「Spax-Auto1」感染症対策や衛生面、利便性を追求した進化系自動ドア誕生!の開発ストーリー
株式会社スパックエキスプレスは「日本一のセキュリティ機器とシステムの提案を通して、安全・安心・快適を創造し、人の生命と財産を守ることで社会に貢献します」を企業理念として掲げ、物理鍵や入退室管理システム、監視カメラなどをお客様のニーズとマッチングさせながら物理セキュリティソリューションを提供してきました。
スパックエキスプレスは「カギの特急便」として長く都内を中心に展開していました。15年程前には扉の電気錠化をすることが多くなり、いち早く知識と技術を自社内に蓄えていくことができました。現在も各セキュリティのメーカー様より電気錠の施工依頼をいただけている状況でもあります。現在では物理セキュリティの重要度が高まり、設置されていることが当たり前の時代となりました。
時代とお客様のニーズに合わせたシステム製品を...「Spaxシリーズ」
昨今の時代の変化に順応してお客様のニーズを形にしてきたものを
当社では「Spaxシリーズ」として展開してきました。
〇2015年頃のニーズ
プライバシーマークの取得をしたい企業様のセキュリティ強化
・入室制限システムを安価に導入したい → 「Spax-Alone」
・入退室管理システムを本格的に導入したい → 「Spax-Net」
〇2020年頃からのニーズ
世界的に感染症に悩まされた時代に突入
マスク、消毒、体温チェックと世界中で感染症対策と衛生面を重視
・無人受付の顔認証や体温検知機能で入室制限をしたい
→ 「Spax-AutoReception」
・駅の改札のようなゲートをつけてみたい → 「Spax-GateA」
感染症が落ち着き、ようやく以前のような日常が戻ってきました。
現在、特に力を入れていることの一つが「非接触」をキーワードとしたセキュリティシステムになります。
物理セキュリティが強化されていく反面、利便性が悪くなるのがジレンマでもありました。過去にセキュリティシステムを導入したお客様からもそういった不便さを感じるお声がありました。
セキュリティ性と感染症対策や衛生面、利便性の両立を追求した
進化系自動ドア「Spax-Auto1」の誕生
お客様から「今あるセキュリティドアに手を触れずに開けることはできないか」というニーズが多く寄せられました。全社員の知恵と各メーカー機器を組み合わせてニーズに応えてみようということから始まりました。
「今あるドアを」「手を触れずに」をテーマに設置できるものを探しました。
外から入る時は、非接触の認証装置。
内から出る時は、非接触のセンサー装置。
ドアを自動開閉アシストするオートクローザー。
これらは、各々当社の得意分野だったので、すぐに用意ができました。
ですがここから苦労しました。それは「日本の電気錠を連動させること」でした。
機器を組み合わせて、当社の扉に実際に設置してみてテストを重ねました。
技術エキスパート社員による知見が進化のカギとなりました
(少しマニアックな内容ですが...)
オートクローザーは、認証される信号を検知するとすぐにドアが開きはじめる特性があるため、電気錠解錠が間に合わないことが判明。タイマー制御で遅らせることで解決しようとしました。
ところが別の課題にあたり、最終的には確実に電気錠が解錠したことを信号検知してからの方法に変更しています。これは一例ですが、様々なテストを繰り返して何とか構成を現場の要望に応えることができるレベルまで到達しました。
いち早く提供したいという一心で取り組み、最初のお客様のもとへ取付けることできました。するとお客様も今までにない体験ができたようで喜んでいただけました。
このシステムの組み合わせを「Spax-Auto1」と名付けました。
複雑なアルゴリズムとその制御をコンパクトな形に。
各社製品の組み合わせを実現できた中で、制御盤の中の配線や接続箇所が多くり複雑化していました。ここに課題を感じ、「複数の制御盤や電子部品を1個にまとめ、接続もシンプルにしよう」とプロジェクトチームを立ち上げることになりました。
ここで当社の積み上げてきた各機器メーカー様とのつながりが活きてきました。
制御基板メーカー様の協力もあり、オリジナルカスタムしたアルゴリズム搭載の制御基板の開発をすることができました。
当社では、この基盤を「Auto1・CP」とし、単体販売も開始しています。
これからも時代の変化とお客様のニーズに合わせたものを提供していきます。
現在もお客様からのお問合せが増えており、オフィスでの導入や、マンションの駐輪場やゴミ置き場などでご導入いただいています。
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