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世界的ベビーボトルブランド「Hegen」の日本上陸までの経緯。ベビーハブラシ「HAMICO」を開発したホクビの社長が、赤ちゃんの発熱をきっかけに企画

著者: 株式会社ホクビ

株式会社ホクビ(以下、当社)は、ベビーハブラシ「HAMICO」(第14回マザーズセレクション大賞2022受賞)など、赤ちゃんの健康を守り、赤ちゃんとパパやママとの楽しい生活をサポートするさまざまな商品を開発、販売しています。


当社は2023年8月1日から日本初上陸となる世界的ベビーボトルブランド 「Hegen(へーゲン) 」の販売を開始します。このストーリーでは、子どもの成長を見守りながらずっと使えるHegenベビーボトルが日本に上陸するまでの背景や、商品の魅力をお伝えします。



Hegenベビーボトルは、2016年にシンガポールで誕生し、数々の国際アワードを受賞。いまでは、世界24か国で高い評価を得ているグローバルな哺乳びんブランドです。そんなベビーボトルの日本輸入総代理店の株式会社ホクビは、輸入商社ではなく、Made in Japanのベビーハブラシ「HAMICO」を製造し世界20か国に輸出している、創業40年の中小企業です。

なぜ「HAMICO」製造メーカーが、グローバルな哺乳びんブランドの日本輸入総代理店になったのか

当社は、歯科医院向けの診察券や歯ブラシのプリントなどを手掛ける印刷会社ですが、2011年に歯ブラシへの印刷技術で特許を取得。その技術を活かして2016年に歯科医師や歯科衛生士とともにベビーハブラシ「HAMICO」を開発し、年間60万本以上を出荷するヒット商品となりました。



その開発を主導したのが、当社の社長で、当時妊娠中のプレママだった金本優子です。金本は、赤ちゃんや子どもの歯磨き嫌いに悩む友人たちを見て、“歯みがきが好きな子になる歯ブラシを作りたい” “子育て中のママやパパたちに喜ばれる製品を届けたい”という思いから、「HAMICO」を開発しました。

株式会社ホクビ 代表取締役 金本優子

働くママパパの大敵!子どもの急な発熱との闘い・・・

世界的に評価されているものの、まだ日本ではあまり知られていなかったベビーボトルブランド「Hegen」との出会いのきっかけは、2019年にさかのぼります。


当時、金本は1歳の息子の急な発熱で何度も会社を早退しなければならない状態でした。ただ、明らかな風邪の症状はなく、小児科に行っても原因は判然としませんでした。そして、発熱の原因が「ミルク性中耳炎」と分かったのは、それから1年後の息子の授乳期が終わった後でした。赤ちゃんを寝かせながら哺乳びんから授乳したことが原因だということも、「ミルク性中耳炎」を調べて初めて分かりました(※)。


日本小児耳鼻咽喉科学会シンポジウムの資料より



金本は、自身の授乳時の悩みから “ミルク性中耳炎を防ぎ、手入れがラクで、軽くて持ち運びに便利で、赤ちゃんが自ら手に持って飲めて、夜中のミルク作りでも苦にならない“ 哺乳びんを作りたい!と思うようになりました。しかし、哺乳びんの製造は、大手の育児用品メーカーの下請け工場が担っていることが多く、作れそうな会社に何度もコンタクトを試みたものの、当時は新型コロナ真っ只中で直接会いに行くこともできず、新規参入ができる状態ではありませんでした。

デザイン性と機能性抜群のHegenベビーボトル

その時に出会ったのが、「Hegen」でした。「HAMICO」のアメリカと中国の代理店から「すごくオシャレでいいベビーボトルがあるよ」と紹介されたのです。手に取った瞬間、「これだ!」と思いました。



【Hegenベビーボトルの特徴】

✔ミルク性中耳炎を防ぐ “センターオフニップル”

✔手入れがラクな “広口ボトル”

✔軽くて持ち運びに便利な “PPSUボトル”

✔赤ちゃんでも持ちやすい “スクエア型”

✔夜中のミルク作りも苦にならない “ワンタッチ開閉”



金本が抱えていた課題をクリアし、さらに哺乳びん卒業後にフードストッカーやストローマグとして使えるのは驚きでした。これから子どもたちが大人になっていく世界がよりよいものになってほしい、そう願う親心や、SDGsの観点から、子どもの成長に合わせて使い方を変えられるというのは、本当に素晴らしいコンセプトだと感じました。



そこからは、あっという間でした。「Hegen」の創業者兼CEOであるYvon Bock (イヴォン・ボック) さんも4人の子どもを育てるママで、金本と会った瞬間に育児トークで盛り上がり意気投合。「単なる哺乳びん、単なる歯ブラシを売るブランドではなく、子育てに悪戦苦闘している世界中のママやパパに寄り添うブランドでありたい」という思いが一致し、日本で「Hegen」の発売を一緒に目指して行こうと話がまとまっていきました。

本当に日本のママパパに受け入れてもらえるのか?

ただ、心配もありました。日本製の哺乳びんがユーザーシェアの90%以上を占めているなか、本当に日本のママやパパに受け入れてもらえるのか?日本人の赤ちゃんの口に合う乳首なのか?時間をかけてユーザー評価を行うことにしました。



その結果、「軽い」「いつもよりゴクゴク飲んでくれる」「開閉しやすい」「乳首がはめやすい」「立てやすく倒れにくい」「洗いやすい」「搾乳した母乳を入れやすい」「オシャレ」「かわいい」とポジティブなコメントが多く、「いつから買えるのか?」「今度赤ちゃんが生まれる友人に贈りたい」といったプレゼント需要があることも分かりました。



ただ、海外製品ということで、「パッケージが読みにくい」「使い方が分かりにくい」といった意見もあり、そこは丁寧にヒアリングし、パッケージの表記を変えたり、動画での取り扱い説明を増やすなど、日々の育児に追われているママやパパにも分かりやすいWEBサイト制作を心掛けました。

こそだての日々を楽しくするベビーボトルブランド「Hegen」

生まれたばかりのベビーからキッズまで、子どもの成長や家族のライフスタイルに合わせて長く使える工夫が詰まっているのが、Hegenのベビーボトルです。


赤ちゃんが大きくなった時に、「あなたが赤ちゃんの頃に使っていた哺乳びんだよ」と教えてあげたい。こどもたちが歩いていく未来が、この星やひとにもっとやさしいものであってほしい。親の愛情を伝えるものとして、サステナブルな世界をつくるベビーボトルとして。「Hegen」は、あなたとあなたの赤ちゃんの未来に、ずっと寄りそう存在でありたいと願っています。




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