【運動を通じて健康で幸せな人を増やす-わたしがカーブスコーチになった理由】体調不良をキッカケに転身。自身のワークライフバランスだけでなくメンバーの“なりたい姿”も一緒に実現
「女性だけの30分フィットネス カーブス」の始まりは1992年、米国テキサス州ハーリンゲンにオープンした小さなフィットネスクラブ。創業者のゲイリー・ヘブンは、糖尿病、高血圧、肥満が原因で母親を亡くした経験から、「医療だけでは母のような人は救えない」と、大型のフィットネスクラブの経営に乗り出しましたが、そこにやって来るのは、若くて運動ができる人ばかり。「どうしたら、母のような年代の、運動が苦手な女性が来てくれるのか」と考えた末に、「No Men」(男性なし:同性だけで異性の視線が気にならない)、「No Make-up」(メイクなし:化粧の必要がなく気軽に通える)、「No Mirror」(鏡なし:体型を気にせず運動に集中できる)という、それまでにはなかったコンセプトで、カーブスを誕生させました。
日本では2005年に国内のマスターライセンスを得てカーブスジャパンを設立。親会社である(株)カーブスホールディングス(東京都港区)は、世界総本部であるカーブスインターナショナルも傘下に収め、日本国内で約2000店舗、海外で約180店舗を展開しています。カーブスの運動は、女性の健康に必要な3つの運動「筋力トレーニング」「有酸素運動」「ストレッチ」を組み合わせた、1回30分間で全身を鍛えられるサーキットトレーニングです。独自に開発した油圧式マシンで、ひとりひとりの体力や筋力に合わせて簡単に強度を調節でき、安全に運動できるようになっています。「運動が苦手」「体力が心配」など、さまざまな悩みを抱えた女性が、手軽に運動を続け、無理なく成果を出せるよう、カーブスコーチが、ひとりひとりに合わせた運動指導とサポートを行っています。
今回は、国内の店舗でカーブスコーチとして働く鳥居さん(29歳)に、仕事の内容ややりがいについてインタビューしました。
-鳥居さんがカーブスのコーチになったきっかけを教えてください。
小さいときから運動が好きで、「運動の楽しさ」を知ってほしくて、20歳で大手フィットネスクラブのインストラクターになりました。でも、朝8時に出社して、夜11時に帰宅する生活を続けたことで体を壊してしまったのです。
カーブスのことは、友人にカーブスのコーチがいたので、「日祝休みで夜7時までの営業」というのは知っていました。それだけでなく、自分でも調べてみたら、カーブスのメンバー(会員)はもともと運動が苦手で、運動習慣のなかった方がほとんど。そういう方々に運動を始めるきっかけをつくり、運動を続けるサポートをする仕事だとわかりました。
ちょうど、自分が体調を崩したことで、健康であることの大切さを身に染みて感じていた私は、これからは運動の楽しさを伝えるだけでなく、「運動を通じて健康で幸せに過ごせる人を増やしたい」と思っていました。世の中には、運動が必要だとわかっていても、どんな運動をしたらいいのかわからない人も少なくありません。カーブスの運動は、たった30分で、女性に必要な運動が効率よくできるように考えられています。おひとりおひとりのお体の状態に合わせた運動指導で、その方のなりたい姿に向けてサポートをします。ここでなら、自分のやりたいことが実現できると思ったのです。
-普段の働き方を教えてください。
朝は8時に家を出て、出勤後はマシン指導や健康カウンセリングなどの店舗業務をして退勤します。夜も8時には家に着いているので、無理なく働けていると思います。仕事の合間に、カーブスのマシンでワークアウトもしているので、私自身も健康を維持できています。夫も安心したようで、「楽しそうに働いているね」と、私がカーブスで働くことを応援してくれているようです。
サービス業なのに日祝休みで、平日休みもあるので、休日はディズニーランドに行ったり、大好きな韓国に旅行に出かけたりしています。好きなことを全力で楽しむために、日々の仕事を頑張っています。
-仕事を通じて、自分が成長したと感じるのはどんなことですか。
前職では、プール指導やヨガのレッスンなど、ひとつのクラスをひとりで担当していたので、良くも悪くも自己責任。誰かにフォローしてもらったり、アドバイスをもらったりすることはありませんでした。でもカーブスには、お店を一緒に運営していく仲間がいます。それぞれに得意なことは活かしながら、苦手なことは助け合って仕事ができています。困ったときは、すぐに周りに意見を求めたり、上司に相談したりできるので、ひとりで思い悩むこともありません。自分では気づかない視点をもらえるので、視野が広がって、成長にもつながったと思います。
今は店長になりましたが、自分たちが「こんなふうになりたい」と思うお店をみんなで考えて、同じ目標に向けて一緒に頑張る仲間がいて、毎日がとても充実しています。
-カーブスの仕事で、どのようなことにやりがいを感じていますか。
入社4年目のときに、今の店舗の立ち上げメンバーに抜擢されました。何もない状態から、「自分たちでつくりたいお店をつくっていける」というのは、なかなか経験できることではありません。
このお店をつくるとき、私たちがめざしたのは「自分の健康をあきらめない人を増やす」ということでした。ひざが痛いから、好きだった山登りはもうできない…、血圧が高いから、薬を一生飲まないといけない…とあきらめるのではなく、健康で豊かな人生を歩める人を増やしたい。そのためには、その方の意識から変えていかないとなりません。「私は大丈夫」と思っている方でも、間違った知識をお持ちの方も少なくないのです。そういった方々に、「正しい健康知識」をお伝えし、運動を始めるきっかけをつくるのは、大変ではありますが、やりがいも大きいと感じています。
-鳥居さんが教えたメンバーさんには、実際どのような変化がありましたか。
たとえば、足が痛くて杖をついて来店された方がいました。その方は、「杖なしで歩けるようになりたい!」という希望を持っていらっしゃいました。
カーブスでは、痛みがある方でもその方に合わせたやり方で、無理なく運動ができるようにサポートをします。そのメンバーさんも、私たちのサポートで運動を始められ、継続された結果、本当に杖なしで歩けるようになりました。「カーブスでなかったら運動できなかった。ありがとう」と言われたときは、本当にうれしかったですね。
このように、ふつうのフィットネスクラブではなかなか運動ができないような方が、カーブスで元気になっていく姿を目にするたびに、この仕事をしていてよかったと感じます。こんなふうに、メンバーの方の近くで、深くかかわりながらサポートできるのは、カーブスコーチならではのよさだと思います。
-今後の展望を教えてください。
これから出産も考えていますが、社内には出産後も復帰して仕事を続けている先輩コーチがたくさんいるので、私も出産後も仕事を続けたいと思っています。そして、「健康で幸せな人を増やす」ために、メンバーの方の「なりたい姿」を一緒に実現できるように、サポートを続けていきたいと考えています。
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