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一人ひとりが目標を持ち、やりたいことを行動する社会の実現を目指して:個人力を上げるWill Based Learningから始まる社会変革ストーリー

著者: 株式会社WE

株式会社WE(以下、WE)は2020年創業、「対話型探求パートナー」として教育事業を中心に活動しています。「誰もが違いを認め合って生きていける社会」を目指し、まず一人ひとりが目標を持ち、やりたいことができている状態をつくるための活動です。


Will Based Learning」は、WEによるオリジナル教育プログラムで、教育事業のコンセプトや流れを形にしたもの。代表取締役の戸田裕昭が自身の経験やアイディアを基に作成した14回分の講座を基本形とし、学校教育現場や自治体職員研修、企業研修など、クライアントに合う内容や回数を調整しながら、幅広く実施させていただいております。2022年には商標登録も完了し、そのオリジナリティを強化し、さらなるアップデートを進めています。


このストーリーでは、プログラム自体が成長していく過程や裏側を、戸田の言葉とともにお伝えします。


代表取締役 戸田裕昭

開発のきっかけ


私は、前職である株式会社イトーキにて、元々大学生向けのキャリア支援や企業の研修を行うことを目的とした内部組織を立ち上げ、人材育成に携わっていました。その活動を通じて縁があり、上智大学にて講義を行う機会をいただけることになったことが、プログラム開発のきっかけです。


それまで、1-2回程度のイベントのような単発実施だった研修内容を、一つの講義にするとなると全14回のまとまったプログラムにする必要があります。受講してくれる学生にとって、価値があると感じてもらうことができ、14回を飽きることなく連続性を持たせたものとしてどのように行うか、必死に考えました。

講義を通じて覚えた違和感:対話や反応からブラッシュアップ


実際に講義をおこなってみると、自分の中で違和感をもつことが多く、「自分が納得していない内容なのに続けてよいのか?」と、葛藤が生まれました。しかし、目の前に受講生がいるので、後戻りすることはできません。講義が終わるたびに、反省点をまとめる作業を積み重ねていきました。


改善するための工夫として、14回を終えた最後の試験で、学生たちに授業を評価してもらうということを実施しました。「よかったこと、わかりにくかったこと」に加え、「どうしたらより良くなるか?」という提案も積極的に受け入れました。それらの意見を、次年度の授業や他の現場で実施するプログラムに反映する、ということを繰り返してきました。


ですから、今現在においても、そしてこれからも「完成」はないような気がしています。


対話を中心とした講義風景

社会人から聞いた“自分たちも頑張りたい!”企業と個人を繋ぐプログラムが好評を博す


こちらの講義を機に作り上げてきた「Will Based Learning」は、企業研修でも採用していただいています。なぜ、大学の講義で実施したことが、企業にも採用されたのでしょうか?


それは、この講義に参加したり話を聞いたりしてくれた、私の友人の企業人たちが、内容に非常に共感してくれたことにあります。


「最近の大学生は、こんなことを学んでいるのか!自分もがんばらないといけないな!」「大学生だけでなく、社会人こそこうした授業を受けた方がいい。うちの会社でやりたい!」といった声を寄せてくれるようになり、企業研修の場での実現に至りました。


その後、大企業の新人研修や、イノベーション事業部の研修など、様々な目的の研修で活用していただけるようになりました。


もちろん、講義の内容をそのまま企業にあてはめるわけではありません。担当の方と何度も打ち合わせを重ね、内容を企業向けのものにブラッシュアップします。


特に、「研修を受けることで、社員のなかで『やりたいことをやるぞ!』と気持ちに火がつき、会社を辞めることになる、なんていう方向になったらどうしよう‥」という声を多くいただいたので、企業研修では「自分のやりたいことだけではなく、会社として何ができるかということも真剣に考え、自分と組織を接続する」ことを柱においたプログラムにしました。


これは、大変高い評判をいただくことができました。受講生である社員の皆さんが、組織自体をどのように良くしていくかを真剣に考えたり、社員同士がプログラムを機に強いつながりを持ち組織力向上に繋がったり、という成果が見られたからです。

実践を通して見出す新たな課題:脱属人化するプログラムへ


このように、試行錯誤しながら、教育現場や企業内において実施してきたプログラムは、受講生からも高い評価を得ることができました。


◇   学生・企業人・採用担当者の声

  • 「毎回の講義で、目的とそれが自分の人生において何に繋がるのか明確にしてから始まる授業だったので、自分自身の今後のことや現在取り組んでいる学びと照らし合わせながら厚みのある学びにする意識づけが容易で、非常に意義があった。」(学生)
  • 「メンバーを知るという面で普段の会話では出てこない部分まで知ることができたので非常に良いと思います。また似たWILLを持った人同士で事業を考えるとそれぞれが自分事と紐づけられるので、チーム編成にも役立つ。自分の考えている内容によって相談先を選択することにも使えると思いました。」(企業人、事業部研修として受講)
  • 「研修によって改めて「自分と向き合う」「自分を知る」ことができたことにより、自分事として熱量の高いアウトプットができたのではと思います。」(企業研修採用担当者)


