北海道の食材・魅力が集結したショップ「北海道プロデュース230」。道民に愛される店づくりから、全国への情報発信源へ
「道の駅 望羊中山」は、札幌から国道230号線でニセコ・ルスツ・洞爺湖などの観光地を結ぶ、中山峠の頂上に立地しており、蝦夷富士と言われる羊蹄山を望むビュースポットとなっています。また、年間30万本を販売している『中山峠の元祖あげいも』は、北海道民のソウルフードとして、多くの道民に愛され続けています。
2003年に加森観光株式会社が運営受託してから、あげいもを中心にたくさんのお客様にご利用いただいている「道の駅 望羊中山」は、より快適にお食事やお買物を楽しんでいただくために、施設内の店舗をリニューアルしました。
今回リニューアルオープンしたスーベニアショップ『北海道プロデュース230』は、「北海道由来」「北海道食材」この2点を完璧にクリアした商品で構成されており、1,000点以上の商品を支配人が自ら厳選したこだわりのラインナップで、北海道の美味しさが詰まったお店に刷新されました。
今回は支配人の青木 俊憲がこだわり抜いたポイントをご紹介いたします。
あげいも支配人・青木 俊憲
なぜ北海道の商品にしたのか
広大な面積を誇る北海道は、特産品や名産品が多く、各市町村で開発・商品化されていても商品が埋もれて、なかなか表舞台に出にくいと感じていました。パッケージやタイトルで魅了するのではなく、本物の良さを伝えることで更に北海道の魅力を伝えたい。各市町村の優秀な職人の技と味を販売する側としても、しっかりとサポートすることで作り手の気持ちもユーザーへ届けたいと思っています。
「自分の舌で」確かめて、合格したものを商品として選定
選定にあたっては勝手ではありますが「自身の舌で合格したもの」。旨さの基準を超えているものを選んでいます。類似品を比較にして選別しているものもあり、同じジャンルの商品の中でも特に上位にあたるものを対象にしています。
作り手がストレスなく、「良い商品を、作れる分だけ」を取引しています
北海道のお土産で人気の高い「箱菓子」など、定番のお土産は数多くありますが、これからは、「地元民に愛されている・地元の人でも手に入りにくい」のフレーズが響いてくる時代と感じています。
SNSやクチコミなどで一気にバズって人気が出てしまうことで、生産者や工場などは苦い経験も多いとも聞いており、そのようなことから北海道プロデュース230での取引においては、製造元に負担にならないよう「作れる分だけでいい、ノルマはない。商品ができたら連絡が欲しい」という取引をしています。作り手のストレスフリーはうま味調味料。より良いものが仕上がります。
購買意欲を掻き立てる、掘り下げたコメント表記
商品には「ひと手間」かけると、より美味しくなるものがたくさんあります。有名店の商品を買ったが全然違う。このタレは、このドレッシングはどうやって?どの食材が合うのだろう?
北海道プロデュース230では、ちょっとした工夫やひと手間で味が大きく美味しさに進化するレシピや、調理アレンジ方法、パッケージ上では記載ができない「食べた感想」など、深く掘り下げたコメントを表記しています。
例)
各メーカーの「豚丼のタレ」に言えることは、有名店であっても店舗の味により近づけるために、一度フライパンで1分ほど煮詰めてもらうと風味が増します。甘辛いタレを専門店が作るときは一定量の調味料に水を足し、水分を飛ばす、水量が減ってきたらまた水を足す、この工程を繰り返すのです!
また、取扱商品に直接関りはない「米・炊飯」に関しての豆知識も店内にて見ていただく予定です。
例)
米を洗うときは冷たい水は必要なく、各家庭の湯沸かし器は35~37℃の設定ができるので、その温度で全く問題ありません。手が冷たくて痛い思いをする必要はなかったのです。冷たい水が必要なのは「米をうるかす(浸す)」時だけ。ガシガシと米を研ぐことは現代においてはご法度である。なぜなら?
