchには大きく別けて2種類有ります。1940年代米国陸軍と海軍の先鋭達から作られた特殊工作部隊向けに作られたBuships watchはエルジンの他にハミルトンからも供給されていました。
エルジンバージョンは弊社を含め、何度か復刻をされているアイテムですが今回のハミルトンバージョンは復刻される事はあまり有りません。また希少なスモセコバージョンは実物も少なくレアなモデルになりました。革ベルトを起用する事で、とても大人のBUSHIPS WATCHに仕上がりました。
Historical background -歴史背景- BUSHIPS WATCH -ブシップウオッチとは?
BUSHIPSとはBureau of Shipsの略で艦艇局を意味しています。WW2時代に結成された米海軍特殊部隊UDT(Underwater Demolition Team)の隊員向けに開発&配給された特殊防水腕時計です。
1940年代から50年代にハミルトン社とエルジン社が製作し軍に納品していました。特殊任務遂行の為に創られた腕時計なのです。当時の技術で300フィートの防水性能があったといわれています(当該商品は50メーター防水となります)。
※Buships watch
※Buships watchスモールセコンド付き
希少なスモールセコンドの文字盤など、ハミルトン社のデザインを復刻
このBuships watchはハミルトン社の復刻版になります。Buships watchは何度も復刻されてきました。しかし、その多くは裏蓋の形状を簡素化したり、風防ガラスの素材やベルト素材・ベルト幅を大きく変えていたりしています。またエルジン社のモデル復刻がほとんどで3針のモデルばかりです。弊社モデルは、ケース本体形状・サイズ及びベルトに至るまで全て出来る限りオリジナルのものに近づけました。今回は希少なスモールセコンドの文字盤をアンティーク調に丁寧に復刻しました。
※ベルトは当時の布ベルトもしくは革ベルトよりお選びいただけます。
当時のケースや形状をそのままに、ステンレスで製作
直径約33mmと小ぶりのステンレスケースにリュウズキャップを入れても約44mmサイズ。リュウズキャップが大きくても特殊部隊が作業しやすいサイズに計算されています。ケースバックはオリジナルを忠実にスクリュウ式10角形になります。
時計の裏側もカッコいい佇まい。
最大の特徴は、「キャンティーン(水筒)」型リュウズキャップ
Buships watchの最大の特徴は大きなリュウズキャップです。当時の技術では300ftの防水性能を維持する為の形状でありました(弊社当該商品は50M防水となります)。しかし、その独自な形状は数多の名作時計デザインと比べ特異なフォルムの為、大変な人気があります。
このリュウズキャップはその形状から、”キャンティーン”(水筒)との愛称があります。時計のリュウズに愛称がある程、このモデルは人気の名作と呼べるのでしょう。
※左が今回紹介するBUSHIPS スモセコ 右が前回のBUSHIPのリュウズキャップ形状
リュウズを保護するネジ込み式のキャップは、バルブをひねって開閉できます。リュウズ形状は今までのものに改良を加え、つまみやすく、引きやすくしました。
オリジナルモデル同様のドーム型ガラス
オリジナルと同じくRの付いたドーム型のガラスになります。丸みを帯びた形状に削りだしで型を形成しています。
ヴィンテージ感を再現した蓄光インデックス
時字はあえてアンティーク調にしています。当時の蓄光のインデックスは経年劣化の為、白からオレンジがかった茶色に変色しています。また所々剥離が起こっています。これが程良いヴィンテージ感を引き出しており、再現に工夫を凝らしました。
12時位置にはM.R.M.WとUSN BUSHIPSのロゴ。"USN BUSHIPS"とはUnited State Navy Bureau of Shipsの略でいくつか種類のあるオリジナルの文字盤にも同様に記載されているものがあります。6時位置には秒を知らせるスモールセコンドを配しています。
Index & Hands-時字と針-
1から12までの時字(数字部分)は蓄光加工が施されています。また時針及び分針も蓄光になります。
ストラップは3種類からお選びいただけます
WW2初頭にはツーピースの革ストラップを使う事が多く、後に海軍では潮の影響で革がすぐに傷むことがわかり、ワンピースストラップによる強度のある綾織り布製ベルトが支給されました。その後ナイロン製のワンピース・セーフティストラップが支給されるようになりました。今回のプロジェクトではその3種類(革・布・ナイロン)のストラップよりお選びいただけます。
第1世代 革ストラップ(茶色)高級感大人の雰囲気が漂います。
第2世代 布ストラップ(緑色)40’s、50'sの水中に使うには革よりも布が有効であった。BUSHIPS WATCH の当時はこの布ベルトを採用していました。
オリジナルを復刻した強度のある綾織りの布製のワンピースストラップ(上下一体型)になります。またベルト穴も当時のものを参考に忠実に縫製しました。なんとも言えない味わいがあります。腕首周りサイズ約16.5cm〜20cm。
※汗及び経年劣化による色抜けいたします。
※糸のほころびが出ます。
第3世代 ナイロンNatoストラップ(グリーン) 水に強いナイロン製1948年英国軍より新しい時計ストラップの協議をはじめ1974年開発され採用されました。
軍モノ時計好きで既にBushipsの本物アンティークを持っている方にも是非、普段使い用にお使いください。
Bushipsをお持ちでない時計好きの方には、是非コレクションにミリタリーの名作を加えてください。他人とは違う時計をファッションアイテムとしてお求めの方にもお薦めいたします。
製品仕様
12時間クォーツムーブメントスモールセコンド付:日本製 ・携帯頻度(常温):平均月差20秒(基準)
時計ケース本体:ステンレスチール
使用電池:酸化銀電池 SR621SW ・電池寿命:約3年
防水5ATM(5気圧防水):日常防水レベルで、深水可能なダイバーウォッチのレベルではありません。
風防:ドーム型ミネラルガラス製
付属時計ベルト:以下より選択
16mm幅布地コットンベルト(腕首周りサイズ約16.5cm〜20cm)or
16mm幅ナイロンNATOベルト(腕首周りサイズ約15.5cm〜23cm)or
16mm幅革茶色ベルト(腕首周りサイズ約16.5cm〜23cm)
・プロダクト実行者(国):日本
・製品者(国):日本
・製造者(国):日本(パーツ制作中国、組立日本)
販売サイト
https://www.makuake.com/project/buships_watch/
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