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3人の子育てをしながら看護師のスキルを活かしてWワーク!ソイナースだから実現できた〝やりがい溢れる、バランスの取れた働き方〟

著者: 株式会社Medi Blanca

「Soi Nurse(以下、ソイナース)」は、小児専門の看護師が医療的ケア児の成長をサポートする、看護師ケアリングサービスです。訪問看護だけではなく、在宅レスパイトや通学時のサポートを1時間から利用できます。


昨今、核家族化により「身近に頼れる存在がいない」と困っている医療的ケア児のいるご家庭が増えています。そうした社会課題を解決するために生まれたソイナースには、現在70〜80名の看護師さんが在籍。やりがいを持ちながら、スキマ時間を有効活用できるソイナースには、潜在看護師から復帰した方、Wワークとして働き始める方など、多数の看護師さんが登録をしています。


2023年3月からソイナースで勤務をしている高橋綾子さんは、3人のお子さんを育てながら、施設で常勤勤務。休日にご自身のスキルを活かして、ソイナースでのWワークをしています。


今回、ソイナースで活躍する高橋さんに、登録に至った経緯や動機、子育てをしながらWワークを実現するためのポイントなどについてお話を伺いました。

高橋綾子さん

学校卒業後、産婦人科病棟で勤務。結婚をきっかけに退職し、子育てをしながら10年ほど小児科クリニックに勤める。現在は、重症心身障害児・医療的ケア児が通う児童発達支援事業所で常勤勤務をしながら、ソイナースでWワークをしている。

自分の看護技術を活かして、困っているご家庭の役に立ちたい!


――はじめに、高橋さんの家族構成とお仕事の状況について教えてください。


高橋さん:中学1年生の娘と、小学4年生・1年生の息子と夫の5人家族です。常勤として児童発達支援事業所で働きながら、副業として平日のお休みの日にソイナースで勤務をしています。


――ソイナースに登録をした経緯についてお聞かせください。


高橋さん:現在の勤務先である児童発達支援事業所に通う、重症心身障害児のお母さんとの会話が大きなきっかけでした。そのご家族は、お父さんがお仕事で忙しく、朝から晩まで働いていて、家事やお子さんのケアなどを、ほとんどお母さんがやってらっしゃると伺ったんです。私が「お母さんの体調が悪くなった時、頼れる場所はありますか?」と聞いたら、「ないです」とおっしゃっていて......。


「私が倒れてもこの子の面倒は見るし、大丈夫!」と毅然と振る舞っていらっしゃったんですが、「本当にそれでいいのかな」と私自身、思うところがあったんです。看護師として、そういう方たちに何かできないかと考えていたところ、ソイナースのホームページに辿り着きました。


「保育と医療をどちらもやるのがソイナースのケアリングサービス」という部分にとても共感して、「これだ!」と、すぐに問い合わせをしました。施設で出会ったご家族だけでなく、多くの方が同じような状況でお困りになっていると思うんです。そんな方たちに、自分のスキルを活かして何か貢献したいと思い、すぐに応募をしました。

高橋さんの1日のスケジュール!育児と家事、仕事を両立するポイントは「やれる人が、やれることを、やれる時にやる」

※外の写真は自費サービスを利用中に撮影したものです。


――ソイナースで勤務をする日のスケジュールを教えてください


高橋さん:7時半に子どもたちを送り出したら、家事を一通り済ませて、お昼過ぎ頃からソイナースでの勤務が始まります。通勤に1時間ほどかかる場所なので、余裕を持って少し早めに家を出るようにしていますね。


1軒目のお宅で夕方まで勤務をすることもあれば、1時間ほど勤務した後に、別のお宅に伺うこともあります。どちらの場合でも、16〜17時頃には勤務が終わり、その日のうちにスマホで電子カルテを記入してしまいます。


ソイナースでのお仕事は、午前中を有効活用できるのがとてもありがたいです。理想の働き方というか、バランスがとても良いと感じています。


――1時間の通勤を大変と感じることはありますか?


高橋さん:私の場合、「移動する時間も自分の時間」と捉えているので、大変とは感じませんね。小児科クリニックに勤めていた頃は、勤務先がすぐ近くだったので、なかなか頭を整理したり切り替えたりする時間がなかったんです。でも今は、通勤の電車の中で好きな音楽を聴きながらその日にあったことを振り返り、仕事を家に持ち込まないための切り替え時間にしています。


――子育てをしながらのWワークは、ご家族の理解や協力が欠かせないと思います。旦那様とは家事や育児の分担など、ルールを決めてらっしゃいますか?


