累計ダウンロード数1,000万を超えるお部屋探しアプリ「ニフティ不動産」。アプリ開発を手掛けるチームが語るUI/UXへのこだわりとは
ニフティライフスタイル株式会社が運営するニフティ不動産は、「お部屋探し」のための不動産物件情報検索プラットフォームです。国内の有名不動産ポータルサイトに掲載されている物件情報延べ1,300万件以上(2023年6月末現在)を束ね、まとめて検索することができるサービスです。
現在、WEBサイトとスマホアプリにてサービスを提供しているニフティ不動産。特にアプリは、こだわりのお部屋探しがいつでも簡単にできる利便性の高さから、幅広い層より継続してご支持をいただいており、2023年6月、リリースから10年で累計ダウンロード数1,000万を突破しました。(注1)
本ストーリーでは、ニフティ不動産アプリの開発を手掛ける企画開発チームのメンバーが、これまでの開発を振り返りながら、UI/UX(注2)へのこだわりやイチ押しのお役立ち機能についてご紹介いたします。
誕生は2000年4月!延べ1,300万件の不動産物件情報が集まるメタサーチサービス「ニフティ不動産」
ニフティ不動産の立ち上げは2000年4月です。世の中に散在する不動産物件情報をまとめて検索・比較できる“不動産物件の横断検索サービス”の運営を行っています。サービス開始時点の提携不動産ポータルの数は5サイトで、検索可能な物件数は63万件でした。これが今では14サイト、延べ物件数は1,300万件(2023年6月末現在)にまで拡大しています。
ニフティ不動産の最大の特長は、複数の不動産ポータルが持つ物件情報を束ね、膨大な情報の中からまとめてお部屋探しができることです。また、130項目以上のさまざまなこだわり条件を指定して検索できる点も強みのひとつです。ユーザーからは“まとめて探せるので効率的”“知りたい情報がまとまっているので見やすい”という声を多くいただいています。
さらに快適なお部屋探しを支援できないかと、スマホアプリの開発プロジェクトがスタートしたのは2013年。現チームリーダーはプロジェクト初期から一貫して本アプリ開発に携わっている“絶対的司令塔”で、当時、プロジェクトチームが最初に手掛けた賃貸版iOSアプリを初めてダウンロードしたのもこのリーダー本人でした。
現在、ニフティ不動産のアプリは賃貸版と購入版があり、iOSとAndroidそれぞれで提供しています。ユーザーの物件探しの選択肢を広げるべく、UI/UXにこだわり機能開発を行ってきた結果、幅広い層からご支持をいただき、2023年6月、累計1,000万ダウンロードを突破しました。
徹底的にUIにこだわる姿勢を開発当初からポリシーに
アプリ開発当初からのポリシーとして、UIには徹底的にこだっています。
お部屋探しをしている方は、ニフティ不動産以外のアプリも利用している方が多数。どこのアプリよりも便利なものにしたいと考える一方、設計サイドのこだわりに偏ったUIにならないよう、特に注意して開発を行っています。また、iOSとAndroidそれぞれのユーザーが普段使い慣れているUIに沿ったものにすることで、幅広い層の方々が迷うことなく、直観的に操作できるように設計することも徹底しています。
不動産アプリにおける主役はあくまで物件情報であるという認識のもと、デザインは主張し過ぎず控えめに。見た目ではわからないような些細なことでも、実際に操作する際の使い勝手や印象への影響を想定して作り込みをしています。ボタンを押した時の反応や文字の大きさ、タップできる領域の広さ、スワイプで戻れるかどうか、ボタンアイコンの一貫性、コンテンツの見やすさなど…、徹底的にUIにこだわる姿勢は、開発当初から現在も変わりません。
ストアレビューやご意見・ご要望フォームに寄せられたユーザーの声はチーム内で共有し、何を提供することが根本的な課題の解決になるのか日々検討も実施。仮説をもとにニフティ不動産なりの回答を導き出し、機能の提供やUIの改善に活かしています。機能改善や新機能のリリース件数は、2022年度だけでも約100件に上りました。
現在、ニフティ不動産の賃貸版iOSアプリは、アプリストア評価★5点(5点満点中)を5万件以上獲得するなど、ユーザーからも高い評価をいただいています。(注3)
画面仕様の作成はFigmaを使い、メンバー全体にリアルタイムで共有
UIへのこだわりの根底にあるのは、チームメンバー自身がユーザーであり、お部屋探しへの想いが強いこと。社内のシステム開発部署に新技術のキャッチアップ体制があり、積極的な取り入れが可能なこともこだわりの実現を支えています。
リアルタイムな情報共有とコミュニケーションによるチームワークのよさも、企画開発チームの強み。リモートワーク・オフィス勤務問わず、メンバー全員参加による「朝会」を毎日実施し、情報の抜け漏れをなくす仕組みを構築しているほか、Slack 等のチャットツールを駆使し、コミュニケーションを密にとるなど、より良いアプリを制作するための円滑な意思疎通の実現を図っています。
賃貸版に搭載した「すべての写真」機能。複数の不動産会社が登録した画像を一覧表示
