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「推し広告」で推しの成功を自分事のように喜び、応援したい。センイル・応援広告専門サポート「センイルJAPAN」のブランドヒストリーと、人々が「推し広告」を出す理由

著者: 株式会社IW

近頃、アイドルやアーティストなどのお誕生日祝いなどの広告を街頭や地下鉄などでよく目にするようになりました。


これは元々韓国で発祥した特殊な文化でセンイル広告と呼ばれ、現在日本では推し広告や応援広告と呼ばれているものです。


弊社は2018年12月に推し広告(センイル・応援広告)に特化した広告代理事業を始めて以来、5年以上に渡り広告出稿サポートを行なってきました。


本ストーリーでは、そもそも推し広告(センイル・応援広告)とは何か。

またなぜ人々が「推し広告」を出すのかについて、弊社のブランドヒストリーと共にお伝えしたいと思います。


営利目的ではなく、ファンの応援心理で打つ「推し広告」


そもそも推し広告(センイル・応援広告)とは、推しを応援するためにファン自らが出す広告のことです。


2016年頃に行われた韓国のオーディション番組が引き金となって盛んになったこの応援文化は、韓国国内でセンイル(お誕生日)広告という名で広まってきました。

またその勢いが日本に飛び火してからは、日本では応援広告と呼ばれるようになりました。


弊社も従来センイル/応援広告という名前を使用してきましたが、推しに対して出稿する広告ですので、これからは「推し広告」として再定義し、本記事内では推し広告(センイル・応援広告)と呼びたいと思います。


この広告形態が面白い点としては、通常であれば広告は企業が営利目的で出すことが多いですが、この場合は営利目的ではなく、「この推しをとにかく有名にしたい!」とか「お誕生日に何かできることをしてあげたい」というファンの応援心理で広告を打つことにあります。


推し広告への理解が進み、K-POP系のみならず様々なジャンルに波及

広告のジャンルとして下記が挙げられます。


  • 街頭ビジョン広告
  • 地下鉄・バスなどの広告
  • LEDトラック広告
  • カフェでのカップホルダーイベント
  • SNS広告


実際に推し広告を行うファンによると、

「今までライブなど生きがいをもらってきたから、恩返しをしたい」

「とにかく応援して、もっと有名になってほしい」

という非常に愛があるお答えが多数返ってきます。


またアーティストやアイドル事務所側も本広告形態における理解を示す会社が増えており、あらかじめ広告のガイドラインなどを引くところも増えてきました。


これまでK-POP系のアイドルが中心でしたが、次第にJ-POPやYouTuber、V Tuber、ライバーなど多様な形態に波及してきています。


きっかけは韓国人スタッフからの相談で始めた、東京の街頭ビジョンでの広告成功の原体験

2018年4月に法人化した弊社は元々インバウンドプロモーション事業を行っており、韓国人スタッフが在籍していました。


ある日、その韓国人スタッフから

「友人が推しアイドルを応援するために東京の街頭ビジョンで広告を出したいと言っていますが、この会社でサポートできませんか」

と相談されました。


「え?単純に応援したいがために個人が広告を打つの?それも日本で?」


当時は私たちもセンイル広告文化を知らず、初めて聞いた時はびっくりしました。


そして、日本で広告を打ちたいが、下記の二点の問題で話が進んでいないことがわかりました。


  • 日本の媒体社はセンイル広告のことがわからず、話が伝わらない
  • 媒体社の規定により海外の会社及び個人とは取引ができない


そのスタッフや知人の想いもあり、私たちが仲介サポートをして、東京の街頭ビジョンで推し広告(センイル・応援広告)を成功させました。


「本当に困っていたので、サポートしてくださってありがとうございました!

