次回開催の希望者は98%!社員とともに探求する、デジタルホールディングスの社員総会「New Value Forum」が実現するまで。
成長志向企業の事業成長をデジタルの力で支援する、株式会社デジタルホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 グループCEO:野内 敦、以下、デジタルホールディングス)は、2021年より「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する。」をパーパスに掲げています。
その実現に向け、デジタルホールディングスグループ社員総会『New Value Forum 2023』(以下、本イベント)を2023年4月6日(木)に開催しました。本イベントは、デジタルホールディングスのバリュー「5BEATS」の一つである「新しい価値創造」を体現する取り組みに関するプレゼンテーションイベントとして2022年から開催しています。
グループ社員総会としては約4年ぶりのオフラインイベントとなり、終了後のアンケートでは次回の開催を規模する社員が98%という驚きの数字も出る取り組みとなりました。今回は、本イベントの企画の背景や想いを担当者2名からお話いたします。
インタビュイー紹介
株式会社デジタルホールディングス
グループ・ブランディング部 部長 北浦 豪文
京都産業大学卒業後、音楽活動、テニスインストラクターを経て株式会社関広入社。その後2007年テイクアンドギヴ・ニーズ入社。主にブランディング広告を担当し、JFN38局ネットで放送された『ラジオドラマ 小さな奇跡』などを立ち上げる。2009年SGホールディングス・佐川急便入社。広報・宣伝業務に従事。2016年ミクシィ入社。プロダクトPR、事業広報などを担当し「アニメ モンスターストライク」宣伝プロデューサーに就任。2020年オプトホールディング(現:デジタルホールディングス)に入社し社名変更PJ、「New Value Forum」の企画など、リブランディングを推進。現在に至る。
株式会社デジタルホールディングス
グループ・ブランディング部 インナーブランディンググループ グループマネージャー 西口 篤志
2018年、株式会社オプトに新卒入社。クリエイティブ制作ツールのプロダクトマネージャーを務める傍ら2019年から「オプト納会」の運営に関わり、2020年に全体統括に。
その後、広告運用を経験して2021年7月から株式会社デジタルホールディングス グループ・ブランディング部に異動。インナーブランディングプロジェクトの一つとして、2022年からグループ社員総会「New Value Forum」を企画・開催。
事業内容・開催背景について
パーパス実現と社内文化醸成のためのイベントづくり。インナーブランディングに注力する背景とは?
ー事業内容について教えてください
事業ポートフォリオは大きく分けると、広告事業、デジタルシフト事業、 金融投資事業の3つです。そのなかで、デジタルシフト事業では、個社DX支援事業(DX)と産業特化型支援(IX=Indutrial Transformation®)の二つの領域があります。
ーインナーイベントの開催背景について教えてください
本イベントの開催背景には、2020年に「オプトホールディング」から「デジタルホールディングス」に商号を変更したことが大きく関わっています。
商号変更は、広告事業が中核にありながらも、お客様から求められる声はその先の“マーケティングに留まらないサポート”、つまり、DXにまで広がり始めていることにも起因していました。また、日本社会が持続的な成長を遂げるためには、少子高齢化・労働力不足等の解決が必要であり、そのためにはデジタルによるサポートが必須であるという結論に至りました。
そのような背景もあり、向き合うべき変革に向けて自らの覚悟を示す意味も込めて、商号変更に至っています。一方、社内には “ありたい姿”と“現在地”のギャップを感じるような空気感が漂っていました。
そのため、経営陣のみならず、多くの社員の皆さんとともにありたい姿を探求するために、2021年の夏頃からインナーブランディングに注力し始めたことが、本イベント開催の大きな要因となっています。
ーなるほど、リブランディングが要因だったんですね。開催のチーム体制はどのようなものだったのでしょうか?
初年度のインナーブランディングは、北浦と西口の2人で立ち上げました。また、実際のイベント運営にあたっては他部署から3名にサポートしてもらい、当日開催は部内のメンバーも総動員する形で実施しました。
今期に入ってからは、さらに1名専任が増えています。今後は、本イベントに留まらず、30周年を迎える来年に向けて、さまざまな施策にも注力していきたいこともあり、インナーブランディング体制も強化する予定です。
社員総会における目標の立て方について
ー今回のイベントにおいて、目標やKPIがありましたらお聞かせください。
まず、目標の立て方についてですが、本イベントはパーパス実現に向けた一つのきっかけとして位置づけており、そこへどのように寄与しているかを重視しています。
やはり、コロナ禍や副業などにより働き方も多様化するなかで、さまざまな企業においても遠心力も増しているというか、“その企業で働くことの意義”を、一人ひとりのなかにしっかりと育むことが、パーパス実現のきっかけになると考えています。
ーハイブリット開催という形式はどのように決めましたか?
