競争から共奏へ。未来に選択を掲げる株式会社ミライユの「ミライユタクシー」のコンセプトとは

株式会社ミライユは「未来に選択を」を掲げる会社です。その中でも3つの選択肢を増やす会社です。1つ目は未来に選択肢を求めている若い人たちの選択肢を増やす、2つ目は未来に必要であるにもかかわらず労働力が減ってしまっている業界を助ける、3つ目は地域の未来の選択肢を守るなど3つの選択肢を増やしていきます。また「選択肢創出企業」としてビジネスを作り、社会貢献をしていきます。このストーリーでは、ミライユタクシーのコンセプトをご紹介します。

ミライユタクシーに込めた想い

⚫️タクシー業界におけるギャップの改善が社会貢献に繋がる

ミライユという会社はちょうど10期目になります。タクシーはミライユにとって1番最初に始めた思い入れがある業界なんです。

ミライユで事業を考えたときに社会貢献性が高い領域をやりたいと思っていました。一人で立ち上げて、その中で付加価値を提供できるサービスを考えたときに、たまたま人手不足だと知ったタクシー業界、これだ！と直感したんです。始めるにあたり何百人にインタビューをしたのですが、ほぼ全員が「元々タクシードライバー」をやりたいわけではなかった。とみんな言いました。今でもよく聞く言葉です。それともう一つ質問をしたのです。それは「やってみてどうですか？」という内容です。もともとやりたくなかった人たちがタクシーという仕事についてみてどう思うかをお聞きしたら、ほぼ100%の人が「やってみてすごく良かった」という回答をしてきたんです。もともとやりたくない仕事がやってよかったに変わる。このギャップを埋めることが社会貢献性が高い事業になっていくのではないかと思い、タクシーの人材紹介をその瞬間にやろうと決めました。

⚫️人材紹介が業界に浸透していない時代から、現在の立ち位置を築くまで

10年前はすごく大変でした。人材紹介というものがまだ業界にも浸透していなかったので「人身売買でしょ？」であったり、「紹介してもらってもすぐ辞めてお金だけ取るんでしょ」みたいなことをすごく言われました。それがものすごく悔しくて「絶対にこの業界を良くするからそれを信じて乗っかってほしい」と何も実績がなったのでビジョンを売るだけの営業をして1社、2社と年々取引先が増えていき、最初アポイントメントも取れなかったような企業様が10年経つとコアなお客様になっていただき、ミライユの収益基盤にもなりました。

これが10年経った今現在の立ち位置です。

前代未聞!?ミライユタクシーにかけた10年の想いとは。

⚫️想いが近い人で共奏し、一緒に何かを創造する関係を築く

ミライユのメンバーはタクシー業界のことが好きです。入社して1~2ヶ月経つと社員はすれ違うタクシーを首で追うようになり、1年もすると数メートル先のタクシーを見て、どこどこのタクシー会社さんとわかるようになります。

私もミライユのメンバーもタクシーが好きです。タクシーの外側にミライユというラッピングを施して、街中を走る姿をミライユのメンバーが見るとしたら「ここまで会社来たんだな」って思うと思いました。すごく感慨深かったです。タクシーに自分たちの会社名がはいったときに10年前、一人一人のドライバーさんにインタビューをした時は全く想像していませんでした。

ミライユタクシーは少し異常なところもあります。それは何かといいますと、私以外の人が載っていることです。もともとは他の人を載せるつもりはなく、社内の人たちに対して、「どうや！俺らタクシー業界でこんなこともできるんだよ！」というのを見せたかったのですが、この企画を考えたときに私の中で新しいコンセプトが生まれました。それが「競争から共奏」です。

これは何かというと、ミライユという会社の中はビジョンや理念で束ねているので共感を持った人が働いているのですが、想いとか将来像が近い人がいるのであれば、会社や個人など関係なく繋がっていって、一緒に何かを創り上げていくということを今後はやっていきたいと私の価値観の中に強く芽生えた瞬間でした。

そのときにいつもSNSとかで仲良くしてくれている人やビジネス上でこの人と一緒に仕事をしてみたい人、して楽しいなって思える人たちを呼んでラッピングに載せました。普通は自社のPRをするのが一般的なのですが、そこに想いが近い他所の人を載せるのはあまりないことだと思います。これが私の中での共奏というものを、しっかりと実現するという宣言、意思表示だと思っています。

タクシーが走るときに「会社なんて学校でいい」というミライユの私が大事にしているコンセプト、それに他の人も載せる。周りからみたらすごく異常だと思います。今回6人の方に載せさせていただいていますが、6人に打診をして6人とも承諾してくれたことがとても嬉しかったです。普段から会社の理念や私の考えを伝えている人たち、理解をしてくれている人たちなので、少し特殊な表現方法ではありますが、ストーリーがあって、1社でやるのではなく、想いがある近い他の人たちとやりますよという宣言になります。