「生クリームに顔をうずめてみたい!」そんな想いで生まれたDEWの新洗顔料の使い心地で至福のひと時を
生活様式の変化から、自分を労り、甘やかす、ご自愛の価値観を見聞きする機会が多くなり、その傾向は美容業界でも見られています。
義務や日々のルーティンとしか捉えられていない洗顔タイムにも”ご自愛”の価値観を採り入れたい。これが、2023年に新登場する「DEW スイートシャンティウォッシュ」の開発起点です。開発を担当したのは、suisaiシリーズ、DEWシリーズと多くの商品開発に携わってきた東さん。どうすれば洗顔で「いかに自分が気持ちよく楽しみながらケアできるのか」を考え、出会ったのは美容意識の高い方々の間で見られる“とある洗顔方法”でした。今回は「DEW スイートシャンティウォッシュ」の開発秘話をご紹介します。
“自分が気持ちよく楽しみながらケアできる”洗顔料を
今回、“ご自愛”に着目した洗顔料はDEWのSkincare holic※1を提案する、エイジングケア※2シリーズ「あなたを『虜』にするスキンケア」をブランドコンセプトとして掲げるDEWから発売いたします。
※1 Skincare holic・・・感触や香り等を楽しみ、スキンケアに夢中になること
※2 年齢に応じたお手入れのこと
新商品「スイートシャンティウォッシュ」は、甘いハチミツのような香りと感触が特徴の「ハニーバームクレンジング」に続く洗顔アイテムとして登場します。
開発担当者の東さんは、まず“ご自愛”を洗顔料で体験していただく為には、どうしたらいいのかを考えるところから始めたといいます。そこで着目したのが“泡”でした。
「洗顔料にはさまざまなタイプがあり、スクラブ入りに気持ち良さを感じる人もいれば、ジェルタイプが好みな方もいます。泡に着目したのは、やはり洗顔の原点は泡だと思ったからです。
心地よい体験をさせる泡をテーマにしようと考え、さらに調査を進めた東さん。見つけたのは、美容意識の高い人たちが洗顔料を泡立たせて肌に乗せる“泡パック”をしているという情報でした。
「肌を泡で包み込み、直接手で触れずに洗えます。さらに、泡に包まれる感触は気持ちいいので、実践されていると知ったのです」
DEWの既存の洗顔料で泡パックができるか試してみると、肌に乗せている間に泡がへたってきてしまうという課題がありました。そこで、東さんは泡パック洗顔に適した濃密な洗顔料の開発を目指すことに。そこでイメージとして思い浮かんだのが「生クリームに顔をうずめるシーン」。実際のケーキでは、もったいなくて出来ないけど、疑似体験できたら気持ちよさそうだよね。前回開発したクレンジングはハチミツをイメージしたものでしたし、今度は生クリームをイメージした商品にしてみようと思いました」
泡パックにぴったりな“濃密泡”ができるまで
ケーキ作りで生クリームを泡立てるのが楽しいように、洗顔においても、最初から泡で出てくるタイプではなく、自分で気持ちいいと思う泡を作れる洗顔料のタイプにすること。つくった泡は濃くて、パックしている間中垂れおちしにくく、こすらずに汚れを落としてくれること。
この2点を研究所の担当者と共有し開発に着手。目指す泡を”濃密泡”と定義し進めていきました。
きめ細かくつぶれにくい濃密泡で、かつ洗い流したあとにしっとりした手触りを味わえる製品を実現するため、研究所の担当者は製品の数%を占める高分子成分に着目。「保湿成分、洗浄成分の選択、また配合量の調整でも泡質を変えることは可能ですが、今回求めている泡パックにぴったりな泡質を実現するには、高分子成分の種類や配合量の調整が必須だという考えで合意しました」
高分子成分の種類は多く、組み合わせと配合量次第でバリエーションは無限です。その中からほどよい配合を検討していきました。
こうして実現した生クリームのようなきめ細かい濃密泡。このきめ細かさには、肌に負担感のない使用感、気持ち良さといった点以外にもメリットがあることがわかります。それが“泡の吸引”と呼ばれる作用でした。
しっかりと泡立たせ、空気の含有量(気相率)が84%を超えたきめ細かい泡は、形が丸から多角形に変化します。※3多角形の泡は丸に戻ろうとする動きをし、その際に接した面の汚れを吸引するのです。このロジックから、スイートシャンティウォッシュも泡パックできちんと汚れが落ちるであろうといえます。
※3 参考:界面活性剤と泡に関する研究記事
https://www.kao.com/jp/kaonokao/dna/1_1/
香りやデザインも“生クリーム”をイメージ
DEWシリーズのこだわりでもある香り。スイートシャンティウォッシュは、コンセプトである生クリームを連想させるふんわり甘い香りに、洗い上がりのさっぱり感をプラスしたスイートミルキーフローラルの香りです。
ベースとしたのはミルキーグリーンフローラル。これはDEWシリーズの化粧液「DEW
アフターグロウドロップ」にも使われているもので、包みこまれるような安心感の中にさわやかさのある香りです。研究所とは “生クリーム”という共通イメージがあることで、スムーズに完成まで持っていくことができたと振り返ります。
デザインイメージも生クリームです。イメージしたのは絞り袋。生クリームのようなデザインを求め、街のケーキ屋を巡っていた東さんの発案でした。
「パティシエが生クリームを絞っている様子を見られる店で思いつきました。これならチューブタイプの容器で表現できるんじゃないかなと」
品質を守るため、チューブは不透明に。絞り袋を表現するため、多く見られるつるつるした素材ではなく、マットな質感を選びました。ふたは絞り口をイメージし、銀色に。ハニーバームクレンジングではハチミツをイメージしたイラストを描いた外箱には、生クリームをイメージしたイラストをあしらいました。「ハチミツのイメージよりも表現が難しかった」と東さんは振り返ります。
こうしてできあがったスイートシャンティウォッシュ。商品名の由来となった“シャンティクリーム”は生クリームに砂糖を加えて泡立てたもののこと。さらに ”シャンティ” には ”至福”という意味も。 “シャンティクリーム”のように甘く、そして至福の時間を。スイートシャンティウォッシュが提供したい想いを、ぴったりと言い表した名前です。
30秒の泡パックで、日々の洗顔を至福の時間へ
今回、「自宅で泡がいかに垂れ落ちないかの実験をした」と語る東さん。洗顔時に感じる体感だけに頼らず、自社の他製品を使って試すことで、スイートシャンティウォッシュがどれだけ垂れにくいかを確かめてみたといいます。
泡パックとして使うなら、1回30秒ほど肌の上に置く。ふかふかの泡は、日々の洗顔を義務から楽しみへと変えてくれることでしょう。「スイートシャンティウォッシュに限らず、スキンケアが至福の時間になるような使い心地の商品の開発を目指しています。ぜひ、楽しんで使っていただけたら」と東さん。
今回の開発のヒントになったのは、美容意識の高い方たちの独自の使い方でした。今後について、東さんは「これからも日々情報を集め、どういう使い方をしているのかという点からもヒントを得たい。実際に情報収集できる場を設けるのもおもしろそうだなと思っています」と抱負を語ります。
生クリームのようなふわふわの濃密泡で、至福の洗顔タイムを。気持ちよく楽しみながらケアできる新しいアイテムです。
花王株式会社 東 恵広
DEW商品開発担当
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