「テレワーク × 事務」の活用で人と企業の成長を支援。八代市の事例から見る、BizMow教育事業への想い
「志ある経営者の縁の下の改革者となり、社会と経済の永続に貢献する」。をミッションに掲げ、BizMow株式会社は、少数精鋭で頑張る経営者の方々のための、オンライン事務・経理代行サービスを提供しております。実務対応からバックオフィスの構築まで、経営者の方々が本業に集中できる環境づくりのお手伝いをしています。
2020年に熊本県八代市にサテライトオフィスを設置したことをきっかけに、新たに教育事業を開始いたしました。
このストーリーでは、教育事業を開始することになったきっかけや、私たちの教育事業への想いをお伝えできればと思います。
八代市との共創による教育事業は第2期開講
バックオフィス業務集約のためのサテライトオフィス設置から始まった、教育事業
■行政とのマッチングイベントで出会った熊本県と八代市
当社は創業から2年後の2010年より、全ての従業員が自宅から仕事を行う、完全在宅勤務という勤務形態を採用しています。会社運営も全てテレワークで行い、採用面接から業務遂行まで一環してオンラインで行っています。そのため、採用マーケットが日本全国・世界にまで広がり、広範囲での優秀人材獲得が可能になりました。
そのような中、会社の成長に伴い、物理的なモノを扱う業務の発生や、バックオフィス集約の必要性が出てきたため、2020年に熊本県八代市にサテライトオフィスを設置しました。この熊本県と八代市との出会いが、私たちにとっての教育事業の始まりです。
出会いは、名古屋で開催された全国の行政と企業とのマッチングイベント。熊本県の担当者の方に、熱心にお声掛けいただき、熊本県内のいくつかの都市をご紹介いただきました。その中で、八代市行政の方々の地方創生に向けた積極的な姿勢に大変魅力を感じ、未来を共に歩むイメージを持つことができたため、当社サテライトオフィスを八代市に設置することにいたしました。
八代サテライトオフィス開所式の様子
古民家をリノベーションしたオフィスは、アットホームな雰囲気です
■八代市での採用活動で直面した課題と4つの原因
サテライトオフィス設置後、八代市の就労率向上に貢献したいと考え、当社でも八代に特化した採用活動を開始しました。ところが、「八代市」と採用マーケットを限定した際に、当社の求める人材がなかなか見つからず、採用活動が難航するという事態に。その原因を分析した結果、当社の視点、八代市の視点で、以下の4つが挙がってきました。
<当社の考えた原因>
- 原因1:テレワーク認知度が都市部と比べ低い傾向にあった
- 原因2:テレワークに必要なスキルの不足
<八代市の考えた原因>
- 原因3:子育て世代の就業環境が整っていない
- 原因4:都市部の仕事にアクセスするための支援が不足
この課題解決に向けたビジョンが、当社と八代市で一致したことが教育事業を進める大きな決め手となりました。
BizMowの手掛ける教育事業
■私たちの考える「事務」は「作業者」ではなく「縁の下の改革者」
私たちはこれまで、企業における「事務」の大切さを、事務のプロフェッショナルとして、お客さまへのサービス提供を通して発信してきました。
当社の考える「事務」とは、
“企業の数字や経営判断のためのあらゆるデータが集約する場所”、
当社の立ち位置は、
”事務職ではなく、事務をサービスとして販売する組織である”、
この考えが根底にあり、事務に対する意識をどこよりも高く持ち、社内での人材育成にも力を入れてきました。
事務人材が視座を高め「作業者」から「縁の下の改革者」になることができたら、個人成長に繋がると共に、最終的に大きな人的資源として組織成長に深く貢献することができると考えています。
■このBizMowマインドを教育事業でも展開したい!