初回はコロナ禍ということもあってオンライン(登壇者は会場でプレゼンテーションを実施)で開催しましたが、ノンバーバルなコミュニケーションが取りづらい側面もあり、今年はよりインタラクティブに一体感を高めていこうと、オフライン開催を決断しました。
また、一般的にアップデートする際はオンライン化することが多いかもしれませんが、オンラインからリアルにアップデートすることによって、さらなる伸び代があると思い、決断しました。以前より、一度に1,000名程の社員が一体となって集まる機会を作りたいなと思っていたことも、オフライン開催を交えた一因です。
画像:当日会場でファイナリストのプレゼンテーションを見守る社員の様子
98%が「次回も開催」を希望。カンブリア宮殿のナレーター高川氏を巻き込んだ本格的なコンテンツ制作の意図とは?
ーインナーイベントならではの工夫している点はありますか?
本イベントは、社員全員が当事者であることを第一義にして、企画・運営しています。
デジタルホールディングスでは、掲げるバリュー「5BEATS」の体現者を“情熱オーナー”と呼んでいますが、実際に社内の情熱オーナーとはどういう人たちなのか、一人ひとりが体感できるイベントとなるよう心がけてきました。エントリー制のプレゼンテーション企画の発想も、ここが起点になっています。
ー確かに、プレゼン企画は社員の方もかなり熱量を持って参加する企画になっていますよね。
そうですね。プレゼンテーション企画については、それ自体がある種エンターテイメントとしても成立するように検討しています。
従業員約1,000人に向けて発表するものですから、ファイナリスト発表者一人ひとりがどういった取り組みをしているのか、それぞれのパーソナリティはどのような人物なのかも含めて紹介する映像も制作しました。さらに、社外講師の方の支援のもと、プレゼンテーション研修を実施して、ファイナリストのプレゼンの精度が高まるようにサポートもしています。
また、紹介映像の制作には「自分もあの場に立ちたい!」という憧れを抱いてもらいたいといった意図もあります。
「ファイナリストになったらこんなことまで会社がするんだ!自分もああなりたい!」という気持ちに、一人でも多くの方になってもらえたらという想いから、映像はカンブリア宮殿などでナレーションを務められている高川氏にナレーションのご協力をいただき、本格的な紹介映像ムービーとして制作することを決めました。
ー確かに、あの紹介映像は憧れを抱きますよね。当日以外にも、本番までの熱量を高める工夫などはありますか?
はい、ファイナリストに応援メッセージを送るという企画を、部内のメンバーが立ち上げてくれました。ファイナリストが所属するチームのメンバーが寄せ書きを作り、それをSlackの中で発表してスタンプやコメントで盛り上げることで、本番までの熱量を高めたいと工夫してくれたものです。
ーイベントを4月に実施されている理由はありますか?
新入社員のオンボーディング及びモチベーション向上が理由の一つですね。壮大な入社式が行われるようなイメージです。
やはり入社してすぐに経営層からのメッセージやファイナリストからの熱いプレゼンテーションを浴びることは、その後の研修への取り組みの姿勢やキャリア観に大きな影響を与えると考えています。そのため、経営層からのメッセージは、全体の構成や言葉遣いにもこだわり、オープニング映像でも、その時その瞬間に伝えたいメッセージを盛り込むなどの工夫をして制作しています。
また、イベント後に新入社員やファイナリスト、そして役員を含めた懇親会を企画し、入社したばかりの皆さんが、当日の熱量をそのままに、会社のエネルギーに触れられるような機会も設けました。
画像:New Value Forum 2023(プロフェッショナル部門)のファイナリスト5名
社外PRを交え社内外での情報循環を目指す
ーイベントの目標に対して開催結果はいかがでしたか?
参加率については昨年と比較して2割ほど増加しており、アンケート結果としても2年連続で次回開催希望者が98%であった点は良かった点だと捉えています。
一方で、エントリーの割合は昨年と変わらずだったところには、まだまだグループの伸びしろがあると捉えています。社員全員が新しい一歩を踏み出すために私たちができることは何か、どうすればそのような文化を育んでいけるのかは、社員一丸となって向き合っていきたいテーマだと思っています。
ーイベント参加率やエントリー数を増やすために、今後工夫していきたいことはありますか?
“情熱オーナー”であるファイナリストから発せられる熱量を、どれだけ沢山の方たちに届けられるかだと考えています。
New Value Forum自体は年に1度のイベントですから、単なるナレッジシェアだけでなく、一度高まったその熱量を、次回開催を迎えるまでいかに温め続けられるかではないかと。
また、社内に留まらず、社外PRを交えることで、情報が循環する取り組みにも繋げていきたいと考えています。
具体的には、今回からグランプリの方には副賞として、情熱大陸の元プロデューサー福岡氏とカンブリア宮殿のナレーターの高川氏とともに、ファイナリストの想いや事業内容を追体験できるドキュメンタリー映像を制作することを決めました。
イベントのみならず、当社のなかに存在する“情熱オーナー”のパーソナリティを、たった一つのストーリーとしてどのように紡いでいけるのか、社内外問わず拡散した熱が循環し続け、次代に繋げていくようなことができれば、それは間違いなく当社グループならではの魅力になると信じています。
画像:会場グランプリ発表の瞬間
引用元:株式会社EventHub 事例 デジタルホールディングス
https://eventhub.jp/casestudy/digital-holdings/
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