推しへの広告で自分の想いを届けることができて感激しました。」


そんなことを言っていただき、とても嬉しくまた不思議な感情に包まれました。


その原体験を通して気がついたことは

「人を応援することは応援する側も応援された側も幸せになる」ということです。


こうして2018年の12月から、推し広告(センイル・応援広告)に特化した広告代理店として事業をスタートさせました。

しかし、その当時は大体月に1件ほどの案件のペースでした。


初めて書いた推し広告の記事が爆当たり。会社の窮地を救う一打に


転機となったのは1つの記事でした。

2020年に入り、コロナが流行し未曾有の不況状態に陥りました。

弊社の事業も大ダメージを受けてこの先どうするか考えている時のことでした。


ちょうどWEBライティングを習っていて、初めて書く記事のテーマを「センイル広告」にしました。


その初めて書いた記事がなんと爆当たり。まさにビギナーズラックです。

タイミングが良かったのか、当時流行っていたはてなブログでもランクインするなど、多くの人に見られました。


そして、それ以来問い合わせの数も急増。

会社の窮地を救う一打になりました。


■該当の記事(現在はリライトしているため当時の内容ではありません。)

https://iw-inc.jp/2020/01/09/advertisement_by_fan_korea_k-pop/


推し広告に対する理解がなく媒体社から断られる

しかしながら、当時のことを思い返してみるとかなり苦労をしました。


一番は元々日本では個人が広告を出すという文化がなかったため、媒体社から広告出稿を断られることが多かったことです。


  • 著作権はどうなってますか?
  • そもそも個人との取引は行っていないです。
  • 広告期間は最低1ヶ月からです。


など懐疑的な声を聞くこともしばしばでした。


ちなみに著作権に関しては、広告主が必ず事務所に許諾申請を行う必要があり、弊社がサポートする案件はそこを徹底しております。


しかしながら、日本と韓国では広告の文化が異なるため、当初は受け入れていただくこと自体にとても苦労しました。


K-POPの人気拡大、コロナ禍に苦しむOOH広告媒体の新しい販売手法

しかしながら、K-POPの人気はBTSを筆頭に急拡大。

次第にセンイル広告の問い合わせ、そして事例も多くなりました。


反対にコロナ禍で企業の広告出稿が軒並み少なくなりました。

屋外の広告(OOH広告)などは従来に比べてかなり減少しており、媒体社は窮地に立たされていたと思います。


そんな中、センイル広告は低迷するOOH広告の一筋の光明だったのではないかと推察されます。


次第に日本の媒体社の中でも推し広告(センイル・応援広告)に対する理解が行われ、推し広告(センイル・応援広告)専用の特別プラン(短期及び低価格)を設定する媒体社が増えてきました。


金持ちのファンあるいは大きなファンダムしかできない「お金」の壁

とはいえ、平均10万円から30万円、場所によっては100万円を超える広告費を払えるのは、お金持ちのファンの方あるいは大きなファングループ(通称:ファンダム)を運営している一部の方に限られていました。


2018年12月から2022年8月まで3年半以上も携わってきて、このままでは面白くないと感じていました。


もっと普通の個人の方でも自分がやりたい推しのセンイル・応援広告を出せる方法はないだろうか。

ずっとそのことを考えていました。


推し広告の民主化を目指し「センイルクラファン」をローンチ

そして、2022年9月、推し広告の民主化を目指して、推し広告(センイル・応援広告)に特化したクラウドファンディングプラットフォーム「センイルクラファン」をローンチしました。


■センイルクラファンについて

https://birthdayadjp.shop/pages/cloudfanding


プロジェクトは無料で立ち上げることができ、Googleドキュメントで内容を記載すれば誰でもプロジェクト公開することができ、推し広告(センイル・応援広告)のための支援金を少額から集めることができます。


このセンイルクラファンの仕組みで「誰でも自分がやりたい推し広告を実現する」ことを目指しています。


2022年9月にローンチすると、元々のお客様がいらっしゃったこともあり、多数の問い合わせがあり、早速いくつかプロジェクトが立ち上がりました。


企画者は自分がやりたい推し広告の企画と広報だけ。現在は年間100件のプロジェクトが立ち上がるほどに

中には、260万円を超えるプロジェクトなどもあり、また応援して間もない個人の方からプロジェクトを立ち上げたいというお声も多くいただけるようになりました。


■センイルクラファンに関するプレスリリース

×


弊社のセンイルクラファンは自社開発しているため、サービス手数料を業界でも最安値*(現在はキャンペーンにつき無料)で提供することができます。


*自社調べ


また配送会社とも連携して、プロジェクトの企画から広告媒体手配、リターン品の提供、収支報告レポートまで一気通貫して行えることが特徴です。


つまり、企画者は自分がやりたいと思う推し広告の企画を行い、広報するだけで良いのです。


弊社は、元々推し広告(センイル・応援広告)に特化した代理店であるため、広告に関する知識がある専門の担当者とLINEで打ち合わせしながら手軽にできることも魅力です。

