【HRMチームクロストーク】エンゲージメントを高め、選ばれる会社へ エンジニア採用難時代を勝ち抜く採用と育成の取組みとは?
労働人口の減少、IT需要の拡大により求人倍率は約10倍※1とIT人材不足が慢性化している現在において、企業の競争力を高めるためにもITエンジニア採用は喫緊の課題となっています。
エンジニアの技術力で幅広い法人のお客さまのIT戦略をサポートするKDDIエボルバのITソリューション事業は、2009年の事業発足から14年、現在1,500名超のエンジニアが活躍し、年間200名以上(2022年度)の中途採用を実現。2022年3月にはリファラル採用の戦略的な創出が評価され「Japan Referral Recruiting Award2022」を受賞しています。
厳しい採用市況の中、どのように採用を成功させているのか。また、定着率95%を誇るエンジニアに支持される働く環境や取組みについてHRM(Human Resource Management:人的資源管理)のキーマンたちが語り合いました。
〈目次〉
- ITエンジニアの採用市況と立ちはだかる壁
- 3つの壁を超える――強みを活かしたどり着いた正のループ
- 勢いそのままに、もっとエンジニアに選ばれる会社へ
- “キャリアパスの豊富さ”が長きにわたるエンジニア活躍の原動力
ITエンジニアの採用市況と立ちはだかる壁
事業とチームのミッションを教えてください
ITS事業企画本部ITSHRM部ITS採用G 肥沼さん(以下、肥沼)
ITソリューション事業では、ITの課題を抱えているクライアント企業様に対して、私たちKDDIエボルバのエンジニアの技術力で課題を解決するビジネスを行っています。
当社のエンジニア社員は技術者派遣や業務委託という形態でKDDIをはじめとしたクライアント企業様先で就業しています。他社との大きな違いは、グループ会社が一つの大きなクライアントとなっているので、KDDIという幅広いフィールドで大規模な案件や上流工程から携われることです。また、近年はこれまでに培ってきた幅広い技術領域の知見・経験を生かしてNI(ネットワークインテグレーション)・SI(システムインテグレーション)の事業拡大を目指しています。
KDDIというと、通信サービスのイメージが強いのですが、DX、金融、ライフデザインなどさまざまな事業を展開しており、インフラエンジニアはもちろん、システム設計やアジャイル開発などを行うシステムエンジニアも数多く活躍しています。
●ITソリューション事業のエンジニア構成比
ITS事業企画本部ITSHRM部ITS採用G 原子さん(以下、原子)
私たちのチームでは、エンジニアの中途採用をメインにクライアント企業様のIT戦略のニーズにお応えする柔軟な発想と確かな技術を持ち合わせた優秀なエンジニアを確保することをミッションに、さまざまな取組みを行っています。
求人倍率が10倍という厳しい中、KDDIエボルバに転職していただくことは並大抵のことではないですよね・・・
ITS事業企画本部ITSHRM部ITS採用G 森さん(以下、森)
正直、とても厳しいです…。エンジニア採用は獲得競争が激しい状況がずっと続いていて、近年ではAIや5Gなどの最新技術を使ったサービスが増えてきていることや、コロナ禍の影響でどの企業でもDXが加速し、社内エンジニアを強化する傾向も強くなってきており、エンジニアの需要も一段と大きくなってきています。
―― 肥沼 当社が求めるエンジニアは、チームやパートナー企業と協働で仕事を進めるため、技術力だけではなくコミュニケーション能力というところも非常に重視しています。ただでさえ競争が激しいなか、さらにその中でコミュニケーションが円滑にとれる人材を見つけ出す難しさを日々感じています。
―― 森 さまざまな求人媒体に出稿したり、就職フェアなどのイベントにも出展していますが、採用活動における大きな課題はITソリューション事業の認知の低さです。KDDIは知っていてもKDDIエボルバは知らないという方はたくさんいますし、KDDIエボルバをご存知でも、コンタクトセンターのイメージが強いので、KDDIエボルバという会社をエンジニアに広く知ってもらう活動にも力を入れています。
