新しい生活様式の中で進めるフレイル予防事業～健康寿命延伸。いつまでも生きがいを持って暮らせる社会の実現を目指して～

日本は、超高齢化社会を向けて、高齢者の医療介護の取り組み方も変わってくることが想定されています。高齢者を社会としてどう支えていくかという観点から、高齢者自身にいかに健康で生き生きと暮らしていっていただくかという社会変革が求められています。その取り組みをサポートするために、日本全国の各自治体は、地域包括ケアシステムを構築し、地域に集いの場を作ってきました。

そんな中で起こった新型コロナウイルスの感染拡大。様々な業界が大きなダメージを負い、変革を求められています。その１つに高齢者のフレイル問題があります。感染予防のための活動自粛（動かないこと＝生活不活発な）状態は、フレイルの進行を早めると警鐘が鳴らされています。日本老年医学会は、2020年3月に「「新型コロナウイルス感染症」高齢者として気をつけたいポイント」として、注意喚起を促しています。

自治体向けフレイル早期発見システム「ASTERⅡ」の出番です。

Q　どうやってフレイルかどうかの判定をするのですか。

長年、高齢者の介護予防の現場で使われてきた基本チェックリストをICT化。25問の質問に回答していただくことで、フレイルかどうかの総合判定を瞬時に行います。総合判定とともに「運動」「栄養」等基本チェックリストがもっているカテゴリーごとの判定も行います。高齢者の方は、フレイルかどうかの判定と合わせて、ご自身のどこに課題があるのかを一目で確認ができます。

Q　使うのは、難しいのですか。

高齢者の方は、画面に表示される質問にタッチパネルで回答するだけです。新型コロナウイルス感染予防の観点から、集いの場の再開や実施を悩んでおられる自治体様は、基本チェックリストを郵送収集してください。改修後、回答情報を担当者様が簡単に入力できる画面も準備しています。システム側で判定をしますので、専門の保健師さんでなくとも、入力・判定が可能です。ご本人等による回答がおわれば、自動的にデータベース化もでき、結果は時系列で閲覧可能です。

Q　データベース化のメリットはあるのですか。

従来はデータ化自体が面倒でした。しかし、回答するだけでデータ化が可能ですので、業務が効率的になります。データを活用して、集計やグラフ化を自動でサポート。数値で現状を把握できるので、各種取り組みの成果が簡単に明確化できます。

Q　専用の機器がいるということですか。

ASTERⅡはクラウドサービスとしてのご提供です。各自治体様側ですでにタブレットやipadなどをお持ちの場合は、そちらで活用していただくことが可能です。もちろん弊社からすぐに使える状態にしたタブレットでご提供することもしております。

ご利用情報をご提供しますので、環境が整えば、多くの箇所でご活用いただけます。

Q　コロナ禍でどう進めていけばいいのでしょうか。

まずは、従来多くの自治体様が経験しておられる基本チェックリストの郵送回収です。改修した情報を簡単に入力できる画面がありますので、入力していただけば、高齢者の方々と非対面でもフレイル判定が可能です。ご必要の場合は、入力業務委託も対応可能です。

次は、過去データの活用です。各自治体様で介護予防日常生活圏域ニーズ調査を行っておられると思います。その中の基本チェックリストの回答情報を同様にASTERⅡに入れることでフレイル判定を行います。新型コロナウイルス感染予防のための外出自粛の前の情報として活用ができます。

再開され始めた集いの場や健康イベントの会場などでフレイルチェックを行うことで上記過去情報との変化をグラフ化して、高齢者にご提示することが可能です。コロナ禍でどういったことをしていけばいいのかを結果をもとに相談・説明することができます。

上記取り組みは選択するものではなく、状況によって組み合わせをして実施をすることができます。

Q　ASTERⅡの今後の展開は

ASTERⅡはジャパンレジリエンスアワード2020で最優秀賞を受賞しました。

平常時に高齢者の状況をデータベース化しておくことで、災害時に避難所で避難弱者となりうる高齢者を救うことができる。外傷などに目が行きがちな避難所で高齢者の内面的な変化が生じているかどうかをフレイルチェックによって顕在化することができる。生活不活発病の抑制が期待できると認めていただきました。

日本各地いつどこで災害が起こるかもしれません。今回の新型コロナウイルス感染もある種の災害であるととらえると、そんなときに力を発揮するのがこのASTERⅡではないでしょうか。

今は、テレビ会議システムを生かした提案やシステムデモを開始しています。簡単な情報は以下にまとめています。

https://columbusegg.co.jp/archives/578

ぜひ、下記問い合わせ先までお問い合わせください。

株式会社コロンブスについて

【会社概要】

会社名：株式会社コロンブス

所在地：鳥取県米子市西福原4丁目11-31

代表者：増田紳哉

設立：2019年9月21日

URL：https://columbusegg.co.jp

【事業内容】

1、ＩＣＴ、ＩｏＴ等を活用し、以下の製品の開発・販売、企画・立案・提案・ソフトウェア開発。

① 医療、介護・福祉に係るもの

② 健康寿命延伸に係るもの

③ 医療・介護費の削減に係るもの

2、フレイル・サルコペニア予防に係る事業並びにコンサルタント

【お客様からのお問い合わせ先】

株式会社コロンブス

TEL：0859-36-8884（月〜金/9:00～17:30（土日祝を除く）

e-mail：columbus@columbusegg.co.jp