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アンパサンドが独自の新規事業インキュベーションプログラム「Sand Hill Road」に込めた思いとは

著者: アンパサンド株式会社

アンパサンド株式会社(旧株式会社キュービックベンチャーズ)は、2023年6月にEIR制度をベースにした独自の新規事業インキュベーションプログラム「Sand Hill Road」を発表しました。今回は、このプログラムに込められた知られざる原体験ストーリーをアンパサンド代表取締役CEOである後藤康成にインタビューしました。


後藤康成 プロフィール

シリコンバレーにてプログラマーの経験を積む。2000年からインターネットインキュベーターを標榜するネットエイジ取締役CTOとして自主企画型インキュベーションおよびベンチャー投資を担当。その後自身でB2B SaaSのフィードパスを設立し取締役COO、CTOを歴任し、Yahoo! JAPANへ売却する。2012年からYahoo! JAPANにてソフトバンクとのインド合弁企業を設立しモバイルポータルの立ち上げを統括後、Y! mobileの立ち上げを統括。2020年キュービックのVPoEを経て、2023年4月アンパサンドの代表取締役CEOに就任。(X : @got)

キュービックグループの新規事業インキュベートプログラム「Sand Hill Road」

「Sand Hill Road」は起業を支援するフルハンズオン型のインキュベーションプログラムです。ビジネスプランを所有する起業家をアンパサンドに招き入れアンパサンドおよびキュービックグループの経営リソースの支援を受けながら事業を成長させていくモデルでありシリコンバレーではEIR: Entrepreneur in Residence(客員起業家)と呼ばれています。

ちなみに「Sand Hill Road」(サンドヒルロード)という名称の由来はシリコンバレー西部にある幹線道路からきています。Sand Hill Roadにはベンチャーキャピタル企業が集中していることで有名でありシリコンバレーのほぼすべてのトップ企業はSand Hill Roadのベンチャー キャピタルからの初期資金の恩恵を受けていると言われておりそのストリートの名前をインキュベーションプログラムに冠しました。

EIR制度により、ローリスクでの事業成功とミドル層の機会創出を後押し

今回アンパサンドでEIR制度を立ち上げようとした大きな理由は、以前在籍していたネットエイジでのEIR制度は成功事例が多く起業家にとって極めて有効な制度だったからです。アンパサンドの場合出口戦略はIPOではなくキュービックグループへのジョインとなることから、一般的なEIR制度を多少チューニングしています。


事業成功の観点から捉えると、独自起業は事業リスクはもとより採用リスクや資金調達リスクなど多くのリスクをマネージしながら経営を進め成功に導くハイリスク・ハイリターンとなりますが、EIRの場合リスクを最低限に抑えながら成功を収めることのできるローリスク・ミドルリターンとなります。

もう一点付け加えると30代を超えるとそのライフステージから経済的な観点から起業したくても起業に踏み切れないアントレプレナーに機会を与えることが挙げられます。

起業家が得られる最も大きなメリットは、経営資源に頭を悩ませずに事業に集中できること

起業家にとってスタートアップを設立し事業を成長させPMF(Product Market Fit)を達成するまでの道のりはとても険しく、それは時間との戦いでもあります。起業家は自己資金とプライベートの時間を事業開発に費やさなければいけません。それは設立時に投下した資本金が尽きる前に、キャッシュを増やさなければいけないという資本主義のルールのうえで経営しているからとなります。さらの多くの場合、特に初めて起業する場合は経営資源(経営リソース)と言われるヒト・モノ・カネが限定的です。




自己資金で起業しエンジェルラウンド。シードラウンドまで順調に資金調達ができビジネスプランが実現できていければ良いのですが、シェアオフィスを借りてパートナーやエンジニアを雇い本来集中したい事業開発に時間を避けずコーポレート管理に忙殺されることとなります。

調達したキャッシュはあっという間に減っていきます。EIRの場合オフィス環境やコーポレート機能を格安(場合によってはゼロ)で提供されるので固定費用が限定的となり経済的です。起業家によっては纏まった自己資金が用意できない場合、理想的な資本政策が描けないことからエンジェルやシード系ベンチャーキャピタルなどから資金調達も困難になります。

「Sand Hill Road」にジョインすることで資金はもとより、アンパサンドの経営資源(専門領域・技術・人的ネットワーク)が活用できることから起業家は事業開発に完全に集中できるのです。

多くのエントリーの中からチームを結成。今後、起業を検討する方に向けた説明会も実施予定

6月に発表後に多くのエントリーがあり、その中から2組4名の起業家にジョインいただくことになりました。具体的には1名の起業家と3名の起業チームとなっています。「Sand Hill Road」は起業家個人の他にチームでのエントリーも受け付けています。


「Sand Hill Road」をより多くの起業家あるいは起業を検討している人に知っていただきたく2023年10月には「Sand Hill Road チャレンジ Vol.1」と題したEIR説明会およびエントリープロモーションを展開する計画です。

◼アンパサンドについて


アンパサンドは、キュービックグループの一員としてキュービックの事業ポートフォリオを拡大するためのインキュベーション事業を行っています。

代表者 : 代表取締役 CEO 後藤 康成

設立 : 2012年1月16日

所在地 :〒169-0074 東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー16階 ・Web :

https://ampersand-inc.co.jp

◼「Sand Hill Roadチャレンジ」について

Sand Hill Roadチャレンジは、STARTUP STUDIO by Crewwを利用しての新規事業の立上げを経験している熱き起業家向けのプロモーションイベントとなります。

https://studio.creww.me/tomoshibi/1130/




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