―― 原子 認知の課題に加えて、募集ポジションの開示にも難しさを感じています。KDDIエボルバのエンジニアは、企業の課題解決をするためクライアント先に常駐をして仕事をしていただくことになります。従事していただく業務内容やポジションが多岐にわたるため、募集要項にすべてのポジションを掲載することが難しく、仕事内容を理解していただくにはどのような表現をしていくべきか、日々悩みながら採用活動を行っています。
3つの壁を超える――強みを活かしたどり着いた正のループ
そのような厳しい状況のなかでも、年間200名以上のエンジニア採用を成功させてきた採用活動の取組みについて教えてください
●ITソリューション事業のエンジニア在籍数の推移
―― 森 採用戦略をもとに求人媒体や人材紹介、採用イベントなどの採用活動に加え、2021年度から動画やSNSを活用したブランディングに力を入れています。
認知拡大もそうですが、働くイメージをどれだけ持ってもらえるかが重要になってくるので、実際にKDDIエボルバで活躍するエンジニアの方々に多数出演いただき、業務内容や転職理由、KDDIエボルバで働こうと思った決め手、チームの雰囲気や働く環境など、当社で働くリアルを発信しています。
▼KDDIエボルバ公式YouTube【エンジニア採用チャンネル】はこちら
動画に出演しているエンジニアの方、皆さんすごく話がお上手ですね!
―― 原子 私自身、KDDIエボルバに転職して間もないのですが、この仕事に就いて一番驚いたのは、エンジニアの皆さんのコミュニケーション力の高さなんです。
正直、エンジニアの方って一人で黙々と作業をされているイメージが強かったのですが、皆さんとてもフレンドリーに話しかけてくれる方ばかりで、現場でもコミュニケーションを大切にしているんだなと感じます。
―― 森 エンジニアの方々に出演をアサインする際は、管理レイヤーのマネージャーに人選をお願いしているのですが、企画を説明すると「その内容ならあの人が良さそう!」とすぐに名前を挙げてくださって。部署によってはかなりの人数を束ねているマネージャーもいますが、定期的なキャリア面談や案件の進捗確認などで、普段から現場のエンジニアとコミュニケーションを取っているからこそできることだといつも感心しています。
―― 原子 最近リリースした採用パンフレットもエンジニアインタビューをメインコンテンツにしており、新卒3年目でKDDIのオンラインショップのサイト開発に携わっているエンジニアや、インフラ系フロントSEの男性エンジニアで育休を取った方が、仕事や働く環境、KDDIエボルバへの想いなどを等身大で語っています。こちらも出演者のアサインをマネージャー陣にお願いしましたが、現場のエンジニアの方々も出演を快く受けていただけました。
▼KDDIエボルバITソリューション事業採用パンフレットはこちら
―― 森 取材でたくさんのエンジニアに会いますが、「またこういう企画があったら参加しますよ」とか、すごく好意的に捉えてくださる方が多くて。中途採用向けの説明会の際に、エンジニアの方に参加していただき、現在の業務や求職者の方へのメッセージを語っていただく機会があるんですが、「自分のキャリアの棚卸ができてよかったし、楽しかった」という感想をいただくこともあります。
―― 原子 部署は違うしエンジニアではない私たちにも「一緒に事業を盛り立てていこう」と仲間のように思っていただいていることはとても嬉しく思っていますし、“人”を軸に求職者とコミュニケーションを取っていくブランディング活動を行ううえでも、エンゲージメントの高さや現場のエンジニアとマネージャーとのつながりの深さは大きな強みとなっています。
協力的なエンジニアが多いとのことですが、社員のつながりを活かした採用手法「リファラル採用」ではアワードを受賞するなど大きな成果をあげられました。そもそもなぜリファラル採用に取組まれたのでしょうか。
▼「Japan Referral Recruiting Award2022」受賞についてはこちら
―― 肥沼 もともと友人紹介制度はあったのですが、2021年度にさらなる強化を開始しました。背景として年々転職顕在層をターゲットとした求人媒体での採用活動が難しくなってきたことがあります。採用チャネルの見直しを行った際に、こちらから積極的にお願いしていなかった時期にも一定数友人を紹介してくれるエンジニアがいたという事実を捉え、テコ入れしたら活性化できるのではないか、と考えました。