以上のように、各工場や企業に確認を取りながら商品の魅力がより伝わるようなコメントを追記して紹介するようにしています。
オリジナル商品「鬼燻(おにくん)」、胆振東部地震による倒木のチップで燻製
「北海道プロデュース230」オリジナル商品の「鬼燻」は、蝦夷山桜のチップでスモークしている燻製ピスタチオ。この蝦夷山桜は、2018年に震度7を記録した胆振東部地震で被害を受けた倒木で作られたチップで、豊かな香りは群を抜いて旨味を引き立てます。
通常は火入れや乾燥をしながら燻製しますが、蝦夷山桜のポテンシャルを最大に活かしたいという思いから、火入れをしない冷却燻製機で丁寧に時間をかけ、さらに旨味を増幅しています。また、仕上げの決め手は「出汁」。これでもか!と言わんばかりの濃厚な燻製にシイタケと昆布の出汁を加えることで、手が止まらないほどの鬼燻プレミアムが誕生しました。
2018年から5年経過した今も多くの被害者が支援を必要としています。インフラだけでなく、自然豊かな山々に生息している蝦夷山桜も被害も甚大で、今回倒木された蝦夷山桜を有効利用して作られています。
オリジナル商品「函館牛乳ソフトクリーム」は、函館酪農公社と共同開発
北海道の牛乳の旨さを最大限に活かしたソフトクリームを作りたかった。北海道全域で盛んな酪農であるが、北海道牛乳のなかでもワンランク上の牛乳と名高い函館牛乳に着目し、それをソフトクリームにしたい思いから、函館酪農公社という偉大なプロの研究者と一緒に開発に着手しました。
土づくり・草づくり・牛づくりの基本を守り続けたプレミアム牛乳に北海道の特色をもった「ホワイトチョコレート」の味わいをプラス。乳脂肪分も通常の1.5倍の濃厚さがくどくならないよう、ソフトクリーム作りで重要な「空気量」を調整することで、濃厚だが甘ったるくない、牛乳感はMAXだがさっぱりしている。この2点をクリアしたものを作り上げました。
牧場で搾乳したものを直ぐに工場へ運びソフトクリームの元になるよう加工します。出来上がったものはパック詰めされた直後に急速冷凍。冷凍便で北海道プロデュース230まで届けられ、お客様に提供される前に解凍することで、超新鮮なソフトクリームを提供できています。
地域の思い出が詰まった商品を大切に、今後も発信してゆきたい
隠れた美味しいものをもっと認知していただけるよう、北海道プロデュース230を通じてしっかりと発信したい。また、美味しいものには「懐かしい」美味しさにも大切にしたいと考えます。小さい頃、お婆ちゃんの部屋にあったお菓子。小さいころコッソリ食べた記憶。そのような思い出の詰まった懐かしい味を守っている工場が時代の波に呑まれ、知らず知らずに消えていく世の中です。販売場所が少なくなり食べられる機会が少なくなってきている現状を、少しでも販路を増やしローカル昭和テイストを応援していきたい。このように「地元民に愛される」ことは一言では言い切れないほど深いものと感じています。
食に関するありとあらゆる観点と年齢層に響き、色々な工場・生産者・製造者と一緒に北海道を盛り上げていきたいというのが私の最終目標かもしれません。
最後に、「中山峠の元祖あげいも」について
あげいもの誕生は昭和43年(1968年)。
2023年で発売55周年を迎えます。
コロナ禍であっても年間30万本を売上げる大ヒット商品。門外不出の魔法の粉をつかって味付けしており、『道民のソウルフード』として圧倒的な人気を誇っています。
『秘密のケンミンショー』や『乃木坂46のTV番組』など全国メディア露出も多数。
2022年9月には、1日30本限定で3食のかわいい『プレミアムあげいも』を1か月間の期間限定で販売。北海道の商品ではなかなかないTwitter全国トレンド入りもするなど、全国的にも注目を集めています。
【道の駅 望羊中山】
[営業日]
年中無休
[営業時間]
北海道プロデュース230 8:30~17:30
ファーストフード 8:30~17:30
味処 四季彩 11:00~15:00
[公式HP]
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