賃貸版アプリ企画担当者のこだわりは、昨年リリースした「すべての写真」機能にも注入されています。物件情報に掲載されている写真は、撮影場所や枚数が不動産会社によって異なる点に着目。「すべての写真」機能として、それらを一覧にまとめて表示することで、物件の全体像をより把握しやすくしています。延べ2億枚(注4)の写真を、物件の外観や間取り、屋内、共用部、周辺施設などのカテゴリーに分けて見やすく表示している、ニフティ不動産アプリだけのユニークな機能です。
「私自身も物件を見る時には写真をかなり重視するため、リリースできた時は充実感がありました。デザインにあたっては、“ユーザーが写真を見る時に、使い慣れているUIで見せたい”という思いから、iPhoneの写真アプリやInstagramなど写真を主に扱うアプリを参考にしました。」(賃貸版企画担当)
購入版の「地図機能」は、デザインと表示速度にこだわり
購入版アプリでは周辺の相場がわかる「地図機能」を昨年リリース。取り扱い物件数が多いことがニフティ不動産の特長ですが、条件を絞りすぎると、良い物件を見逃すこともあることに着目。どのようにすれば多くの物件を比較しながら理想の物件に辿り着けるか試行錯誤した結果、物件の価格帯を表すグラフや物件種別のアイコンなどを地図上に表示する形で開発リリースを行いました。
試作中の地図デザイン。左下が決定版。UD(ユニバーサルカラー)も意識して、誰でも使いやすく・見やすくなる色使いを追求
地図を開いた時点で物件の大まかな情報が分かるようになったことで、「マンションで絞ろうと思っていたけれど、似たような価格・間取りの戸建も近くにあるみたいだから見てみよう」など、条件を細かく絞らずに選択肢を広く持つような動きが見られました。また、地域の物件の相場感がひと目でわかるようになり、まずどこで家を探そうか悩んでいる方へのヒントとしてもお使いいただいています。
「購入版の場合、理想の物件を求めて広範囲で探すことも想定されるため、地図を縮小したときでも広範囲にわたって多くの物件をより素早く表示できるようにしていることもポイントで、開発にあたって尽力したところでもあります。」(購入版企画担当)
ライフスタイル多様化の影響を色濃く受ける「お部屋探し」。これからもニフティ不動産アプリの進化は続く
ライフスタイルが多様化していく昨今では、不動産アプリに求められるニーズも日々変化しているとチームでは考えています。
コロナ禍初期には内見や引越しを控える動きがあったり、リモートワークが普及し始めたころには、賃貸・購入ともに郊外の広めの物件の人気が出てきたりと、常にニーズは移り変わっていきます。社会情勢の変化にも柔軟に対応しながら、今後もユーザーの声やニーズをキャッチアップして、サービスや機能に反映していくことは、チーム全体の最重要項目になっています。
「ニフティ不動産アプリには、ユーザーのみなさまから日々たくさんのご意見やご要望をいただいています。その全てに対応していきたいという気概を持って開発に臨んでいます。みなさまのお部屋探しのお手伝いができることに喜びを感じており、日本中のさらに多くの方に使っていただけるサービスに成長できるよう、チームとともに邁進していきたいと思います。」(チームリーダー)
月間社長賞を受賞! 社内イベント「ランチハッピーアワー」では“突破ケーキ“でお祝い
■ニフティライフスタイル TECH BLOG
ニフティライフスタイルのエンジニアは、日々切磋琢磨しながらより良いものづくりに取り組んでいます。TECH BLOGでは開発メンバーを中心とした取り組みや技術的な知見をご紹介しています。
URL:https://tech.niftylifestyle.co.jp/
■お部屋探しなら、ニフティ不動産!
「ニフティ不動産」は、有名不動産サイトに掲載されている物件情報延べ1,300万件以上(2023年6月末現在)を束ねる国内最大級の不動産物件情報検索プラットフォームです。豊富な情報量の中から、外観・間取り・地図・路線でと、様々な探し方ができることが特長です。また、通知設定により、希望条件にあう新着物件をタイムリーにチェックすることも可能。便利なスマホアプリも提供しており、ユーザーのみなさまの理想のお部屋探しを支援しております。
■ニフティライフスタイル株式会社(東証グロース上場、証券コード:4262)
代表取締役社長:成田 隆志
所在地:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー
事業内容:行動支援サービス事業
URL:https://niftylifestyle.co.jp/
(注1)
・2013年11月のリリース開始からのニフティ不動産アプリシリーズ合計の累計ダウンロード数
(注2)
・UI(User Interface):アプリケーションソフトウェアをユーザーが操作する方法のこと
・UX(User Experience):サービス等の利用を通じてユーザーが得る体験のこと
(注3)
・ニフティ不動産全アプリ評価数累計(2023年7月時点)
(注4)
・延べ物件関連写真:2億3,167万枚 自社調べ(2022年10月時点)
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