クライアント企業様先で就業するエンジニアとのコミュニケーションを新たなアプリを導入することによって強化し、採用要件や温度感(重要性・緊急性)を共有できるスキームを構築。募集ポジションの追加や、社内ニュースの配信をこまめに行いました。現場のエンジニアにもリファラル活動に必要な情報を共有することができ、前年度と比較して150%増の紹介数と、採用決定率70%を達成することができました。採用全体数に占める割合も3.9ポイント増加しており、採用チャネルの一つとして確立できてきたのではないかと思います。
●採用全体数に占めるリファラル採用の割合
成果に結びついたポイントを教えてください
―― 肥沼 大切な友人に自分の会社を紹介するのは、ある種かなりハードルの高いこと。でも、協力してくれている。これは、エンジニア社員のエンゲージメントの高さがベースにあると思っています。導入したアプリは、各社員の登録を任意としていることもあり、通常であれば能動的に、登録をしてもらうのは大変なことだと思います。ところが、実際にはリファラル制度のネーミングやロゴデザインの社内募集をするイベントにもたくさんのエンジニア社員が参加してくれましたし、現在のアプリの登録率は40%を超えています。
あとは、配属先を絞った募集が難しいことマイナスに捉えるのではなく、ポジションが多岐にわたるからこそ、チャレンジいただく場所が多いことをお伝えできように、リファラル採用のコンセプトを「一人ひとりに合った活躍の場を提供し、ベストマッチな機会を創出します」に共通化しました。「まずは紹介してみよう」という意識を醸成することにもつながり、リファラル採用における重要な第一歩をエンジニア社員に促進できた点も大きかったと思っています。
▼~良き友人、だけどライバル!?~エンジニアのリファラル採用の舞台裏はこちら
採用起点でもエンジニアのエンゲージメントを意識していることがあれば教えてください
―― 森 入社後、やりたかったことが実現できている状態がエンゲージメントにつながる要素の一つだと思いますが、そのために、まず採用時点でいかにミスマッチを防ぐかが重要だと思っています。
エンジニアのニーズや求人情報のトレンドを常にリサーチしたうえで、当社でできることと紐づけて求人媒体に記載したり、クライアント企業様先に常駐する業務形態のイメージがつきにくいと、その後ミスマッチも起こりやすいので、そこはしっかりとご説明するようにしています。
―― 肥沼 リファラル採用では選考の過程で必ずカジュアル面談を実施しています。ミスマッチを防ぐ意味もありますし、友人からの紹介情報は、どうしてもその現場に限った情報となってしまうので、私たちからは会社全体の話をします。両方の情報がうまくご本人の中に落とし込まれた状態で選考のステップに進んでいただいた方が、よりマッチ度は上がりますし、入社してもギャップが生まれにくいと思い、そこは意識しています。
それと、エンゲージメントの観点からも、普段離れた場所にいるエンジニア社員への情報共有が一つの課題でしたが、リファラル採用のコミュニケーションツールを活用して、会社のニュース配信やエンジニア社員のインタビュー動画の出演情報などを共有することによって、仲間意識や会社への愛着を持ってもらうことにつながっているように思います。
―― 森 リファラル採用やブランディングを通じて、活躍して輝いているエンジニアの情報を発信することで、その方ご自身が企業成長につながる採用活動に貢献していることに喜びを感じてくださっていることも多々あり、出演いただくこと自体も、ある意味エンゲージメントにつながっているのでは、と思います。そのコンテンツを観た方が入社して、同じように活躍をしてくれて、今度はその方に情報発信側として出演をいただく…といった感じで、エンゲージメントが新しい仲間をつなぐ「正のループ」ができて、それを広げていけたらいいなと思います。
―― 原子 あとは、入社時のアンケートで、当社のどのようなところに魅力を感じてご応募をいただいたのか、なぜ最終的に入社を決めていただいたのかリサーチすると、最も多い回答が「ご本人のニーズと当社の強みがマッチしていた」というものなので、マッチング度合いもエンゲージメントにつながっていると考えています。
