加入者にとって複雑で不透明な保険を、可視化や解説を通じて解消する。TFPグループが手掛ける2つのサービス開発秘話。
株式会社TFPグループは、保険代理店業を営みつつ、保険関連の自社サービスも展開しています。当社が手掛ける自社サービスは、保険加入者向けのアプリ「保険マネージャー」、保険代理店や営業マン向けの「保険マネージャー for Business」、金融マガジンの「Money Force」など、多岐にわたります。
2022年12月には1億円の大型資金調達も実施。保険のDXを推し進めるべく、サービスの拡大に向けて勢いを増しています。そこで今回は、TFPグループが手掛ける、保険加入の課題解決や保険について知りたい方を手助けする各種サービス開発の裏側に迫ります。
金融商品の約3割を占める保険を「可視化」したい
ユーザーが手元で簡単に自分の加入している保険プランが確認できる「保険マネージャー」の開発は、「保険を可視化したい」という思いからスタートしました。保険募集人ですら全容の把握が難しいほど、保険は複雑で不透明な金融商品。たとえ詳しい説明を受けて加入したとしても、多くの人が知識不足を感じていたり、知識不足が故に保険加入後に他社商品との比較をしていなかったり、と多くの課題が存在しています。
そこで代表の田中は「日本の金融商品の約3割を占めるといわれる保険が、加入者にとって不透明というのはおかしい」、「保険を分かりやすく可視化し、担当者が密にサポートできるようにしたい」と考えるようになります。創業時から保険代理店業のみを営んでいた当社で、保険加入者の更なる課題を解決すべく、初の自社サービスとして「保険マネージャー」の企画がスタートしたのです。
複雑な保険を、シンプルで分かりやすく
保険加入者にとって、保険が分かりづらいという課題を解決するため、まずは保険の状況を可視化するグラフ機能、保険の知識を提供する機能を盛り込みました。他の保険関連サービスにはない強みとして、リアルタイムで保険情報を表示できるという機能にこだわっています。
さらに、家族が加入している保険の情報も分かりやすく見ることができる家族連携機能、担当者にいつでも気軽に相談が可能なコンタクト機能を後から追加。しかし、複雑な保険を分かりやすくするためのサービスであるため、たくさん機能を追加していくのではなく、今ある機能をブラッシュアップしていくことを重要視し開発を進めてきました。
「保険マネージャー」を開発する上で特に大変だったのは、情報を取得できる保険商品の数を増やすこと。CTOの孫をはじめとするメンバーの継続的な努力によって、リリースから約1年半で163商品(保険会社21社)まで増やすことができています。(2023年11月13日現在)
「保険マネージャー」がついにリリース。
企画スタートから2年、2022年2月に「保険マネージャー」のアプリをリリースすることができました。まずは、自社のお客様に使っていただくことから始めます。
お客様へ試しに使ってみてもらうと、「使いやすい」や「便利」という声が多かったため、徐々にそれ以外の方にも案内できるように。「保険に加入した直後は内容を理解していてもそのうち忘れてしまうし、形が無いものなので可視化できるのが助かる」、「こんなに解約返戻金が貯まってるんだ、と目で見て分かるのが嬉しい」といった声が多く寄せられ、好評を博しています。
全商品を網羅していないことから、お客様から「この会社の〇〇という商品を可視化できるようにしてほしい」とお問い合わせをいただくことも。需要があるからこそいただけるお声だと捉え、優先的に対応をしています。
さらに将来的には、例えば保険加入者の健康状態を把握した上で保険商品の乗り換えを提案する機能など、AIの活用も構想しています。
金融商材を正しく売っている私たちだからこそ提供できる価値を考えた。「Money Force」誕生の裏側。
また、2023年3月にTFPグループは金融知識を分かりやすく届けるメディア「Money Force」をリリースしました。
誕生のきっかけは、「金融商材を正しく売っている私たちが作っているメディア」は今後価値が上がっていくだろうという考えからです。情報を得ることが容易になった世の中で、お客様はより正しい情報を求めるようになると考えました。
まだまだサービス間の連携はできておらず、「Money Force」の記事を「保険マネージャー」で読めるようにし、相互にお客様が流入する仕組みを作るまでには至っていません。しかし、既に月間4万PVを達成し、目標に近い増加数となってきました。
「Money Force」から、保険や金融に興味のある人に「保険マネージャー」を知ってもらい、利用してもらう。「保険マネージャー」からは、保険を管理する中で気になる情報を「Money Force」で見つけてもらう。このような良い循環を生み出せるように、さらに知っていただけるようにしていきたいと考えています。
TFPグループは保険加入者にとって、より保険を分かりやすく可視化し、簡単に管理できるようなサービス運営を今後も行っていきます。
■保険マネージャーHP
https://tfp-group.co.jp/tech-service
■Money Force
https://tfp-group.co.jp/media/
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