高橋さん:うちの場合は、夫も看護師なんです。だから、私が看護師として働きたいという気持ちを尊重してくれています。夫の理解と協力は、とても助かっていますね。


家事や育児の分担ルールは、決めてはいないんです。多分決めてしまうと、それをやらないといけないと気負ってしまったり、やっていない相手に対してイライラしてしまったりすると思うんです。だから、「決めない」ということも決めていません。やれる人が、やれることを、やれる時にやる。うちはそれが一番良いと思っています。


――3人のお子さんを育てながら、本業とソイナースでのWワーク、育児、家事のすべてを両立させるのはとても大変だと思うのですが、ご自身としてはいかがですか?


高橋さん:クリニックで勤務していた頃の方が、拘束時間も長かったですし、余裕がなかったと思っています。私の場合、しっかりと睡眠は確保したいので、すべてを詰め込み過ぎないようには意識していますね。今は仕事、子育て、家事のそれぞれが息抜きになっているような感じでしょうか。やはり「子育てだけ」となると、イライラしてしまうこともあると思いますが、仕事があって帰ると少しのことは気にならなくなるんです(笑)。


――同じように子育てをしながらWワークに挑戦したいと考えている方が、高橋さんに相談に来たら何とアドバイスをしますか?


高橋さん:「本当にやりたいならやったらいいんじゃないかな?」と言うかもしれません。生きるという意味では、最終的に判断して責任を持つのは自分です。家族のせいにせず、自分が生き生きと仕事をする。人に任せられることは任せる。子育ても家事も完璧に頑張ろうとすると大変なので、例えば保育園に預けると決めたなら、子どもたちを信じて自分はその時間、仕事に集中する。


「怪我や病気していないかな?」と心配になる時もあると思いますけど、やる時はやる!もちろん、いまだに私も仕事を優先している自分に葛藤はあります。でも、結果的に子どもたちがとても自立してくれてとても助かっていますし、週末や祝日は子どもたちとの時間として、一緒に過ごすようにしています。仕事はしっかりと、それ以外はメリハリをつけて、自分を甘やかす時間も大切だなと。家事は「完璧に」と考えず、時にはサボることも必要です!

ソイナースを「子どものために働きたい看護師さん」におすすめしたい

――ソイナースで働いていて、嬉しいと感じる時、やりがいを感じる瞬間はありますか?


高橋さん:お話ができるお子さんだと、私のことを名前で呼んでくれた時に嬉しさを感じますね。はじめは「お姉さん」とか「看護師さん」と呼んでいたのに、名前で呼んでくれた時、たくさんいるうちの一人ではなく、私と接してくれているんだなと感じます。中には、下の名前で呼んでくれる子もいるんですよ。


保護者の方が「次もまた来てくださいね」と言ってくださる時は、「これで間違えてなかったんだな」という確認にもなりますし、自分の力を活かせたとやりがいを感じますね。


――働く環境として、ソイナースのここが良いと思う部分はありますか?


高橋さん:やはりスキマ時間を活かして、自分のペースで働けるところでしょうか。求人をLINEで確認できるのも便利ですね。あとは、良い意味で、私を信頼してくださっていて、任せてくれるところ。もちろん、困った時は助けてくれますが、遠くから見守ってくれているというか、その距離感が私にとっては心地良くて、とても働きやすいと感じます。


――実際にソイナースで勤務をしてみて、どのような方におすすめしたいと感じますか?


高橋さん:子どもが好きで「お子さんのために働きたい」という思いがある方であれば、どなたでもおすすめできるお仕事です。登録から勤務開始までがとてもスムーズですし、初回勤務のOJTも、具体的なお仕事の仕方から記録の書き方まで、丁寧にサポートしてくれます。


あとは、お子さんだけでなく親御さんとのコミュニケーションも楽しめる方は、とても向いていると思いますね。反対に、人とのコミュニケーションに苦手意識を持っている方にとっては、難しさを感じるかもしれません。


小児の経験がない方でも、もちろん勉強はする必要はありますが、成人の患者さんと向き合ってきた看護技術を活かせる部分があると思います。「自分のやり方が正しい」と思い込むのではなく、そのやり方を活かしながら柔軟に対応していくことがポイントですね。訪問するご家庭ごとのルールを、親御さんに教えていただく謙虚さも欠かせません。


――最後に、同じように子育て中、もしくは出産後の復帰先としてソイナースの登録を検討されている方へメッセージをお願いします。


高橋さん:あくまで私の意見ですが、自分が「やりたい」と思うことは、その時じゃないとできないと思うんです。できないならできないで、そのときにまた考えればいい。だから、先延ばしせずに、ちょっとアクションを起こしてみてほしいですね!




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