アンケートでは、どのようなところが高評価なのですか
―― 原子 応募の理由は、「KDDIグループの案件規模の大きさ」に魅力を感じていただいている方が多く、「業務の幅が広いので今の経験を活かしてスキルアップできそう」といったご意見も多いです。入社を決めた理由としてはKDDIグループという「会社の安定性」や「ワークライフバランス」についても多く挙がってきます。
―― 森 評価いただいたことを、採用活動のフェーズで求職者にしっかりと伝えることが当社とマッチした働き方やキャリアビジョンを求めている方の採用、最終的にはエンゲージメントにも寄与するので、貴重な意見を余すところなく求人媒体の原稿やブランディングの際の企画に反映させています。
●KDDIエボルバへの応募動機と入社を決めた理由(複数回答可)
勢いそのままに、もっとエンジニアに選ばれる会社へ
今後の目標や実現したいことなどをお聞かせください
―― 肥沼 全ての採用がリファラルで埋められるようになって、エンジニア社員全員が採用担当、というのが一番の理想形だと思っています。そうなると私たち採用チームはもっと新しいことを考えたり、別のことに時間を使ってさらに採用を進化させていけると思っています。この採用規模ではなかなか難しいと思いますが、リファラルの割合を増やせるように、まずはアプリ登録100%を目指して、人材育成チームやマネジメントをしているチームと協力しながら実現に向けて進めていきたいと思います。
―― 原子 リファラルで全ての採用が埋まるって最終ゴールですね!そのゴールまでの間、世の中のエンジニアの方が転職しようと思い立ったときに、まず一番に想起してもらえる会社にしたいです。
―― 肥沼 そうなったら、もう勝ちですね(笑)
―― 原子 はい(笑)採用の力だけではなく、制度面だったり、エンジニアの皆さんが働きがいを持てるあらゆる要素の整備や強化が必要になってくると思いますが、まずKDDIエボルバを見てみようかな、と思えるくらいまで行かないとブランディングとして成功とは言えないと思っているので、そのくらいに思っていただけるように、頑張っていきたいと思っています。
―― 森 壮大な話ですが、実現させていきたいですね。会社名での想起もそうですけど、「あの人が活躍している会社」のような人軸でのイメージで想起してもらえるような情報発信をしていきたいです。そのためにも、私たちのチームがもっと現場のエンジニアのやりがいにつながることを深堀して、それを世の中のエンジニアが応募するトリガーにうまくつなげられる架け橋のような存在になりたいですね。
キャリアパスの豊富さが長きにわたるエンジニア活躍の原動力
KDDIエボルバは、入社後もエンジニアが長く活躍しつづける環境づくりに取り組み、定着率は95%(離職率5%)※2と業界水準よりも高い数値となっています。エンジニアの成長を支え、やりがいを創出するための制度や幅広い活躍フィールドについて、採用の責任者でもあり、ITソリューション事業の人事制度、育成のトップでもあるITSHRM部長の光田さんにお伺いします。
※2情報通信業の離職率9.1%(令和3年雇用動向調査結果の概況-厚生労働省)
定着率が95%と伺いましたが、エンジニア社員からは実際どのような声がありますか
ITS事業企画本部ITSHRM部長 光田 さん(以下 光田)
エンジニア社員への調査では「職場の人間関係の良さ」が満足度の高い理由の一つに挙げられています。当社のエンジニアの多くはクライアント企業様先に常駐していますが、現場で一人ぽつんと仕事を行うことはほとんどなくて、KDDIや協力会社のメンバーなどと共にプロジェクトを推進しています。もちろん、KDDIエボルバの同僚も職場にいますし、マネージャーとも定期的に人事考課の面談を行うので、現場、管理体制双方のフォロー体制の手厚さは安心いただけていると思っています。
