議論ではなく、GIRON。もっとカジュアルで有益な、新しいコミュニケーションを生み出すアプリへ
GIRONアプリは、文字通り議論ができる無料アプリですが、このシンプルなサービスの姿、名称にたどり着くまでに、2年以上に及ぶ相当な熟成期間があります。
GIRON創業メンバー、全員が副業という珍しいスタートアップ
運営する株式会社GIRONは、ビジネススクールの同期生が創業。在学2年目から徐々に事業のコンセプトワークを開始し、ローンチすることができたのは、MBAを修了して1年が経った後でした。
CEOの粟津裕行が「ビジネスの課題をアプリに投げ込んだら、それに多様性溢れるユーザーが反応して答えてくれる」という自らが欲しかったサービスの草案があったことでプロジェクトはスタート。
コンセプトワークを経て、幾度と考えは大きく振れましたが、結局のところ、当初想定したサービスの根幹は全く変わりませんでした。
ただ、サービスの骨格が固まるなかで、名称はビズスペースと仮名を置いたまま。
マーケティングを担当する平田は、万人が使い、かつサービスを一言で説明するネーミングがマストと考え、サービス名称の候補を100案用意。当初は、百貨店に勤務する二足のわらじで、通勤時間中の全ての時間をアイデア出しに注ぎました。
これまで大手企業を中心に経験してきた平田は、自由闊達な意見交換に憧れのようなものがあり、かねて階層が多く、上意下達がすぎる風土では生産性の高い会議運営が難しいと感じていました。これを払拭するサービスであると捉え、CTOの近藤優実も、ふと疑問に感じたことを議題にできるようなサービスをイメージ。
それぞれの観点を重ね合わせ、100案から選んだものが、「GIRON」。
新しい議論の姿を創造し、そのスタイルが天ぷらや寿司のように、ローマ字でアジア、世界の共通語になることを夢見たネーミング。
サービス名であり、そのまま社名にもなりました。
母校の中央大学ビジネススクールでサービス名称の由来を説明する平田
議論の持つ価値、可能性にかける想いでスタートしたGIRONアプリ。リリース直後、心配された荒らすようなコメントもほぼなく、議論を純粋に楽しむユーザーが徐々に増加。
議論スレッドを作成して相談したり、好きな議論に参加してコメントができる
しかし、GIRONアプリはテキストを打ち込んでのコミュニケーションであるため、硬い表現に終始しがち。特に長文の投稿が連続すると、オンライン掲示板との差別化も難しくなる。
テキストで堅いワードが連続してしまうと、読み疲れや、コメントのモチベーションの問題に繋がると考え、平田はGIRONアプリの性格を維持するキャンペーンを企画。
そもそも、GIRONのコンセプトは、多様性溢れるユーザーが集い、仮想グループディスカッションによって、インスピレーションを得られるというもの。
アプリで、そしてテキストのみという環境でどうしても欠如するのがリアリティ。
「コメントに対してどう感じたのか。ニュアンスを表出させるバリエーションが必要になってくる。ユーザー間で心の機微が見えたりすれば・・」
「もっとユーザーがとれるリアクションに幅を」という課題意識から、ユーザーの投稿に言葉以外で反応する「エモーションキャンペーン」を実施することに。
昨年の実験的な実施を経て、今回で2回目となるエモーションキャンペーン
ユーザーが作成した議論スレッドに「いいね」や注目のマークを意味する「目玉」のボタンを押下したり、コメントに対して「ハート目」ボタンを押下してもらうことで、議論に彩りを持たせ、全体的に明るさが出てくる。
「エモーションキャンペーン」は、言葉以外のリアクションのパターン浸透によって、テキストによるコミュニケーションを補完し、議論が闊達に実りあるものになることを願うキャンペーン。
やがて議論ではなく、GIRONへ。
新しい、もっとカジュアルで有益なコミュニケーションを生み出すべく、GIRONの創意工夫は続きます。
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