美容商社歴35年のピー・エス・インターナショナルが開発した「茶の実オイル」。天然のコエンザイムQ10を含む希少な原料から、植物のパワーを感じる美容オイルができるまで
株式会社ピー・エス・インターナショナル(本社:東京都港区、代表取締役会長兼CEO 浜口 直太、代表取締役社長兼COO 北川 睦子)は、美容商社歴35年の知見を活用し、オーガニック市場に「オイル美容」を浸透させたリーディングカンパニーとして、新たなブランド「采茶~SAICHA(https://www.saicha.jp/)」を立ち上げました。
株式会社マクアケが運営するクラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)https://www.makuake.com/ 」を利用して、2023年10月26日(木)まで「采茶~SAICHA CHフェイシャルオイル」を先行販売中です。
- 采茶~SAICHA プロジェクトページはこちら:https://www.makuake.com/project/saicha/
- 期間:2023年10月26日(木)まで
※一般販売は2023年12月4日(月)より開始
この製品の開発経緯について、「采茶~SAICHA」プロジェクトチームの内田(薬事担当)が振り返ります。
株式会社ピー・エス・インターナショナルは1988年創業。元々はハーブや植物オイルの輸入販売を行っていました。1990年に「リンパトリートメント」をエステ業界に普及させ、認知度を上げました。
2000年頃からオーガニックコスメに注力するようになり、オーガニック市場に「オイル美容」を浸透させました。
使用成分へのこだわりや環境配慮だけでなく、社会貢献にも繋がるコスメを追求していきたいと考えるようになり、2019年よりNZ発プラスチックフリーの固形シャンプー「Ethique(エティーク)」をはじめとしたエシカルコスメの取り扱いを開始し、独自の基準に沿った環境・社会・人に優しい製品を取り扱うECサイト「ethicame(エシカミー)」をオープン。
美容・健康・教育関連事業を通して環境と健康に配慮したエシカルなライフスタイルを提案し続けている企業です。
日本由来の成分にこだわった「オイル美容」を広めたい
弊社が創業当時から展開しているスイスのフィトアロマブランド「PAUL SCHERRI(ポール・ シェリー)」は、精油を配合したオイルによるリンパトリートメントが特長の一つ。
ヨーロッパでは古くから親しまれてきた「オイル美容」ですが、日本でも椿オイルが何百年もヘアケアに使用されてきた歴史があります。
日本由来の成分で一般の方だけでなく、プロのエステティシャンも納得させる「オイル美容」を広めたい。これが開発のきっかけになりました。
「高品質」は当たり前、さらに「サステナブル」な要素も満たしたい
日本由来の成分にこだわると、素材探しに悩むことに。オイルの種類、機能性、安全性、品質…。「高品質」だけでは美容賢者である弊社の上層部を納得させることは難しいでしょう。さらに弊社としては「サステナブル」な要素も必要でした。
全国のオイル産地を調べ、サンプルを試すことを繰り返し、たどり着いたのが「茶の実」です。
耕作放棄地だから収穫できる希少な「茶の実」との出会い
「茶の実」を初めて知る方も多いと思います。
丁寧に手入れされている茶畑では、茶葉を収穫するために管理がなされているため、花は咲きにくく実にもなりにくいのです。
耕作放棄された茶畑では、お茶の木が本来の姿に戻り、花が咲き、実がなります。
しかしながら、オイルとして圧搾できる状態になるまでに1年以上かかる上、たった1滴のオイルをつくるのに必要な茶の実は「2粒」。本当にごくわずかです。
耕作放棄地から収穫した実なので、当然「無農薬」。開発する上で無農薬原料である事は必須でした。
植物で唯一コエンザイムQ10*¹を含む「茶の実」
薬事担当として原料の成分を確認したところ、「茶の実オイル」の美容成分*²を見て、目を見張りました! 植物には珍しい天然のコエンザイムQ10*¹が含まれていたのです。
さらに、肌をすこやかに保つオレイン酸*³、リノレン酸*⁴がバランスよく含まれている点も魅力でした。
すぐにお茶の名産地を当たり、サンプルを試し始めたところ、ある静岡県の茶園さんとの出会いがあり、丁寧な作業と質の高さから採用を決めました。
一般的に茶の実オイルは固い殻に覆われた状態の実ごと圧搾していますが、弊社が仕入れている茶の実オイルは、手作業でヘタや固い殻を外し、状態のよい種子を選別してからオイルに仕立てています。茶の実からもっと多くのオイルを絞ることもできますが、絞り切ると滓などが混ざり、きれいな黄金色になりません。「まだ搾油できる、でもしない」ことで質を保てるのです。
この手間のかかる作業を丁寧に行うことで、美容成分*²をたっぷり含んだ良質なオイルになります。
そして何よりも、携わっている方の肌、手がひと際きれい…これが一番の決め手でした。
「春夏は茶の実オイルを1滴、秋冬は3滴使うだけ」と話す現地の方の肌や、茶の実の選定をする方の手がしっとりと滑らかな美肌でした。
アップサイクルな点だけでなく、茶の実を知り尽くした現地の方の肌が語る茶の実オイルのパワーをもっと多くの方に知っていただきたい。この想いで開発をスタートしました。
*1 ユビキノン(製品の抗酸化成分) *2 β-カロテン、オレイン酸、リノレン酸(すべて整肌成分)*3*4 整肌成分