八代市とのビジョン一致で開始した教育事業。私たちの原点である「テレワーク × 事務」で積み上げた知見と、八代を熟知した行政の知恵を合わせた共創型の取り組みをしたい!そのような想いから、「レッツトライ!やっテレワーカー(実践型 在宅ワーカー養成講座)」の開講に至りました。
「レッツトライ!やっテレワーカー第2期」集客のためのフライヤー
講座開講に向け「共創」をキーワードに、集客、会場準備、カリキュラムの構築など、当社と八代市で役割分担を明確にし、1つ1つ準備を進めていきました。
当初は、テレワークがまだ浸透していない環境であるためか、集客が思うように進まない場面もありました。そこで、受講生へのパソコン貸与を可能にすることや応募条件の緩和を行い、応募しやすい環境への見直しを行いました。
また、この講座が一次的なものではなく、受講生の長期的な成果に繋がるよう、八代市行政の方が、応募してくださった方々全員との個別面談を実施しました。これは、テレワークという働き方が、その方の抱えている課題解決の一手となるかを事前に見極めることで、受講生により意欲的に講座に参加いただき、講座の成功・受講生の成果に繋げたいという想いがあったためです。
当社の手掛ける講座のこだわりはいくつかありますが、その中でも実践型の長期講座である点、そして講座期間中に一定のレベルに達した際に、仕事を受託し、報酬獲得まで経験できる点が特徴的だと考えています。
私たちの目標は、受講生が生涯活かせるスキルを身に付け、受講後もテレワーカーとして活躍していただくこと。その実現を目指して、徹底した実践ワークの機会や受講生同士が切磋琢磨し、お互いを高め合っていける環境を長期講座で提供しています。
<当社講座の特徴とこだわり>
- 対面とオンラインの2形式で開催
- 7ヶ月間の長期講座
- 「選ばれるワーカー」になるためのマインドセットを習得
- 講座後にも自走できるよう、徹底的な実践型講座
- 一定のレベルに達した際に実際に仕事を受託し、報酬を得るところまで経験
- 動画による予習・復習用教材の提供を通して、自主学習の大切さを推進
- 講座を通した受講生のテレワークコミュニティ育成
対面講座の様子
当社スタッフが遠隔で講座に参加する場面もありました
テレワーカー養成講座の成果と今後の展開
■受講生全員がテレワーカーデビューし、第2期も開講
2022年8月に開講した第1期が2023年2月に無事修了しました。受講生全員が講座で定めたレベルに到達し、実際に仕事を受託してテレワーカーデビューを果たしました。
講座最終日、受講生による講座振り返りの発表が行われ、このような声をいただきました。
- テキストコミュニケーション力が磨かれ、より質の高いコミュニケーションが取れるようになった
- 講座中に自分は何が苦手なのかを分析することができた
- 「決断」ではなく「実行」する習慣を身に付けることができた
- 選ばれる人材になるために、仕事の繋がりを意識することが大切だと学んだ
- テレワークに必要な様々なツールに触れたことで、自信が付き、成長を感じることができた
- テレワーカーとしての「可能性」が「現実」に変わって行ったので、未来が明るく見えてきた
当初あまり自信のなかった受講生もおりましたが、最終的にみなさんに成長や学びを実感いただき、上記のような声をいただいたことは、この講座を開催した一番の成果だと感じております。
この成果から、当講座の第2期開催が決定し、2023年8月に開講いたしました。
テレワーカー養成講座「レッツ・トライ・やっテレワーカー!第2期」HP
https://bizmow.com/yatsushiro-tele-worker/second/#top
テレワークコミュニティの育成にも繋げるため、1期生と2期生が関わりを持てる環境作りを考えております。具体的には、1期生にロールモデルとして講座に登壇いただくこと、また、期をまたいでの交流会の開催などです。
この八代コミュニティを育成することで、テレワークへの理解を深め、八代市の目指す「テレワークを活用した雇用創出」に繋がることを期待しています。
「レッツ・トライ・やっテレワーカー!第2期」開講式(対面開催)の様子
■地方企業への「事務」「テレワーク」の知識強化を通じて、地方創生のさらなる力へ
テレワーカー養成講座を通して、受講生には、テレワークを活用することで、ライフステージの変化にとらわれず、仕事を継続できるということ、また、自宅から都心部の仕事にもリーチできるということを知っていただきました。
しかしながら、本当の意味での地方創生とは、地元企業が雇用を創出し、現地でその採用ができることがベストではないかという気付きに至りました。
そのためには、地元企業の「事務」への正しい理解、「テレワーク」に対する知識を強化することが不可欠であると考えております。
企業の数字や経営判断の要となるデータの処理・管理方法が、企業の意志決定へのスピードや決定事項に影響することは大きいと言えます。そのため、企業の「事務」レベルを向上させることはとても大切になります。つまり、それは個人の事務スキルを磨くことから始まります。
昨今、次世代の働き方に向けて新しいスキルを身に付ける、個人レベルでのリスキリング(Re-skilling)の重要性も現在叫ばれています。個々の事務知識を「リスキリング」することが、変化の多い新しい時代へも対応できる人材の育成に繋がります。
しかしながら、実践を伴わないスキルを高めるだけでは、本当の意味でのリスキリングにはならず、ビジネスにのせることができてはじめて実現できたといえるでしょう。
企業・個人それぞれが、成長するために必要な要素を理解し、身に付けたスキルを日常の業務で実践していくことが、未来へ向けた人材戦略・企業戦略の1つになるのではないでしょうか。
さらに、「テレワーク」という勤務形態を選択肢の1つに入れることで、働き方に柔軟さが必要な優秀人材の採用機会が増え、優秀人材の獲得・雇用創出にも繋がって参ります。
私たちは、生涯活躍できる人材の育成、持続可能な組織体制の構築など、「未来」を見据えた教育サービスを提供いたします。
この「テレワーク × 事務」を軸とした企業向け教育事業を、事務活用セミナーや人材育成講座という形で展開し、その地域での雇用創出や人材育成の活性化に繋げて参りたいと思います。
【当社教育事業に関するお問合せ先】
BizMow株式会社
新規事業開発室:平田 江吏子
E-mail:pr@bizmow.com
【会社概要】
会社名:BizMow株式会社
所在地:〒158-0094
東京都世田谷区玉川3-11-1 柳小路東角3F SoloTime二子玉川306
代表者:木村 仁哉
設立 :2008年4月17日
URL :https://bizmow.com/
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