しかし、一定の成果が得られたものの、まだ課題がありました。

私自身としては、成果によって自信を持てるようになったものの、振り返れば自分の経験を基にして行っているからこそ、内容が講師の経験や言葉に依存し、属人的になりすぎてしまう場面もあったからです。


「誰にも真似できないから価値がある」という強みと、「誰にも真似できないので内容や世界観が伝わりにくい」という弱みの二つが同時発生していました。そのため、「Will Based Learningを事業として普及する」という目標は未達成となっていたのです。


「誰もが違いを認め合って生きていける社会の実現」を目指すWEとしては、このプログラムを通じて多くの方々がこの世界観を共有し、行動してもらいたい、という思いがあります。そのため、目標と現状のギャップにずっと悩み続けていました。

課題を乗り越える新たな選択肢:誰もが「なりたい自分」を目指すために


このような課題を乗り越えるための新たな展開として、「Will Based Learning」 一択の展開ではなく、自分と同じような経験をしている仲間たちと力を合わせていくことにしました。


同じような経験をしている仲間たちとは、「Will Based Learning」の目標でもある「一人ひとりが目標をもち、やりたいことを実現する」ための考え方や行動基盤を共有しやすいのです。彼らの人生やチャレンジを、「何から考えればいいかわからない」「これから行動していきたい」と思う人々に対して広く共有する場があれば、目指す社会の実現に近づくはずです。


これからの社会は、現在すさまじいスピードで進化を遂げるテクノロジーの存在を見過ごすことはできません。より効率的に、より便利に生きていける社会がさらに広がります。しかし一方で、テクノロジーによって人間の役割が置き換えられていく、ということもすでに起きています。また、メタバースといった仮想空間もさらに発展していくでしょう。


このような社会において、起きうると考えられることは、「自分は一体何者なのか?なぜ存在しているのか?」という問いが皆さんの中に芽生えてくることです。

今まで当然のようにあった仕事がなくなる。

今までとは別の空間に存在する自分が生まれる。

こうした状況において、一層「自分」について考える機会が増えることになるでしょう。


Willを実現する社会を語る

自分探しの旅を始めよう:アプローチを続けるあなたに伴走したい


WEでは、「Will Based Learning」 を通じて、「自分」について考えるきっかけを提供してまいりました。属人的だったプログラムから、今後はさらに多くの人たちがその世界観を共有していけるような展開へと向かっています。


その展開として、新しく2つの事業を立ち上げました!


まず、新しいプロダクト事業です。「自分」について考える機会を提供するカードゲームを制作しました。


(参考)プレスリリース「対話型教育研修プログラムを実施する株式会社WEがディスカッション用トランプ『虚無探究トランプ』を販売開始」


トランプの形態をとったディスカッションゲームです。もちろん、トランプとして通常のカード遊びもできます。しかし、ぜひ、各カードに書かれた「問い」に注目してください。


これは、私がこれまで考えたり、授業や研修を通してディスカッションしてきたりした、問いの結集です。「今まであまり考えたことがなかった!」「考えてみると意外と深い・・」と、今までの受講生も頭を悩まし、皆で楽しく議論してきた問いたちなので、きっと、皆さんにも「自分」について内省する時間に活用いただけるのではないかと思います。


虚無探究トランプ



もう一つは、上述したような未来を見据え、今後の探究社会の実現を目指している「仲間たちとの協働」としての新しい事業「トビラクエスト」です。


これは、「自分が何者で、何をして生きていくのか」という問いを考え、すでに実践している方々との場の創出です。実践者との間で、「知る」「相談する」「学ぶ」場となります。もし、何か悩んで行動の一歩を探していたり、自分ですでに動き始めてさらに刺激を受けたかったり、誰か仲間と共に進みたかったりするとき、ぜひいらしてください。



新規事業トビラクエスト!


数回のイベント企画から、講義や企業研修の経験を積み重ねて、ここまでくることができました。Will Based Learning ももちろん実施していくので、気軽にご相談ください。新しい事業とともに、これからも「誰もが違いを認め合って生きていける社会の実現」を目指して走っていきます!



株式会社WEについて

株式会社WEは「対話型探求パートナー」として、一人ひとりの「やりたい」を起点とした伴走型教育事業・地域活性化事業を中心に取り組んでいます。


2020年4月設立以降、様々な自治体や企業、そして教育機関と共に、一人ひとりが自身に向き合い行動することの社会的な価値を創出してきました。


私たちの事業を通じて、誰もが「やりたいこと・人生で成し遂げたいこと(=WILL)」を見出し、その実現を目指して活動していくことが、地域や社会をより良くすることに繋がると考えています。


【株式会社WE】

設 立 年:2020年4月

本社所在地:東京都千代田区

代 表 者:戸田裕昭

連 絡 先:03-4555-9807





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