茶の実オイルの高いポテンシャルをそのままを活かすか、ブレンドにするか
茶の実オイル100%だとテクスチャーが重く感じたため、開発当初は他のオイルと割って使いやすくしようと考えました。
スクワランオイルやひまわり油など割るオイルの種類を変えたり、ブレンドの割合を調整したりと試作を繰り返しましたが、ブレンドにすると香りや質感が割るオイルの方へ持っていかれてしまい、茶の実オイルの良さを活かせません。
何十回と試作を繰り返すうち、開発当初に茶の実オイルの美容成分*²を見た時の衝撃を思い出し、そのポテンシャルの高さを活かすために「茶の実オイル100%」にこだわることにしました。
テクスチャーは重いながらも肌に塗布するとスーッとなじむ。
浸透力が高いため、連続使用しても他の美容オイルのようにべたつかない。
育児に追われる主婦の方やスキンケアに不慣れな男性にも、幅広い層におすすめできる。
サンプルを手にし、数多のオイルを手にしてきた現役エステティシャンたちの「このオイルを使いたい!」という力強い後押しも大きかったです。
ブランド名「采茶~SAICHA」とは「茶摘み」のこと
私たち日本人にとって、お茶はとても身近な存在です。お茶を飲むと「懐かしさ」「安心感」が自然と伴ってきます。
茶の実オイルの持つほのかな若草の香りや、お茶の爽やかさを感じられる音の響きも気に入りました。
漢字を見るだけで日本由来の原料をイメージすることができます。
ロゴ、パッケージへのサステナブルなこだわり
ロゴ、パッケージデザインは弊社のデザイナーが担当しました。
ラベルデザインは、茶の実の原産地である静岡県の「茶葉」と「富士山」をイメージし、いつまでも豊かな自然の中で生活できる社会の実現という想いを込めました。
内容成分を守るためにグリーンの遮光ビンを採用。オイルの酸化を防ぎ、フレッシュな状態を保ちます。
自然の色であるグリーンは、「安心感」や「調和」を表す色。緊張を和らげ、穏やかな気持ちへと導きます。
環境対策として、ガラス製の容器は資源として再利用可能。ラベルにはバイオマス接着剤、化粧箱はサトウキビの残渣で作る非木材資源のバガス紙を採用し、印刷はベジタブルインクを使用しています。
原料だけでなく、資材までサステナブルであることにこだわりました。
耕作放棄された畑から茶の実を収穫し、地域の農家に貢献。また、茶の実の選定を福祉施設に依頼し就労機会を創出
耕作放棄地とは「以前耕作していた土地で、過去1年以上作物を作付け(栽培)せず、この数年の間に再び作付け(栽培)する意思のない土地」のこと※。
消費者のお茶ばなれや価格低迷に加え、高齢化や後継者不足などにより全国で増える耕作放棄地。それは日本一の産地・静岡も例外ではありません。
耕作放棄された畑から茶の実を収穫することで、農家に収入を提供できます。
茶の実の選定をしてくれているのは、障がい者支援を行う福祉施設の皆さん。継続的な就労の機会を創出します。「やりがいがあってうれしい」「商品がみえてやる気がでる」と、元気に働いてくれています。
※耕作放棄地の現状と課題,農林水産省,P3, https://www.maff.go.jp/j/study/nouti_seisaku/senmon_04/pdf/data6.pdf,2023年10月20日アクセス
「采茶~SAICHA CHフェイシャルオイル」おすすめの使い方
洗顔後、化粧水で肌を整え、オイルを2〜3滴、やさしく顔と首になじませます。肌なじみがよいので化粧水で湿った状態の方が広くいきわたります。その後乳液やクリームで保護します。
「采茶~SAICHA CHフェイシャルオイル」は、栄養が豊富なため、重めのテクスチャーです。塗布時にベタつきを感じる場合、しっかりハンドプレスして肌になじませることで、手触りはしっとりサラサラになります。時間を経ることで変化するしっとり感をお楽しみいただけます。
「采茶~SAICHA」今後の展開
「茶の実」でコスメを開発することで、日本茶産業にバリエーションを提供し、認知度アップに貢献したいと思っています。
まずは茶の実オイルの持つポテンシャルを最大限に活かせる「フェイシャルオイル」を販売しますが、今後はライン展開を予定しています。
オイルは年齢、性別を問わず、毎日のケアにお使いいただけます。
ジェンダーレスに美容意識の高い方に、時間に追われシンプルだけどしっかりとケアできる製品をお探しの方に、そして「茶の実」の持つサステナブルな背景に共感し、「采茶~SAICHA」を手に取っていただけると嬉しいです。
〈販売名〉CHフェイシャルオイル
〈容 量〉20mL (約2ヶ月分)
〈配合成分〉チャ種子油
〈価 格〉4,950円(税込)
〈原産国〉日本
〈公式サイト〉https://www.saicha.jp/
〈公式インスタグラム〉https://www.instagram.com/saicha.jp/
株式会社ピー・エス・インターナショナル 会社概要
社名:株式会社 ピー・エス・インターナショナル
本社所在地:東京都港区芝浦3-14-6 バリュー芝浦ビル 5F
代表取締役会長 & CEO:浜口 直太
代表取締役社長 & COO:北川 睦子
設立: 1988年11月28日
事業内容:
化粧品輸入、製造、卸および販売
エステティックサロン(美腸エステ®「ジニー®」)経営
技術者(エステティシャン)および販売員の教育指導ならびに講座運営
美容と健康の教育・スクール経営
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