あとは、「仕事の選択肢の幅広さ」「さまざまな領域のスペシャリストを目指せる」といったキャリアパスに関する声も多いです。実際、KDDIの根幹のビジネスである、通信を支えるインフラの運用・監視を行う現場もありますし、法人のお客さま向けにDXやトータルリューションをご提案するプリセールスを担うエンジニアもいます。また、エンドユーザーに近いスマホアプリをつくるような開発のエンジニアもいますし、業務内容も携わる工程もさまざまです。
▼【対談】最先端ネットワークセンターで働くKDDIエボルバエンジニアの矜持
●ITソリューション事業の豊富なキャリアマップ
だからこそ、キャリアパスもたくさんの選択肢がありますし、そのキャリアパスの豊富さを活かして、スキルアップを重ねながら長く活躍し続けていただきたいと思っています。
会社としてエンジニアのスキルアップやキャリアアップをどのように支援しているのか教えてください
―― 光田 エンジニアの成長が事業の成長の根幹となるため、スキルアップに係るさまざまな支援、例えばCiscoやAWSなどのIT資格の受験に係る費用を全額支給する資格取得支援や研修制度の充実化などに取組んできました。
加えて、2021年にエンジニアの人事制度を改定し、昇格の基準を「業績×スキル」ではかる制度を導入しました。業務難易度やクライアント貢献といった「業績」を評価することは言うまでもありませんが、「スキル」についてはグレードに応じた指定の資格取得を必須とし、透明性の高い制度を目指しました。昇格のタイミングも、以前は年1回だったのですが、年2回に増やしています。
技術の進化のスピードが速いこの世界では、どんどんスキルアップして業務の幅を広げて行きたいという方にはスピーディーに昇格していただきたいと思いますし、その基準を明確化して社員にも還元していく仕組みを整えました。昇格者の数はかなり増えており、制度導入から2年で3.2倍に伸びています。
また、日々忙しいエンジニアが自身のキャリアパスに向き合えるように、昨年からキャリア開発研修をスタートさせました。現場のエンジニアだけではなく、相談を受ける側のマネージャー陣も研修に参加しており、エンジニアの自律的なキャリア開発を支援し、生涯エンジニアとしての活躍の場を創り出すことに総出で取り組んでいます。
あとは、これからの事業展開を共有しながら、ワイワイ、ガヤガヤと意見交換をする直接対話型のイベント「キャリアカフェ・ワイガヤ編」を今年から始めています。リラックスした雰囲気のなかで、会社のこれからの方向性や他のエンジニアの職場を知ったり、次のキャリアパスのヒントを得られる会にしたいと思っています。
キャリアパスの選択肢が多いだけに、その選択肢を知ることやキャリアと向き合う機会を増やして、仕事を通じて自分がなりたい姿や実現したい目標を定め、経験や能力を継続的に磨きながら、自身のキャリアの可能性を増やしていただきたいと思っています。
<キャリアカフェ・ワイガヤ編の様子>
これからのエンジニアに求められることや、そのためにITソリューション事業として実現していきたいことを教えてください
―― 光田 世の中のDXはより一層進み、ビジネスモデルの変革といった大きな話から、業務プロセスの見直しや業務単位のデジタル化を行う社内DXなども企業の中で定着してきています。こうなってくると、エンジニアではない方、例えば経理部門の方がPythonを勉強してデータを分析したり、業務改善や自動化を自分で行うことも当たり前になってくると思います。
そうなると、エンジニアでPythonが使えることは武器でも何でもなくなる可能性が高いんですよね。どの職種にも言えることですが、これまでやってきたことと同じ仕事をそのまま積み重ねていけば良いかというと、全然そういうことではなく、エンジニアの皆さんそれぞれがアンテナ張って、新しいことやより高度なことにチャレンジをして、身につけていく時代になってくると思います。
私たちは社員の皆さんに「自律自走エンジニア」を目指してほしいとよくお伝えしていますが、新しい変化に意識を向けてキャッチアップするエンジニアでいていただきたいですし、そのために必要な支援があれば全力でサポートしたいと思います。今後もエンジニアの声を大切にしながら、働きやすさややりがいを追求できる環境を整備し、社員と共に成長できる組織であり続けたいと思っています。
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