とろける着心地のTaniのウェア、そのSilktouch(シルクタッチ)素材ができるまでのストーリー。心地よさとサステナビリティへの想いとは。
Taniのウェアと言えば Silktouch(シルクタッチ)というほど、その軽く柔らかくとろけるような肌触りはブランドを代表するコレクションとなっています。「一度袖を通すとクセになる」と言われる肌触りはどのように生まれたのでしょうか。
Tani の素材開発は、オーストリアの繊維会社との出会いから
私たちの使命は常に、より快適なアンダーウェアやルームウェアを開発することでした。 約20年前、私たちは生地工場のショールームでモダール素材に出会い、その軽くて柔らかな手触りに魅せられました。 オーストリア製のその繊維は、地元のブナ材から持続可能な方法で生成されるということでした。すぐメーカーに連絡をとり、その環境に配慮した製造工程について学びました。伐採されたブナの木は植え替えられ森が保全されること。製造工程で排出される水や化学物質の99%がリサイクルされていること。Taniの理想とする心地よさとサステナビリティを両立するためには、この素材でウェアを作るしかない。そう確信して、このオーストリアのメーカーとの素材開発を始め、それは今日まで続く大切なパートナーシップとなっています。
性質の異なる2種類の糸を使うことで、シルクのような肌触りと強度の両立を実現
ただ、開発には様々な困難がありました。柔らかく通気性のある生地の元になっている繊維は大変デリケートで、洗濯による摩擦で毛羽立ちやすいのです。 生地の耐久性を向上させるため、何度も試行錯誤を繰り返し、専門家の技術的支援も得て、生地を編む際に2種類の糸を使用することにしました。 この特殊な紡績により、柔らかさと耐久性のバランスを取ることが可能になりました。このようにして完成した Silktouch 素材は、その後も改良が続き、 最新のものは20年前の初期のものよりも品質と耐久性において格段に向上しています。
また、Tani の自社工場はBSCI(Business Social Compliance Initiative)の認証を取得しており 、直接肌に触れるカテゴリーでエコテックス®️スタンダード100 に認定されています。これは350種類以上の有害化学物質を対象とする厳しい分析試験にクリアした製品だけに与えられる世界最高水準の安全な繊維製品の証です。品質と環境への配慮に対する妥協のないコミットメントは私たちの信念として今日まで受け継がれています。
百貨店での販路拡大から初の直営店オープンへ
そうして発表されたSilktouch のアンダーウェアやラウンジウェアは、手にした際のとろけるような柔らかさと着ていることを忘れるような軽さで、新感覚の素材として高評価を得ることができ、徐々に大手百貨店の肌着コーナーや POP-UPショップでの取り扱いが増えていきました。
Silktouchコレクションは Taniを代表する製品となり、メンズのアンダーウェア製造から始まったビジネスも、現在ではパジャマやジャケットなどを含むラウンジウェア、そしてレディースまで、大きく幅を広げてきました。そして最近では、着心地の良いウェアから更に心地よい空間や時間を演出するものとして、富山初のハトムギを使ったスキンケア、フランス製のアロマキャンドル、タイ製のヒートパッドなど、国内外のライフスタイル製品を日本へ紹介する活動にも力を入れています。2023年3月の阪急メンズ東京での直営店オープンはその大きなきっかけとなりました。
今後も独自の素材・生地の開発に取り組んでゆく
Tani は今後も生地の開発エキスパートとして、 世界中の繊維や糸の開発者とのパートナーシップを通じて独自の素材開発に取り組んでいきます。生地開発の専門知識と革新的な編み上げ技術が最高の滑らかさと高級感を実現できると、Taniは確信しています。
最新の秋冬コレクションでは、進化を続け秋冬の重ね着にも適したSilktouchをはじめ、肌触りはそのままに保温性を高めた Silktouch*2(シルクタッチ・ツー)、フレンチ・テリーの裏地で部屋着や旅行に適したVoyage(ヴォヤージュ)、そして Taniのコレクションの中では最も温かいアウター用のLoft(ロフト)など、さらに充実したコレクションを発表。2020年に始まったチャリティー企画の Everyone Loves an Underdog ®︎ (アンダードッグ)では、人であれ動物であれ、社会的弱者への関心を高め、支援する団体へと寄付を続けています。これからも Tani が生み出す心地よく、環境に配慮し、タイムレスなデザインのウェアにご期待ください。
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