2023年12月の現在は新規プロジェクトが月に10件ほど立ち上がり、1年間で約100件のプロジェクトが立ち上がりました。


事後アンケートでは95%以上のお客様から、サポートの丁寧さなどに対して喜びの声が

弊社の事後アンケートによると95%以上のお客様からは大変喜びの声をいただいており、中でも下記は多くのお客様に喜んでいただいているポイントです。


  • とにかく親切丁寧
  • LINEの対応でサポートが早い
  • センイルクラファンによって支援金募集やその後のレポートも楽になった
  • 韓国語など言語面でのサポートもしてもらえた
  • 推し広告(センイル・応援広告)に関する実績が豊富なので安心できた


今まではX(旧:Twitter)などで広告実施の呼びかけ、そしてGoogleフォームでサポーターの集計、そして個人の口座で入金管理などを行っていたため、個人情報の保護、入出金管理などの観点からトラブルが起こることもしばしばあったとのことです。


それがプロジェクトの募集及び支援金集め、個人情報管理、広告の手配、さらに集金したお金を全てプロジェクトのために使ったことを報告する収支報告書まで出してもらえることは非常にありがたいというご意見を多数いただきました。


センイルJAPANの強みのまとめ

現在2,000件以上のサポート実績がある弊社の強みをまとめると下記になるかと思います。


  • 推し広告に特化したクラウドファンディングプラットフォームの提供
  • 推し広告関係のサポートを年間500件以上、累計で2,000件以上のサポート実績
  • 街頭ビジョンや交通広告、SNS広告など多彩な広告媒体
  • 韓国・中国・アメリカなど海外の広告媒体も取り扱い可能
  • 日本語・韓国語・英語・中国語の対応可能
  • プロのクリエイターによる広告デザイン・動画制作
  • LINEでやりとりができる快適なコミュニケーション


弊社は誰でも推し広告(センイル・応援広告)を簡単にできるようにするため、今後もサービスのアップデートに取り組む所存です。


アンケート結果からわかる「推しに広告を出す」理由

さて、本題ですが、推し広告(センイル・応援広告)サポートを2,000件以上行ってきた弊社が「なぜみんなが推しに広告を出すのか」についての見解を調査しましたのでお伝えします。


今まで推し広告(センイル・応援広告)を行ったことがあるお客様117名にとったアンケートによると、下記のことがわかりました。



Q:なぜ推しの広告を出したいと思われましたか?


A:

  1. 「とにかく推しのお誕生日をお祝いしたいと思ったから」 - 85回答
  2. 「とにかく推しに有名になってほしい/応援したいから」 - 66回答
  3. 「推しに広告を見てほしいから」 - 39回答
  4. 「みんなで推しを応援してる感じが楽しいから」 - 23回答
  5. 「友達・仲間が一緒にイベントしようと言ったから」 - 12回答


これらの回答から以下のファン心理が見られると思います。


  1. お祝いの気持ちが強い: 最も多くのファンが「とにかくそのアイドルのお誕生日をお祝いしたいと思ったから」と答えています。これはファンがアイドルの個人的な大切な日を特別に祝うことで親近感を表現し、その幸福を共有したいという心理を示しています。
  2. アイドルへの支援意識: 「とにかくそのアイドルに有名になってほしい/応援したいから」という理由が多いのは、ファンがアイドルのキャリアを支援し、成功を願う気持ちが強いことを表しています。ファンはアイドルの知名度を高め、彼らの活躍を広く認知させたいと願っています。
  3. コミュニティ意識: 「みんなでそのアイドルを応援してる感じが楽しいから」という回答は、ファンが共通の興味を共有するコミュニティの一員としての一体感や連帯感を重視していることを示しています。共同で応援することによって、ファン同士のつながりや共感を深めています。


