3日目に完成する日経広告|3日連続掲出の狙いと想い
株式会社PR TIMESは2024年1月24日(水)、25日(木)、26日(金)の3日間、日本経済新聞の全国版朝刊に3枚で一つのクリエイティブが完成する15段の全面広告を掲載しました。
1日目、2日目連続で縦に連なる企業名と、不自然に途中から始まる文章。3日目に至るまでクリエイティブの全容が見えないといった挑戦とも言える広告でした。
このストーリーでは、2日目に発表したプレスリリースではお伝えできなかったクリエイティブの全容とその意図や込めた想いをお伝えいたします。
成長し続ける木に描く54社の2023年グロース新規上場企業
2023年に東証グロース市場に新規上場した66社のうち、81.8%にあたる54社に2023年に「PR TIMES」をご利用いただきました。市場からも成長企業という評価を受けるこれらの企業が「PR TIMES」をご利用してくださっていることをお伝えするための、広告を日本経済新聞に掲載しました。ただ数字を伝えるだけでなく、54社全ての企業名を記載することにし、さらに印象に残していただけるような表現を目指して、3日連続で同一面(8面)に広告を掲載することにしました。
今回のクリエイティブは成長し続ける木をモチーフにしています。1日目、紙面の左下で終わる文字は、2日目、3日目と右肩上がりに伸び続けます。そして、3日目の葉の周りを照らすように淡く色付いているのは、木が向かっていく太陽の光。光に向かって成長し続ける企業の皆様を表現しました。
先端にあるのは”オレンジ”の葉。企業が成長の先に実を結んでいく。そして、人々に甘い果実を届ける。そんな未来を思い描きながらこの葉を選んでいます。幹がとても硬い木、成長が早い木、様々な候補がある中で、やはり企業の皆様が人々にもたらす価値を表現したいと決めました。
また、当社のメッセージと54社の社名は、それぞれが付かず離れず心地良い距離を保ったまま並べて置かれています。「PR TIMES」はご利用企業に恵まれて成長してきました。ご利用企業に恵まれたからこそメディアの方に興味を持って「PR TIMES」を利用いただけていますし、一般の生活者の方にも関心を持たれやすいプレスリリースを出してくださるから、「PR TIMES」のページビュー数は約9000万PVまで伸びてきました。これからもPR TIMES自身が成長を続けることで、これから期待されるご利用企業の皆様の成長に伴走していきたいという思いを表現しています。
(※)2023年に東証グロース市場に新規上場した66社(テクニカル上場は除く)のうち、2023年に「PR TIMES」をご利用いただいた54社を対象としています。
PRが事業成長に寄与できる、と信じて
「PR TIMES」は、2015年より設立間もない企業が一定条件でプレスリリースを無料で発信いただける「スタートアップチャレンジ」というプログラムを続けています。また、国内の有力ベンチャーキャピタル、つくば市や福岡市、仙台市といったスタートアップ支援に力を入れる自治体らと連携するなど、スタートアップの情報発信の場として活用いただいてきました。
こうしたスタートアップはプログラムが終了した後も、彼ら自身の成長とともに「PR TIMES」を利用し続けてくださっています。そしてそれは、2015年以降の「PR TIMES」成長の原動力にもなったと考えています。
2023年、東証グロース市場に新規上場した66社の内、81.8%にあたる54社が「PR TIMES」をご利用いただいています(*)。
PRが事業成長に寄与できる。事業成長の一つの証でもある上場を果たした54社のご利用企業の皆様の社名とともに当社の想いを添えることで、同じように感じていただける方が一人でも増えるきっかけになればと思っています。
3日連続の広告出稿、いつ発表するべきか
最後に、今回の3日連続となる広告出稿における情報発信についてもさまざまなパターンを想定しながら、今回の発表形式に行き着きました。
発表タイミングはいくつかありました。それぞれのタイミングに発表することのメリット、デメリット。結果的に、2日目にプレスリリース発表、3日目に本ストーリーを発信することにした理由とその狙いをまとめます。
1日目|
メリットはわかりやすく、広告が世にオープンになったと同時に情報発信できる即時性です。しかし、初日に広告の全容を出してしまうのか、あるいは1日目のクリエイティブだけでとりあえずの情報開示としてしまうのか、その内容に悩みました。
3日目|
こちらもメリットはわかりやすく、広告の全容がオープンになっているので、その意図を含めて詳細にお伝えすることができます。プレスリリースを見ていただいた方が、不足なく本取り組みについて全て知っていただけることは、網羅性という点で大きなメリットです。ただ、1日目、2日目に何も伝えずにいることで、ちょっと変わった広告とだけ思われて、せっかくの連続性のある広告への興味が薄れて行ってしまうのではと考えました。
2日目|
結果的に2日目に発表を行うことにしたのですが、その一番の理由は、発表を通じて知ってもらった方に3日目の掲載をワクワクして待ってもらえるのではと考えたことです。
1日目に「なんだこれ」と思った方が、2日目に「昨日もあったような…」と気になり始めていただいたところに、興味を引き寄せられるような発表にできないかと考えました。そのため発表時点では、2日目までの内容をお見せしつつ、あくまでもその全容は「3日目に全てわかります」と興味を引き伸ばすように締めました。
クリエイティブの意図や想いをこのストーリーに載せることで、本施策で伝えたいことを網羅的にオープンにするとともに、実際の広告紙面、プレスリリース、そしてこのストーリーといずれか一つでもご覧いただいた方に楽しんでいただけるように設計しました。さらに、それぞれのコンテンツを行き来していただくと、本施策をより深く知っていただけると思います。
広告施策をPRの大枠で捉え、より多くの方に意義とともに知っていただくためには発表タイミング一つ取ってもできることがあるのではないか、上記のパターンを考えて今回の発表形式に決めました。
PRは事業成長に寄与できる。私たちはそう信じています。ご自身の経験を通じて、同じように感じてくださる方がいらっしゃるのではないでしょうか。PRの効果を多くの方が実感できる世の中を目指して、私たち自身の事業成長を目指してまいります。
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