こちらはアンケート調査による定量的な調査ですが、より定性的にファン心理を分析するため、ファンダムにインタビューしました。


ファンダムのインタビューからわかる推しに広告を出す理由

今回は以下の4つのグループのファンダム運営社の方にインタビューをしました。


■NCT ユウタ ファンダムインタビュー

https://birthdayadjp.shop/blogs/k-pop/nct-yutakoyakiprince-ads


■ENHYPEN ヒスン ファンダムインタビュー

https://birthdayadjp.shop/blogs/k-pop/enhypen-heeseungfb-ads


■INI 田島将吾 ファンダムインタビュー

https://birthdayadjp.shop/blogs/k-pop/ini-tajisanpo-ads


■NCT テヨン ファンダムインタビュー

https://birthdayadjp.shop/blogs/k-pop/nct-allfortaeyong-ads


上記のインタビューからファンダムが推しを好きになるきっかけは、そのアーティストの才能やパフォーマンス、人柄に魅力を感じることから始まることがわかります。


またコロナ禍で沈んでいた時に、前向きに夢に向かってひた走る推しの存在が希望を与えてくれていたこともわかります。


広告を出す理由は、アーティストへの支援を形にし、その存在や才能をより多くの人に知ってもらうことが多く、またファン同士の結束感を高めるためや、アーティストへの感謝の気持ちを示すことも目的としているようです。


実際に今まで推しから生きがいややりがいをもらっていたファンの方々は推しへの感謝の思いを広告として表現して、そしてその広告を通じて同じ推し同士の繋がりを創りたいと思っていることが多いようですね。


「推しの科学」からわかる推し広告の心理的要素

引用:https://amzn.asia/d/1JwY0Z9

「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か

著者:久保(川合) 南海子


こちらの本は「推し」について認知科学の見地から教えてくれます。

この本からなぜ「推し活」が流行るのかということを抜粋すると、2つの脳内システムがその理由であることを記しています。

①他者の喜びは自分の喜び!「代理報酬」システム

一つは脳内の報酬系のシステムです。

報酬系とは、脳における快感に関連した領域で、心地良い刺激や行動があると活性化されます。


報酬系には様々な領域が関連していますが、他者が何らかの報酬を受け取るのを観察したときに、自分が快感情を得られる「代理報酬」と呼ばれるものがあります。

つまり「他人の喜びは私の喜びになる」働きをする脳システムです。


「自分が応援している人が成功すると何だか自分ごとのように嬉しくなる!」


そんな経験を誰しもが経験したことがあるのではないかと思います。

事実、アンケートやファンダムのインタビューの内容を見ても、同じような現象が起こっているといえます。

②応援することで自分事になるミラーニューロン

例えば全く興味がないアーティストでも友達の誘いでコンサートに行って、他のファンたちと同じようにペンライトを振って応援したとしましょう。

そうすると、みるみるうちにそのアーティストのファンになるという経験があるはずです。


同じことがスポーツ観戦などにも言えるかと思いますが、なぜか応援すると一体感が生まれ、最初は興味がなかったにも関わらず次第にはまっていくのです。


脳には、自分が運動するときだけではなく、他者が運動をしているのをみただけでも同じように活動する神経細胞があります。

それは、まるで他者の行動を映した鏡のような働きをすることから「ミラーニューロン」と呼ばれます。

このミラーニューロン細胞のおかげで、他者の動きが自分の動きに同期されるというのです。


つまり、「推しを応援する」という他者の行動が自分の行動と脳内で同期され、そして同じ応援行動を行うことで生まれる一体感が生まれるということなのです。


これら2つの脳内システムから、「なぜ人が推しに広告」を出すのかがわかるかと思います。

私たち人類は社会的動物であり、どこかで繋がりを求めています。

なぜなら「繋がり」こそが人類が生き残っている最大の理由とも言えるからです。


人が推しに広告を行うことで、推しの成功を自分事のように喜ぶことができる。

またその広告を同じ推しを持つもの同士で行うことで団結力を深めることができる。


推しへの広告は、僕ら人類が生み出した新しい「繋がり」の形であると思います。

弊社は「推しで繋がる、推しと繋がる」のビジョンのもと、誰もがやりたい推し広告ができるように尽力いたします。


センイルJAPANの情報

VISION : 推しで繋がる、推しと繋がる

MISSION : 推し活サポートで人類を救う

VALUE : 推し活を推す

CONCEPT : 誰でも簡単に推し広告


■公式HP

https://birthdayadjp.shop/


■LINE

https://lin.ee/atMW2tZ


■インスタ

https://www.instagram.com/birthday.ad.jp/


■X(旧Twitter)

https://twitter.com/birthday_ad_jp


■TIKTOK

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■YouTube

https://www.youtube.com/@japan2534/featured




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